堀田真由、倉田瑛茉、滝藤賢一、原田美枝子ら出演も明らかに
坂口健太郎主演×中野量太監督・脚本『私はあなたを知らない、』特報解禁、8月28日劇場公開へ
2026.04.30 06:00
©IDKYPs./Pyramide Productions
2026.04.30 06:00
中野量太が監督、坂口健太郎が主演を務める映画『私はあなたを知らない、』の公開日が8月28日(金)に決定。先日発表となった早瀬憩に続き、出演する全キャストが解禁された。
本作で坂口が演じるのは、狂おしいまでに”家族“という幸せの形を追い求め、愛する人を殺めてしまうという重い罪を犯してしまった孤独な青年。愛とは、憎しみとは、そして人を赦すこととは何か。中野量太監督が『湯を沸かすほどの熱い愛』以来10年ぶりに完全オリジナル脚本を手がけ、日仏共同製作による感動のヒューマンサスペンスを描く。
今回新たに解禁されたキャストで、公私ともにルーティンをこなすだけの日々を送る天涯孤独の青年・西山夕平(坂口)が職場で出会い、心を寄せるシングルマザー・東浜紗月を演じるのは堀田真由。5月4日(月)に放送される大人気TVドラマシリーズ「岸辺露伴は動かない」の最新作『泉京香は黙らない』や、文学界に衝撃を与えた小川哲の傑作ミステリーを実写化した5月15日(金)公開の映画『君のクイズ』など、注目作への出演が続く堀田は、坂口とは大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(22年)、ドラマ『CODEー願いの代償』(23年)に続く3度目の共演となる。

早瀬憩演じる紗月の娘・東浜朝子の幼少期を演じるのは、ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(24年)のキュートな演技が大反響を呼び、わずか4歳にしてananのグラビアを飾った人気子役・倉田瑛茉。また、罪を犯した夕平の弁護を担当し、事件当時の様子を朝子に伝える役目を果たす弁護士・町村善一を実力派俳優・滝藤賢一が演じる。なお滝藤は中野監督の劇場長編デビュー作『チチを撮りに』(13年)にも出演しており、本作で実に13年ぶりのタッグとなる。
そして娘の交際相手としての夕平を訝る紗月の母・東浜道代を演じるのは、日曜劇場『リブート』(26年)での心優しい祖母役が記憶に新しい原田美枝子。そのほかにも稲垣来泉、和田光沙、片山友希、畦田ひとみ、田牧そら、渡辺真起子、足立智充、黒田大輔など実力派が顔を揃えた。
併せて解禁された特報映像には、夕平の「このサボテン、花が咲くんだって」と幼い朝子と二人でサボテンを眺めながら優しく語り掛ける穏やかな表情、紗月と朝子と共に食卓を囲むぎこちない様子、遊園地で朝子と楽しむ様子、自転車の後部座席で眠ってしまった朝子を優しく抱き上げる姿、そして階段から倒れていく女性の姿などが映し出される。朝子が死を目前にした祖母から「覚えてる?お母さんが亡くなる前の半年間だけ、父親のような人がいたことを」と告げられたその人は、“母を殺した男(ひと)”だった。
しかし成長した朝子の記憶に夕平は存在しておらず、その後当時の事件を知り、記憶を呼び戻すかのように過去の事件について調べ始める朝子。そしてついには刑務所へ出向き、面会室のガラス越しに「私のこと、あなたは覚えてますか?」と問いかける。そして13年ぶりに会ったその男は微笑んだようにも見える表情でこう答えた。「私はあなたを知らない、」。そしてラストには、手をつないで歩く夕平と朝子の後ろ姿で特報映像は幕を閉じる。
また、夕平が黄色い風船を持った幼い朝子を優しく抱きかかえながら歩く温かみのある場面写真も解禁。その先に訪れる悲しい運命など微塵も感じられない、幸せな光景を映した1枚となっている。
コメント一覧
堀田真由(東浜紗月役)
10年前、映画館で『湯を沸かすほどの熱い愛』を観た時から、中野量太監督の作品に出演することが一つの夢でした。
この度、ご一緒させていただけたこと。そして、監督自身の手で大切にされてきた物語の一部になれたことは本当に幸せな経験でした。
監督は、発する言葉一つ一つを心から湧き上がる感情まで丁寧に掬い上げてくださる方で、私にとって、演じることを改めて見直す大切なタイミングとなる作品になりました。
撮影期間中は、紗月という人物を演じることに迷いもあり、分からなさを抱えていました。託していただいた彼女の人生をうまく表現したいという思いが強まるほど、複雑で苦しい気持ちになることもありました。しかし、それは一人で乗り越えるものではなく、話し合いを重ねながら日々、監督への信頼を胸に歩む時間でもありました。
完成した作品からは、初めて台本を読んだ時の感覚とは全く違う感情が湧き上がり、登場人物全ての気持ちがゆっくりと理解できるように感じられました。人生の儚さに触れつつ、それでも光に手を伸ばす強さを持つ温かな愛を、私自身も受け取ることができました。
決して人ごとではなく、他の誰かの人生と静かに響き合う瞬間が、観てくださる方にも届きますように。
倉田瑛茉(幼少期の東浜朝子役)
東浜朝子役の倉田瑛茉です。早瀬憩さんが演じる朝子の幼少期を演じました。
はじめに監督さんから「朝子は元気な子だよ」と教えてもらったので、とにかく楽しくお芝居しようと思いました。
難しかったシーンは、腕を振って上手に走らないといけないシーンです。
私は「ペンギンさん走りだね」ってママによく言われるので、上手に走れるように、お休みの日はお姉ちゃんたちと公園で走る練習をしました。
楽しかったシーンは、3人で川の字になって眠ったシーンです。
カットがかかっている間、夕平役の坂口さんやお母さん役の堀田さんにたくさん遊んでもらったのがとても楽しくて、本番で寝ていなくちゃいけなかったのですが、思い出して思わずニヤニヤしてしまいました。
監督さんにたくさん教えてもらっていろんな表情にも挑戦したので、ぜひそこにも注目して見てほしいです!
滝藤賢一(町村善一役)
中野量太監督と初めて出会ったのは
新藤兼人監督の戦争体験を語ったドキュメンタリー・ドラマ『丘に上がった軍艦』でした。サードの助監督をされていたと記憶しております。明るく穏やかな中野さんと現場でお話しするのはとても楽しかったです。あれから20年。ご自身の作品を丁寧に大切に紡いでいく中野さんのご活躍が嬉しく、いつも新作を拝見する度に、またご一緒できたらいいなぁ、なんて勝手に片思いしておりました。『琥珀色のキラキラ』『チチを撮りに』以来13年振り、3本目になります。あの頃と変わらず現場の中野さんは激熱でした(笑)求めるハードルが非常に高く、明確で、妥協がない。何度も何度もトライさせていただき、坂口さん、早瀬さんはじめ、共演者、スタッフの皆様に助けられながらシーンを経験していったように思います。台本を初めて読んだ時、これは難しい題材だなぁと感じましたが、中野監督らしい愛おしい作品になったと私は思います。是非多くの方に観ていただけたら嬉しいです。
原田美枝子(東浜道代役)
紗月のお母さんを演じました。ちゃんと自立させようと、厳しく娘を育てたけれど、親子の関係はあまり良くなかったようです。
その娘を殺されて、孫の朝子を育てることになって、その苦労は、並大抵ではなかったでしょう。
みんな愛情は深かったのに、伝えるのが不器用なひとたち。
でも、お母さんが、この映画のラストシーンを見ることができたなら、それまで背負ってきた重荷を、そっと降ろすことができるでしょう。と、思いました。
解禁済みコメント
早瀬憩(朝子役)
オーディションを受けてから日に日に朝子に対する思いが強くなっていき、役を掴み取りたい!と心から思っていました。結果が出るまでの毎日は、この作品のことで頭がいっぱいで…。
合格の知らせを聞いた時は、喜びと安堵の気持ちと同時に、複雑で難しいテーマだからこそ、自分にとって大きな挑戦になるなと感じました。初めて台本を読んだ時、朝子の心情を理解することがとても難しかったです。中野監督と話し合いをしたり、主演の坂口健太郎さん、共演者の皆さんと撮影を重ねていく中で、その時代の朝子の心情に近づいていった気がします。たくさんの心の葛藤がある中で、多くの愛をもらった朝子のその先が幸せであって欲しいと思いました。中野監督は、私がまだ持っていなかった感情や新しい表現を引き出してくれました。時にユーモアもあり、愛に溢れた撮影現場でした。朝子と共に私自身も作品の中で成長できていたら、と思います。撮影中は、中野組の皆さんと作品に対して感想を伝え合ったり、考察をしたり作品についてたくさんディスカッションをしていたので、この映画を観ていただいた皆さんの感想が、今から楽しみです。
坂口健太郎(主人公・西山夕平役)
最初に台本を読んだ時は、複雑ですごく難しいなと思いましたが、それと同時にとても愛おしいストーリーだと思いました。夕平がした選択は肯定できるものではないけれど、そこに至るまでの彼の心の動きや気持ちは理解できる気がしたし、すごく人間らしい。だけど、彼の中の方向がちょっとだけずれてしまう瞬間が点在していて、どこかで掛け違いが起きてしまったんだろうなと。愛に救われた男だと思うけど、最後は愛にとらわれてしまった瞬間があったんだろうなと、それを丁寧に描いた作品だと感じました。
中野監督の演出は楽しかったです。一緒に夕平を作り上げていきましたし、今のどうかな?と思ったときはすぐに相談していました。監督が夢中で撮影していた姿を見ていたので、すごくステキなものが撮れていると思います。完成を心待ちにしています。監督へのハードルを上げているということではないですが(笑)
愛情は国とか言語、人種を超えるものだと思います。夕平が犯してしまった罪はあるけれど、そこに至るまでの感情は、多くの人たちに理解してもらえるだろうし、様々な国の人々に響く作品だと思っています。彼の選択と彼が生きてきた軌跡を見てくれたらこの映画は成功なんじゃないかなと。
