2人と深く関わる新キャストに奥野瑛太、赤堀雅秋
北村匠海×宮沢りえの親子が愛憎に揺れる『しびれ』特報解禁、セリフ0で“20年間の断片”を映す
2026.05.03 08:00
©2025「しびれ」製作委員会
2026.05.03 08:00
北村匠海が主演を務め、9月25日(金)より公開される内山拓也監督の自伝的映画『しびれ』から本ポスタービジュアル、特報映像、新場面写真、追加キャストが一挙解禁された。
本作は冬の新潟を舞台に、自分の居場所を探す孤独な少年が大きな愛を知るまでの20年間を描いた物語。新藤兼人賞をはじめ新人賞を席巻した『佐々木、イン、マイマイン』(2020年)、続く『若き見知らぬ者たち』(2024)とこれまで“現実に抗いながらも何かを掴もうとする若者の青春”を描いてきた内山監督が、故郷を舞台に構想十余年をかけ書き上げたオリジナル作品となる。
昨年11月に開催された第26回東京フィルメックスでは、マティアス・ピニェイロ監督ら審査員から「静寂と変化、柔らかさと硬さが内包され、バランス感覚に満ちた映画である」と評価を受け、審査員特別賞を受賞。さらに今年2月に開催されたベルリン国際映画祭では、ディレクターのマイケル・シュトゥッツから「観る者の心に長く余韻を残す作品」と高く評価された。
主人公は日本海沿いの町に暮らす少年・大地で、幼少期に暴君のような父の影響を受け言葉を発さない彼は母の亜樹と暮らしているが、夜の仕事で生計を立てざるを得ない亜樹はほとんど家に帰らず、生活は苦しかった。大地は亜樹と共に叔母の家に身を寄せるようになるが、貧困と孤独、そして母への複雑な感情に苛まれ次第に内気になっていく。やがて大地は父の行方を求めて生家を訪ねることを決意するが、これを境に彼の運命は大きく揺らぐことになる。

キャストでは北村匠海が青年期の大地を演じ、父への怒りや母に対する愛と憎しみといった相反する感情に揺れる心の内を体現。また、母・亜樹役を宮沢りえが演じ、無邪気ながら細部に息子への慈愛が滲む母親を全身全霊で表現する。そして父・大原役を永瀬正敏が演じ、暴君のような姿から一転、悲哀に満ちた余生を送る男を円熟味たっぷりに魅せていく。その他のキャストでは赤間麻里子のほか、少年期の大地役に榎本司、加藤庵次、穐本陽月の3名。それぞれが無垢で力強いまなざしで心の奥底に渦巻く寂しさや愛情、生きる力を表現し物語全体を牽引していく。さらに、奥野瑛太が亜樹の恋人役、赤堀雅秋が大地と亜樹の暮らしに関わる建設会社の社長役で出演することが決定した。
解禁された特報は、車を走らせる大地(北村匠海)を捉えた映像から始まる。続いて映るのは鏡台の前に座り、ビール片手に夜の仕事へと出かける準備をする母・亜樹(宮沢りえ)の横顔と、その準備を手伝う大地の姿。さらには波が荒れ狂う日本海、生き延びるためにあてどなく歩いた景色、そして母と二人きりで過ごせた僅かな時間など、一切セリフが発せられない中で大地の20年間の断片が映し出されていく。
併せて解禁されたのは、大地と亜樹が寄り添い刹那的な幸福を噛み締めている瞬間が切り取られた本ポスタービジュアル。アートディレクションを務めたのはグラフィックデザイナー、アートディレクターとして活躍する上⻄祐理で、写真は写真家・トヤマタクロウによって撮影された。
映画『しびれ』場面写真 ©2025「しびれ」製作委員会
