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自由を獲得する方法を学ぶ少女たちを描く

Z世代の少女3人が抱える性の悩み 映画『ガール・ピクチャー』本予告&場面写真公開

2023.02.08 14:00

© 2022 Citizen Jane Productions, all rights reserved

2023.02.08 14:00

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4月7日(金)より公開される映画『ガール・ピクチャー』から本予告と場面写真が公開された。

本作はノーベル平和賞を受賞した社会運動家のジェーン・アダムズにちなんで名づけられたシチズン・ジェーン・プロダクションによって製作され、第38回サンダンス映画祭ワールドシネマドラマ部門観客賞を受賞、さらに第95回アカデミー賞国際⻑編映画賞部門のフィンランド代表に選出された。ティーンエイジャーが抱える性、人間関係、未来への悩みをリアルかつまっすぐに映し出す。そして〈こうあるべき自分〉を思い描き、つまずき、ぶつかり、失敗しながらも誰かと寄り添い、自由を獲得する方法を学んでいく少女たちを捉える映画となっている。

子どもと大人の狭間、17歳から18歳に差し掛かる3人の少女、ミンミとロンコとエマ。3度の金曜日で、ミンミとエマはお互いの人生を揺るがすような運命の恋をし、ロンコは未知の性的快感を求め冒険する。感情的な部分はあっても心優しいミンミを演じるのは、12歳から俳優業をスタートし、『エデン』(ウラ・へイッキラ監督/2020年)で初主演を務めた2000年生まれのアーム・ミロノフ。静かなたくましさを持つロンコ役は、俳優・ダンサー・シンガーでもあり、舞台俳優として活躍するエレオノーラ・カウハネン。本作が⻑編映画デビューとなる。フィギュアスケートに⻘春を注いできたエマ役は、ドラマや映画で活躍中のリンネア・レイノが好演。脚本はダニエラ・ハクリネンとイロナ・アハティが、自身の経験も振り返りながら綴った。監督は、自分の声を見出していく女性作家を描いた映画『Love and Fury』(2016年)でデビューし、強い女性たちが主導するストーリーを生み出すアッリ・ハーパサロ。

主人公たちは自身のセクシュアリティーや恋愛指向にあえて名前を与えてはいないが、ヘテロセクシュアル(異性愛)やシスジェンダー(割り当てられた性別と性自認が一致している人)を前提とせず、むしろそれぞれに異なる恋愛指向があることを当たり前として物語は進む。同性同士で深い関係になるミンミとエマも、アセクシュアル(他者に対して性的欲求や恋愛感情を抱かないセクシュアリティー)の可能性があることに悩むロンコも、果敢に自分自身を追求し、感情やセクシュアリティーについて語ることを恐れない。

『ガール・ピクチャー』本予告

公開された本予告は恋愛とセックスに興味津々な、素直でキュートなロンコ(エレオノーラ・カウハネン)が同じ学校の親友、クールでシニカルなミンミ(アーム・ミロノフ)をパーティに誘う“最初の金曜日”のシーンから映像がはじまる。精一杯のおしゃれとメイクアップを施し、パーティーへと繰り出す2人。ロンコが宣言通り、理想の相手との出会いを求め、出会う男子にとにかく果敢にアタックしていく中、パーティの喧騒から離れた付き添いのミンミは、フィギュアスケーターの少女エマ(リンネア・レイノ)と運命の出会いを果たす。ありのままの自分、そして恋と向き合う覚悟を持った少女たちは、お互いを思いやり、時には衝突しながらも、たくさんの壁にぶつかっていく。金曜日を迎えるごとに、少しずつ“自分”と向き合う力を手に入れていく3人の少女たちの、リアルで眩しいポートレートを捉えた予告となっている。

あわせて公開された場面写真は、それぞれミンミ、ロンコ、エマのキャラクターの印象的な表情を捉えたカットとなっている。放課後、ミンミとロンコがアルバイトするパステルカラーのスムージーショップのほか、スパンコールが華やかなパーティシーンでのドレス、打って変わって通学時の少女らしいデニムスタイルなどレトロキュートなファッションも見どころだ。

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作品情報

ガール・ピクチャー

ガール・ピクチャー

2023年4月7日(金)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開

2022年/フィンランド/100分/カラー/スタンダード/5.1ch/原題:Tytöt tytot tytöt/PG12/日本語字幕:松永昌子

スタッフ&キャスト

監督:アッリ・ハーパサロ
脚本:イロナ・アハティ、ダニエラ・ハクリネン
出演:アーム・ミロノフ、エレオノーラ・カウハネン、リンネア・レイノ
配給:アンプラグド

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    #ガール・ピクチャー

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