子供の頃から映画館で数々の映画に触れ、生き様にも、芸風にも反映させてきた関根勤。
そんな彼が人に紹介したい作品には一定のルールがあるという。それは“マニアック”であること。
本連載では、普通に生活をしていたらなかなか出会うことのない、でも実は魅力的な映画を、関根自身が毎回いち作品選んで語り尽くします。
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何度観ても飽きない!ブラッド・ピット主演の傑作コメディアクション『ブレット・トレイン』
第20回 2024.05.04 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画を語る連載『関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!』。第20回は2022年に日本で劇場公開されたデヴィッド・リーチ監督作『ブレット・トレイン』。 殺し屋の男が自分の幼い息子に怪我を負わせた犯人と接触するために乗り込んだ、東京発、京都行きの夜行新幹線。そこにはロシアマフィアの大物ヤクザの息子と、その護衛にあたる2人組の殺し屋も乗っていた。そして、主人公である不運な運び屋もとあるスーツケースを盗む任務で乗車する。あらゆる登場人物の企みが交差し、カオスな殺し合いが新幹線という密室で始まるのだった。 ブラッド・ピット主演、伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』を原作<a href="https://bezzy.jp/2024/05/44201/">…
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これぞエンタメ!『RRR』監督の傑作『マガディーラ 勇者転生』にみるインド映画特有の魅力
第19回 2024.03.24 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画を語る連載『関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!』。第19回は2018年に日本で劇場公開されたS・S・ラージャマウリ監督の『マガディーラ 勇者転生』。 1609年、国王の娘と愛し合っていた伝説的な戦士が、軍司令官の陰謀によって無念の死を遂げてしまう。それから400年後のインドで、バイクレーサーのハルシャはあるきっかけで自身の前世がその戦士であることを思い出し、姫の生まれ変わりであるインドゥとも再開する。しかし、彼らの仲を引き裂いた軍司令官もインドゥの従兄弟ラグヴィールとして転生していた。 『RRR』や『バーフバリ』シリーズでお馴染みのラージャ<a href="https://bezzy.jp/2024/03/42220/">…
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人間の記憶は曖昧で脆い、リーアム・ニーソンが“遅咲き”ならではの魅力を放つ『アンノウン』
第18回 2024.01.21 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画を語る連載『関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!』。第18回は2011年に日本公開されたジャウム・コレット=セラ監督、リアーム・ニーソン主演映画の『アンノウン』。 アメリカの植物学者であるハリス博士(リーアム・ニーソン)は、国際学会に出席するために妻と共にベルリンを訪れる。しかしホテルに辿り着くと、運ばれている荷物が少ないことに気づきタクシーに乗って一人空港まで戻ろうとする途中、交通事故にあって昏睡状態になってしまった。4日後、意識が戻ると身分証がない上に事故によって記憶が混濁している博士。しかし、妻との予定を思い出してホテルに向かうと彼女は自分のこと<a href="https://bezzy.jp/2024/01/39359/">…
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下心丸出しで失敗した『クレオパトラ』から学んでいった“デート映画”のすすめ
第17回 2023.12.10 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画を語る連載『関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!』。第17回は1970年に日本公開された手塚治虫の『クレオパトラ』を中心に“デート映画”について考える。 最初のデートでの映画チョイス、失敗しがち。いろんな人が経験してきたことだが、例に漏れず映画デートの苦い思い出がある関根勤が、その失敗談を含め、結局のところどんな映画が向いているのか語る。 第17回 “デート映画”を考える 僕が高校2年生の時に同じクラスでちょっと好きだった女の子を電話でデートに誘ったの。手塚治虫さんが監督したアニメ映画の『クレオパトラ』を観ようと思って。予告編を観て、ちょっとセクシーな<a href="https://bezzy.jp/2023/12/37283/">…
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もし自分だったらと考えるだけで怖い、エンディングのハードさが随一の『オールド・ボーイ』
