松本哲也作・演出による会話劇の空気感を言葉以上に表現
Travis Japan川島如恵留主演、若者の焦燥と停滞感が溶け合った『惰性クラブ』キービジュアル解禁
2026.05.09 08:00
2026.05.09 08:00
6月から7月にかけて東京グローブ座・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演される川島如恵留主演、松本哲也による新作舞台『惰性クラブ』のキービジュアルが解禁された。
本作が描くのは、「なんとなく続いている関係」と「理由はないけれど集まってしまう場所」。夢を語るでもなく、かといって諦めきることもできない若者たちによる濃密な会話劇が、静かな日常に小さな揺らぎを与えていく。
作・演出を務める松本哲也は、宮崎弁による濃密な会話劇で注目を集めてきた劇団「小松台東」の主宰。地方に生きる人々のやるせなさや葛藤を描く作風で評価を集め、近年は舞台のみならず、映画やテレビドラマの脚本などへと活動の幅を広げている。そんな松本と初タッグを組む主演・川島如恵留は、世界を舞台に活躍するTravis Japanのメンバー。本作では一度は夢を抱いて東京へ出るも、志半ばで挫折し地元へと戻ってきた青年・山崎直哉を演じ、等身大の葛藤を抱えた複雑な役どころを繊細に体現する。
共演には、何もしないための場所である“惰性クラブ”の拠点となる倉庫の持ち主・内野順平役の広田亮平、留年により直哉らと同級生になった黒川和希役の富田健太郎、転校生の小林梨奈役の金澤美穂、東京で就職した仲間・坂元雄太役の見津賢、その恋⼈の江間汐⾳役の瑞生桜子らが集結。さらに地主の仲村進役の佐藤達、直哉の父・山崎紀男役の中村まこと、高校のOB・菅原貴役の村田秀亮、町内会長の町田元子役の那須佐代子といった経験豊かなベテラン勢が脇を固める。

解禁されたキービジュアルは、主演の川島を中心に作品世界を象徴する空気感が切り取られたもの。誰もが一度は経験するような言葉にならない焦燥とどこか心地よい停滞感が静かに溶け合っており、本作が特別な誰かの物語ではなく「私たち自身の物語」であることを言葉以上に問いかけるビジュアルとなっている。
