Bezzy[ベジー]|「人の魅力」にフォーカスしたエンタメメディア

「人の魅力」にフォーカスしたエンタメメディア

INTERVIEW

今秋上演の舞台で本格初共演する二人のヒーロー資質は?

ギラギラするより、自分だけのポジションを。千葉雄大×戸塚純貴が選んできた生き残り戦略

2026.09.14 18:00

2026.09.14 18:00

全ての画像・動画を見る(全15点)

共に15年以上のキャリアを誇り、多くの作品で存在感を残してきた千葉雄大と戸塚純貴。実力派として確かな地位を築く二人が、初めて板の上で四つに組んで芝居を交わすのが、モチロンプロデュース『二階堂朝陽は助けに来る』だ。

千葉が演じるのは、ウォーターサーバーの会社で営業として働くサラリーマン・二階堂朝陽。だが、その気質はただのサラリーマンではない。何の根拠も見返りもなく、人であろうと動物であろうとただひたすら助ける、まさにヒーローのような男だ。

一方、戸塚はウォーターサーバー業界でNo.1シェアを誇る黒川グループの会長の息子・清水健太を演じる。自分がのし上がることにしか頭にない清水は、他人のことしか考えていない二階堂と関わることで、どう変わっていくのか。それとも変わらないのか。

演じる千葉と戸塚に、自らのヒーロー度や野心について語ってもらった。

戸塚純貴、千葉雄大

昔から「ギラギラしなさい」とよく言われてきました(笑)

──千葉さん演じる二階堂は、たとえ通りかがりの人であろうと自分の命を懸けて助けようとする男。お二人は二階堂に対してどんな印象を抱きましたか。

千葉 良心の塊って感じですよね。でもきっと二階堂本人は至って普通のことをしているだけと思ってそう。ちょっと周りにはあんまりいないような人物かなと思います。

戸塚 現実にいそうでいなさそうなキャラクターですよね。今ってみんな自分のことに精一杯で、なかなか他人のことを構う余裕がない時代なのかなという気がしていて。自分よりも他人を優先できる二階堂はすごく珍しいタイプの人なんじゃないかなと思いました。

モチロンプロデュース『二階堂朝陽は助けに来る』PV:千葉雄大編

──戸塚さん演じる清水は、自分がのし上がろうとする野心だけは人一倍強いキャラクターです。でも、プロットを読む限り、意外と観客は清水のほうが共感しやすいんじゃないかなという気がしました。

戸塚 そう思います。

千葉 僕もそうだと思いました。

戸塚 清水って、すごくわかりやすいし、人間らしいキャラクターなんですよね。目的のために手段を選ばず、かと言ってそこまで悪役になり切れるほど性根も腐ってはいなくて。その根底には、愛に飢えているという彼の生い立ちがある。観ている人たちの中には、意外と刺さる人も多いんじゃないかなという気がしました。

千葉 プロットを読んで、一人の人間として大成する前に大人になってしまったのかなという印象がしました。でも、これって、清水くんだけが悪いわけじゃないと思うんですよね。彼の言うことを何でも聞いちゃっている周りも良くない。そういうところも含めて、いろんな事情とかバックグラウンドを抱えた役なので、清水くんに感情移入できるお客さんは多いだろうなと思います。

千葉雄大

──清水は野心家という役どころですが、お二人はどうですか。野心はありますか。それともあんまりギラギラしていないほうですか。

戸塚 してないと思いますね。よく昔から言われました、「ギラギラしなさい」って(笑)。

千葉 へー、そうなんだ。

戸塚 親からも、この仕事を始めてからですけど「ギラギラしなさい」って。

千葉 でもそれは本当にいい子だからじゃないですか。

戸塚 いや〜(笑)。

千葉 絶対そうですよ。僕は親から「天狗になるな」って言われます(笑)。

戸塚 あはは!

千葉 そう言われるということは、親から見ても調子に乗る節があるってことでしょ。

戸塚 じゃあ、実は清水寄りなのかもしない(笑)。

モチロンプロデュース『二階堂朝陽は助けに来る』PV:戸塚純貴編

──「生き馬の目を抜く」と形容されることも多い芸能界。売れたいとギラギラしている人がたくさんいる中、若手の頃はどうやって生き残りを図っていたんですか。

戸塚 ギラギラはしてなかったですけど、向上心自体はあったと思います。同世代としてお互いに刺激し合って上がっていこうという空気感も確実にありましたし。その中で僕が考えていたのは、人と同じにはならないようにすることですね。周りと同じことをやっていたら埋もれてしまう。だから、少しやり方を変えて、自分だけのポジションを見つけるみたいなのは考えていました。

千葉 同じかも。僕も野心があるかないかで言うと、なくはないと思います。ただ、いわゆる野心家というと熱い感じをみなさんイメージされると思いますが、そういうステレオタイプのギラギラはなかった。むしろみんながギラギラしていたら、ギラギラしていないほうが逆に珍しく見えるじゃないですか。自分が狙うならそこだなと。隙間産業でここまでやらせていただいております(笑)。

──では、そんなギラギラタイプではないお二人が、今いちばんやりたいこととか、ほしいものを教えてください。

戸塚 本当にないかも。いや、よく怒られるんですけど、何か持ちなさいって。

──物欲とかもあまりない感じですか。

戸塚 物欲自体はありますけど。そういうのって頑張ったら簡単に手に入るじゃないですか。で、手に入ったら満たされちゃうから、あんまり持続性がないというか。

戸塚純貴

──一応聞きますが、コレクションしているものとかあります?

