アサダアツシ、枝優花らの推薦コメントも到着
映画『ガール・ピクチャー』少女の揺れる心を切り取ったキャラポスターが公開
2023.03.31 17:00
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2023.03.31 17:00
4月7日(金)に公開される映画『ガール・ピクチャー』から新ポスター画像と著名人・文化人からの推薦コメントが公開された。
本作は北欧発〈ジェネレーションZ〉のみずみずしい⻘春映画。第38回サンダンス映画祭でワールドシネマドラマ部門観客賞受賞のほか、第95回(2023年度)アカデミー賞国際⻑編映画賞部門フィンランド代表に選出。子どもと大人のはざま、17歳から18歳に差し掛かる3人の少女、ミンミとロンコとエマ。3度の金曜日で、ミンミとエマはお互いの人生を揺るがすような運命の恋をし、ロンコは未知の性的快感を求め冒険する。
フィンランドのアカデミー賞と言われる“ユッシ賞”では見事5冠を達成。最優秀作品賞をはじめ、最優秀脚本賞、最優秀監督賞、最優秀編集賞のほか、フィギュアスケーターのエマ役を務めたリンネア・ネイノに対して“その年に特別な影響を与えた俳優”に贈られるブライトスポット賞が与えられた。ミンミ役のアーム・ミロノフは主演女優賞、ロンコ役のエレオノーラ・カウハネンは新人女優賞にノミネート。これを記念し、主要キャスト3名のキャラクターポスターが公開された。
解禁されたポスターは、3人の少女たちの揺れる心を切り取ったもの。「もう諦めようかな、何で失敗ばかりなんだろう」「わざと傷つけたいわけじゃないんだ」「強さと繊細さその両方が必要なの」など、劇中に登場するそれぞれの象徴的な台詞とともに、彼女らの心のうちを告白するようなものとなっている。
併せて、映画『そばかす』で企画・原作・脚本を務めた脚本家のアサダアツシ、映画『少女邂逅』の映画監督・写真家の枝優花ら著名人より本作への絶賛コメントも到着した。
コメント全文
アサダアツシ(脚本家)
ミンミ、ロンコ、エマ、3人の少女たちによる冒険物語。
舞台はアマゾンの秘境ではなくフィンランドの平凡な日常だけど、そこには新しい出会いと発見があり、未知の扉を開く勇気と決断が迫られる。不器用で純粋な3人は失敗も沢山するけれど、その度に逞しくなっていく姿のなんとまぶしいことか。見終わると映画丸ごと抱きしめたい気分にさせられる。
朝比奈ひかり(Z世代マーケseamint.代表)
たった 3 度の金曜日でも、大人と 17 歳から 18 歳の少女では、体感がまるでちがう。
彼女たちと、一喜一憂を共に感じながら見ました。
自由でジェンダークィアな⻘春映画の『ガール・ピクチャー』は、
一人一人の不完全さも愛してくれる、そんな映画だと思います。
枝優花(映画監督•写真家)
頭でわかっているのに口から出る言葉はずれてしまう。
心が感じていることに素直になれず、身体は想いとは逆方向へ。
全部が思い通りにうまく動いたら、どんなにいいだろうか。
そんな10代の記憶が蘇る。
しかし大人になった今、そんなもどかしさすら愛おしく
ああ、本当は今だって
もっともっともがけるはずだと思い出させてくれる時間。
清田隆之(文筆業・桃山商事代表)
ヒリヒリするような孤独も、バカバカしい空騒ぎも、みんなみんなまぶしかった!
でも、経済状況やジェンダー観が違いすぎる日本だったら、同じように〈自分探し〉ができただろうか……。すべての若者が存分にトライアンドエラーを繰り返せるような社会にしていくことこそ、私たち大人が果たすべき責任ではないでしょうか。
ハヤカワ五味(起業家)
大人になって色々知りすぎてしまった私たちは恋愛も人生も、
なんでもラベリングして考えがちだけど、本当はもっと自由なのかもしれないと思った。