第16回 2023.09.18 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画を語る連載『関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!』。第16回は2003年に日本公開された『オールド・ボーイ』。 主人公のオ・デスは、何の変哲もない男だった。強いて言えば酒癖が悪く、口の軽い男ではあるがそんな彼がある日突然誘拐される。そして何の理由も聞かされずに監禁されて15年、何の前触れもなく解放された。自分が誘拐・監禁された意味がわからない彼は、その理由を解き明かすために情報を集め出す。しかし、すべての謎が明かされた時、それは彼の想像を絶するものだった──。鬱映画としても名高く、パク・チャヌク監督が世界的に評価され有名になったきっかけの作品。そんな本<a href="https://bezzy.jp/2023/09/32707/">…
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仕事に疲れた女性に観てほしい、父親として身も引き締まる『コロンビアーナ』
第15回 2023.09.03 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画を語る連載『関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!』。第15回は2011年に日本公開された『コロンビアーナ』。 幼少期、目の前で両親をマフィアに殺された少女カトレアは迫り来る追手の手から死に物狂いで逃れ、故郷・コロンビアからアメリカに住む叔父の家に身を潜む。すぐに殺し屋になりたがった彼女を戒める叔父だったが、15年の歳月を経て美しく成長したカトレアは復讐を誓った残忍な殺し屋になっていた。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズをはじめとしたマーベル映画のガモーラ役、さらに『アバター』シリーズのネイティリ役でも知られるゾーイ・サルダナが“素顔”で主演<a href="https://bezzy.jp/2023/09/31786/">…
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実話に基づくストーリーとマ・ドンソクの迫力に痺れる『犯罪都市』
第14回 2023.06.25 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画を語る連載『関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!』。第14回は2018年に日本公開された『犯罪都市』。 中国マフィアのボスが手下を連れて、借金の回収を目的にソウルにやってきた。あまりの暴力的な彼らのやり方によってソウル市内の暴力団組織との抗争も激化。そんな中、ソウルのチャイナタウンを管轄とする刑事が、地域の平和を守るために一斉検挙を計画する。マーベル映画にも出演したことで世界的に人気が高い俳優、マ・ドンソクを主演に迎えたシリーズ第1作目となっている本作の魅力を関根勤が語る。 第14回『犯罪都市』 今回『犯罪都市』を紹介するのは、前回の『蘇える金狼』松田<a href="https://bezzy.jp/2023/06/27763/">…
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松田優作の凄まじさを見る、今の映画が物足りない人におすすめしたい『蘇える金狼』
第13回 2023.05.28 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画を語る連載『関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!』。第13回は1979年に公開された『蘇える金狼』。 1億円強奪殺人事件の犯人・朝倉哲也の表の顔は、一般サラリーマンだった。大企業の経理部に所属し、夜間大学卒・補欠入社のうだつのあがらない社員を装っているが、実は銃の扱いに長け、ボクシングジムで鍛練を重ねる裏の顔を持っている。そしてひそかに資本金15億円を擁する自社・東和油脂の乗っ取りを企てていた。監督を務める村川透は1978年から主演の松田優作とタッグを組み、様々な作品を手掛けてきた──。その中でも特におすすめの一作と唸る関根勤が、本作の魅力を語る。 第<a href="https://bezzy.jp/2023/05/26238/">…
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今まで観たことのない本当の恐怖が味わえた『ボーダーライン』
第12回 2023.04.09 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画を語る連載『関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!』。第12回目は2015年に公開された映画『ボーダーライン』。 FBI捜査官のケイトは、とある誘拐事件を担当していた。その事件の過程で部下を失った彼女は、その主犯格である麻薬カルテルの親玉を追う捜査に上司の推薦で参加することに。しかし、彼女を含めチームを率いる国防総省のマットは秘密主義で、行動を共にする謎の男・アレハンドロの存在も気になっていたケイト。事件の真相に近づけば近づくほど、彼女は後戻りできなくなるのであった。『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督ガ手がけた本作は大きな話題を呼び、2018年に続<a href="https://bezzy.jp/2023/04/23222/">…
#エミリー・ブラント#ジョシュ・ブローリン#ベネチオ・デル・トロ#関根勤#関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!