戸塚 あります。けん玉とか。

千葉 けん玉の話、聞いたことある。めっちゃうまいんだよね。

戸塚 え? 誰から聞きました?

千葉 (平埜)生成くんだったかな。

戸塚 確かに。生成と舞台を一緒にやったとき、けん玉してました。いいアップになるんですよ。でも、一応訂正しておくと、そんなうまくはないです。

──得意な技とかあるんですか。

戸塚 「スイーツスペシャル」とか。

──すみません。ちょっと存じ上げず……。

戸塚 でしょ?(笑) でも、すごいんですから、けん玉の世界って。「世界一周」と「もしかめ」だけじゃないんです。一種の大道芸に近いというか、ジャグリングみたいにいろんな技があって。

──その腕を磨きたいという野心があるわけではない?

戸塚 そうですね。うまくなってもしょうがないですからね(笑)。

千葉 野心って難しいよね。僕も別にないかも。ヨーロッパ1周したいな〜とか思うけど、それも言ってるだけで別に絶対やりたいというほどではない。強いて言うと、今、画面が割れてるので、新しいiPhoneがほしいくらいです(笑)。

次のページ

本格初共演を前に聞き合った互いのこと

全ての画像・動画を見る(全15点)

作品情報

モチロンプロデュース『二階堂朝陽は助けに来る』

モチロンプロデュース『二階堂朝陽は助けに来る』

2026年
10月17日(土)~11月1日(日)【東京】EXシアター六本木
11月7日(土)~11月9日(月)【大阪】COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
11月14日(土)・15日(日)【富山】富山県民会館

チケット(税込):
【東京】指定席 ¥10,900/ヤング券 ¥5,500円
【大阪】指定席 ¥11,800/ヤング券 ¥5,500円
【富山】指定席 ¥10,500/ヤング券 ¥5,500円
※ヤング券は22歳以下

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

作・演出:細川 徹


出演:
千葉雄大
戸塚純貴
牧島 輝
坂元愛登
篠原悠伸
日高由起刀
大水洋介(ラバーガール)
皆川猿時

音楽:山内総一郎 美術:黒川通利 照明:渡邉雄太 音響:島 猛
衣裳:立花文乃 ヘアメイク:大和田一美 映像:大見康裕 振付:振付稼業air:man
衣裳進行:梅田和加子、戸田京子 演出助手:大堀光威 舞台監督:南部 丈
宣伝イラスト:田辺誠一 宣伝美術:石塚健太郎 宣伝写真:相馬慎之介 宣伝映像:諸星奈津子
SNS映像:上原 俊、石川泰地 宣伝:松葉かれん
制作:北條智子 票券:河端ナツキ 制作助手:新井莉音
アシスタントプロデューサー:横山郁美、袖野美智子
プロデューサー:長坂まき子、吉池ゆづる
企画製作:モチロン/テレビ朝日

1989年3⽉9⽇⽣まれ、宮城県出⾝。
2010年に『天装戦隊ゴセイジャー』(EX・2010年)で俳優デビュー。2017年には映画『殿、利息でござる!』で第40回⽇本アカデミー賞新⼈俳優賞を受賞。その後も、映画『スマホを落としただけなのに』シリーズ、ドラマ『家売るオンナ』シリーズ(NTV)、『アンメット ある脳外科医の⽇記』(KTV/CX・2024年)など話題作に出演し、幅広い役柄を演じてきた。近年では、『おコメの⼥-国税局資料調査課・雑国室-』(EX・2026年)、映画『おそ松さん⼈類クズ化計画!!!!!?』(2026年)などに出演。舞台においても、ミュージカル『ポーの⼀族』や『世界は笑う』などに出演し、映像・舞台の両分野で存在感を発揮。繊細さとユーモアを併せ持つ表現⼒で、幅広い層から⽀持を集めている。

1992年7⽉22⽇⽣まれ、岩⼿県出⾝。
2011年に『花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011』(CX・2011年)で俳優デビューし、『だが、情熱はある』(NTV・2023年)、連続テレビ⼩説『⻁に翼』(NHK・2024年)、『良いこと悪いこと』(NTV・2025年)、『ブラックトリック〜裁きを操る弁護⼈〜』(CX・2026年)、など話題作に出演し、コメディからシリアスまで幅広い役柄で確かな存在感を⾒せている。映画『スオミの話をしよう』、『SAKAMOTO DAYS』にも出演。舞台でも『VAMPSHOW ヴァンプショウ』、ミュージカル『グラウンドホッグ・デー』、『マイクロバスと安定』などに出演し、映像・舞台の両分野で活躍。親しみやすさと確かな演技⼒で、多くの作品で印象を残している。

RANKINGランキング

RELATED TOPICS関連記事

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram

RANKINGランキング


OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram