2026.05.01 18:00
©佐藤二朗 永田諒 / ヒーローズ ©2026 映画「名無し」製作委員会
2026.05.01 18:00
佐藤二朗が原作・脚本・主演を務め、5月22日(金)より全国公開される映画『名無し』の本編冒頭映像が解禁された。
本作は、数奇な運命を背負い“名前のない怪物”と化した男の狂気を描いたサイコバイオレンス作品。佐藤が執筆した脚本はその過激なテーマと特殊な世界観ゆえにお蔵入り寸前だったが、編集者の目に留まり永田諒の作画により漫画化、その好評をもって今回映画化が決定した。
佐藤二朗が演じるのは、名無しと呼ばれる“異能の右手”で触れた全てを消してしまう未曾有の怪物。 名無しは白昼のファミレスで無差別大量殺人事件を起こすが、防犯カメラに映る名無しの手元には、あるはずの凶器の姿がない。その後も証拠不在・動機不明の殺人が続き、止まらない名無しの凶行。やがて名無しがもつ“目に見えない力”の秘密に隠された恐るべき真実が明かされていく。
先日には〈右手の三原則編〉と題された特別映像で名無しの右手の秘密が明かされたが、今回解禁されたのは、タイトルにちなんだ77.4(ナナシ)秒間の本編冒頭シーン。白昼のファミリーレストランで名無しと女性が向かい合って座っているが、女性の首元に揺れるペンダントの小さな反射の中にほんの一瞬映り込んでいるのは、大きな出刃包丁を手にした名無しの姿。しかし女性はその禍々しい凶器に全く気付くそぶりもなく、観客だけがその異常に気付くことになる。
なお、この“凶器が見えない“という発想について佐藤は「普通の日常の中に狂気が潜んでいるシーンを自分で演じたいなと思ったのが始まりです。笑っていると思ったらいつの間にか泣いているとか、怒っていたのになんか笑っちゃうとか、言葉で説明できないような笑いや怒り、曖昧な感情、そういう人間の瞬間に僕は興味があって面白みを感じるんですね。“凶器が見えない”という設定もそのとき同時に思いついて、後に男性が右手で触ったものは消えてしまうことが明かされて、ファミレスの女性には出刃包丁が見えていなかったとわかる仕掛けにしました」とコメント。佐藤の狙い通り、たわいもないシーンが一瞬で戦慄へと急変し、観る者の認識を侵食していくような映像となっている。