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日本で洋画コメディがヒットしない理由を考えさせられる『ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ』
第11回 2023.03.12 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画を語る連載『関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!』。第11回目は1989年に公開された映画『ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ』。 お金持ちの夫人相手に詐欺を働く英国紳士のベテラン詐欺師ローレンス(マイケル・ケイン)。いつものように詐欺を働き、列車で帰路に帰ろうとするとそこに現れたのは若手のアメリカ人詐欺師フレディ(スティーヴ・マーティン)だった。自身の詐欺の縄張りである南仏の避暑地に彼も向かうことを知ると「2人も詐欺師はいらない」ということで、ローレンスはアメリカ人女性をターゲットに、どちらが先に早く5万ドルを巻き上げるか勝負を持ちかけるのであった<a href="https://bezzy.jp/2023/03/21213/">…
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天才ジム・キャリーがとにかく羨ましくなる『マスク』
第10回 2023.02.05 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画を語る連載『関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!』。第10回目は1994年に公開された映画『マスク』(日本公開は1995年)。 冴えない銀行員のスタンリー・イプキスは、いつも空回りしてしまうお人好し。そんな彼はある日窓口にやってきた美女ティナに惚れるも、彼女の前で醜態を晒してしまう。しかし、ひょんなことから拾った木製の仮面を顔につけた途端、破天荒な魔人マスクに変身してしまった。本来の自分とは正反対の性格や強さになった彼は、再びティナにアプローチを試みるが、ギャングに目をつけられてしまう。 昨年『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS <a href="https://bezzy.jp/2023/02/18662/">…
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なぜ、加山雄三が“若大将”と称されたかがわかる『エレキの若大将』
第9回 2023.01.09 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画な語る連載「関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!」。第9回目は1965年に公開された映画『エレキの若大将』。 主人公の“若大将”こと田沼雄一(加山雄三)は、京南大学のアメリカンラグビー部次期キャプテンに任命され、自宅のすき焼き店「田能久」で宴会を開いた。しかし、その帰りに酔った“青大将”こと石山新次郎(田中邦衛)が飲酒運転で事故を起こしてしまう。事故の被害者は、楽器屋に勤める星山澄子(星由里子)。雄一は石山の罪を被るが、事故の賠償金をどうするか途方に暮れてしまう。 昭和を彩った「若大将シリーズ」の第6作目であり、岩内克己が監督を務める本作。加山自身が作<a href="https://bezzy.jp/2023/01/16596/">…
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自分もこういう男になりたい!永遠の憧れ『イコライザー』
第8回 2022.12.04 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画な語る連載「関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!」。第8回目は2014年に公開された映画『イコライザー』。 ボストンに住むロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)は、ホームセンターで働くごく普通の中年男性。職場では誰からも慕われるし、深夜に行きつけのダイナーで読書をするのが趣味な静かな男だ。そんな彼は、ダイナーの常連でもある少女娼婦のテリー(クロエ・グレース・モレッツ)と会話をしていくうちに、友情が芽生えていった。しかし、ある日客に暴力を受けたテリーは反撃してしまい、元締めのマフィアに激しい暴行を加えられてICU送りにされてしまった。見るにも耐えな<a href="https://bezzy.jp/2022/12/14707/">…
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ジェイソン・ステイサムという俳優に酔いしれる『トランスポーター』
第7回 2022.11.13 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画な語る連載「関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!」。第7回目は2002年に公開された映画『トランスポーター』。 主人公のフランク・マーティンは退役軍人の運び屋。高額な報酬をもらえるのであれば、仕事をする相手は選ばない。どんな品物も時間厳守で目的地に運ぶ彼が絶対守るルールは「契約厳守」「依頼者の名前は聞かない」「依頼品を開けない」の3つだった。しかし、ある日彼はふとした瞬間にこのルールのひとつを破ってしまい……。 監督はルイ・リテリエが務め、あの『TAXi』シリーズを手掛けたリュック・ベッソンが脚本・製作を担当した本作。南仏を舞台に繰り広げられるカーアク<a href="https://bezzy.jp/2022/11/13152/">…
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タランティーノに謝りたくなった『イングロリアス・バスターズ』
第6回 2022.10.16 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画な語る連載「関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!」。第6回目は2009年に公開された映画『イングロリアス・バスターズ』。 1944年の第二次世界大戦中、ドイツ軍占領下のフランスが舞台となる本作。「ユダヤ・ハンター」の異名で知られるナチス親衛隊のランダ大佐によって、家族を殺され命がけで逃げた少女ショシャナ。大人になった彼女は、思わぬ偶然でランダ大佐と再会することに。一方、同じフランスにはユダヤ系アメリカ人8名からなる秘密特殊部隊はドイツ軍兵士を見つけ出し、血祭りに上げていた。「バスターズ」の異名で知られる彼らの目標は、もちろんアドルフ・ヒトラー。そこにイ<a href="https://bezzy.jp/2022/10/10906/">…
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現代社会に通じるテーマの不朽の傑作『切腹』
第5回 2022.09.18 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画な語る連載「関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!」。第5回目は1962年に公開された映画『切腹』。舞台は1630年。幕閣の中枢として活躍を認められていた井伊家の江戸屋敷門前に、老いた浪人(仲代達矢)が突然訪ねてくる。生活苦の末、生き恥を晒していくのも何なので、武士らしく切腹して死のうと思うから、その場所にお宅の庭先を貸してくれ、という要件だった。これを聞いて不審に思った家老の斎藤勘解由(三國連太郎)は彼を家にあげ、つい先日全く同じことを訪ねてきて切腹をした若い浪人の話を聞かせる……。滝口康彦の小説『異聞浪人記』(1958年)を原作に、小林正樹監督が撮っ<a href="https://bezzy.jp/2022/09/8846/">…
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千葉真一から聞いた面白エピソードと共に振り返る『激突!殺人拳』
第4回 2022.08.26 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画な語る連載「関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!」。第4回目は1974年に公開された映画『激突!殺人拳』。 千葉真一演じる剣琢磨は、金を貰えば何でもやる男。非合法なビジネスを生業とする中である日、殺人犯・志堅原楯城の脱獄を請け負うことに。しかし、脱獄させたものの依頼主である志堅原の弟と妹が依頼金を払えないと知ると怒り、弟は乱闘の末に死亡、妹は剣によって裏社会に売り飛ばされ、香港のマフィアのもとで薬漬けになるという悪極非道っぷり。そんな剣に、マフィアが狙う石油社長令嬢の誘拐計画、志堅原楯城の恨みなどあらゆる思惑が絡んでくるアクション映画。 千葉が海外で「<a href="https://bezzy.jp/2022/08/7063/">…
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悪者を“軽く”演じるファン・ジョンミンの魅力が爆発『アシュラ』
第3回 2022.08.12 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画な語る連載「関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!」。第3回目は2017年に公開された韓国映画『アシュラ』について語ります。 主人公の刑事、ハン・ドギョン(チョン・ウソン)は末期癌の妻の医療費のため、街の市長として利権を貪るパク・ソンべ(ファン・ジョンミン)が犯した犯罪の後始末をさせられていた。しかし、検事のキム・チャイン(クァク・ドウォン)と検察捜査官のド・チャンハク(チョン・マンシク)はそんな市長の悪事を暴き、検挙しようとドギョンに捜査協力を求める。悪い奴と悪い奴の板挟みになるドギョン。ラストに向けて悪が悪を食う壮絶な応酬が繰り広げられることに……。<a href="https://bezzy.jp/2022/08/5716/">…
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謎の高校生のおかげで100点になった映画『片腕ドラゴン』
第2回 2022.07.29 12:00
関根勤が偏愛するマニアックな映画な語る連載「関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!」。第2回目は2022年4月5日にこの世を去った台湾の俳優であり監督のジミー・ウォングが主演・脚本・監督を務めた『片腕ドラゴン』について語ります。 カンフーの修行をする門下生、チェンロンがある日対抗流派の門下生に絡まれたことをきっかけに、二つの道場の間で全面戦争が始まる。敵の道場主であるチャオはチェンロンと彼のマスター、ハンを亡き者にしようとアジア各国から凄腕の格闘家を集めた。その圧倒的な戦力で殴り込み、多くの弟子が殺されチェンロンも腕をもがれて、瀕死に。しかし、そこから片腕になった彼の復讐が始まる! 荒<a href="https://bezzy.jp/2022/07/4603/">…
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ロイド・カウフマン監督と『悪魔の毒々モンスター』の思い出
第1回 2022.07.08 12:00
関根勤がマニアックな部類にあたるお気に入り作品を紹介する連載『関根勤のマニアック映画でモヤモヤをぶっ飛ばせ!』。記念すべき第1回目は、本人も続編に出演したという思い入れの強い1作、ロイド・カウフマン×マイケル・ハーツ監督の『悪魔の毒々モンスター』だ。1984年に公開されて以来カルト的な人気を誇る本作は、いじめられっ子のひ弱な主人公メルヴィンが、ある事をきっかけに超人的な力を持つ毒々モンスター(通称トキシー)となり、街に蔓延る悪を一掃していくという物語。トロマ・エンターテイメントにおける最大のヒット作であり、その後も続編が作られただけでなくミュージカルや子供向けのテレビシリーズ、さらにはマーベル<a href="https://bezzy.jp/2022/07/2722/">…
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映画を語るにあたって
2022.07.04 00:00
子供の頃から映画が好きだったという、関根勤。彼が幼少期から映画館に通い詰め、観てきた膨大な作品の中でマニアックな部類にあたるお気に入り作品を紹介する連載がスタート。第1回はそのイントロダクションとして、自身と映画との出会いから、マニアック作品の魅力、批評のスタンスを語ってもらった。 映画との出会い 僕が生まれた昭和28年って、テレビ放送が始まった年なんですよ。当時はテレビが高級品で、6歳くらいの時にうちも買って『ALWAYS 三丁目の夕日』みたいに皆で見ていた。その前の一番の娯楽が、映画でした。当時は二番館、三番館とあって映画がどんどん観やすくなって、安い値段で3本立てでね。うちのお袋が萬屋錦<a href="https://bezzy.jp/2022/07/1805/">…