無表情の染谷将太が強烈インパクトな本ビジュアルも完成
コンビニで起きた“歪み”から世界が終わりに向かう『チルド』本予告解禁、主題歌はPAS TASTA
2026.05.07 08:00
©︎『チルド』製作委員会 (NOTHING NEW・東北新社)
2026.05.07 08:00
染谷将太が主演を務め、7月17日(金)より公開されるホラー映画『チルド』の本予告映像と本ビジュアル、主題歌情報が一挙解禁された。
本作はコンビニエンスストアを舞台に、生と死、人間の内面に潜む矛盾を描き出す“コンビニエンス・ホラー”。キャストに染谷将太のほか唐田えりか、西村まさ彦、くるま(令和ロマン)らを迎え、監督は短編映画『VOID』(2024年)で話題となり、本作が初の長編作品となる岩崎裕介が務める。
企画・プロデュース・配給は、2022年の設立から10以上の国際映画祭に選出される作品を次々と生み出してきた映画レーベル「NOTHING NEW」。初めて手がけた長編アニメーション映画『我々は宇宙人』が第79回カンヌ国際映画祭監督週間に正式出品されるなど今注目の映画レーベルで、実写長編第1作となる本作『チルド』も第76回ベルリン国際映画祭へ正式出品され、日本作品で唯一国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞を受賞した。
今回解禁されたのは、コンビニという場所の特異さを強烈なインパクトで表現した本ビジュアル。堺(染谷将太)は何かが抜け落ちた後のような表情を浮かべており、彼を包む鮮烈なピンク色の光は本作に隠された“異常な日常への警告”にも感じられる。
併せて解禁された本予告は、都内のコンビニ「エニーマート 倉冨町7丁目店」で副店長として働く堺の何気ない日常から始まる。そこに映るのは整然と並ぶ棚、反復される作業、無機質な灯など、どこか冷たく不穏な空気をまとったコンビニの店内。将来への不安が滲む堺は、孤独を埋めようとマッチングアプリで人と繋がろうとするが「命というものが、形を失っているように感じるんです。生きていることと、そうでないことが、もうそんなに変わりがないんじゃないかって」と話す相手女性の言葉に違和感を感じてしまう。
そこに新人アルバイトの小河(唐田えりか)が加わることで、次第に輪郭を持ち始めるその違和感。オーナー(西村まさ彦)の過剰な秩序、管理され続ける空間など、“日常”の裏側に潜んでいたものが静かに姿を現すとコンビニでの人間関係は崩れていき、やがて堺が向き合わざるを得なくなる「秩序」と「生」の問いを示唆していく。そして最後は、“生きながら、死んでいる。”というコピーで本作の核心を突きつけ映像は終わる。
予告で解禁された本作の主題歌は、PAS TASTAの新曲「無限の国 feat. ermhoi」。これまでTVアニメ『正反対な君と僕』(2026)のエンディングテーマ 「ピュア feat. 橋本絵莉子」 などを手がけてきたPAS TASTAは、初の実写映画主題歌となった本楽曲について「主人公へ向けたエールのような楽曲になるよう制作しました」と喜びを語る。なおタイトル「無限の国」は“終わりなく続く空間”を想起させる言葉で、エンドロールで流れることを強く意識した楽曲となっている。
PAS TASTA(主題歌担当)コメント全文
この度は、映画『チルド』の主題歌として「無限の国」という楽曲を書き下ろさせていただきました。
ネタバレになってしまうため、あまり踏み込んだことは書けず恐縮ですが、主人公へ向けたエールのような楽曲になるよう制作しました。
歌唱いただいたermhoiさんのお力添えもあり、これまでのPAS TASTAのどの楽曲とも違う、異質な魅力を持つ作品に仕上げることができました。
『チルド』が公開された暁には、ぜひ映画館へ足を運び、劇中でも聴いていただけたら嬉しいです(ホラーが苦手な方には少し覚悟のいる作品かもしれませんが!)
そして、貴重な機会をくださった岩崎監督に改めて心より御礼申し上げます。

今後も台湾や韓国など続々と入選が決まっている本作だが、この度北米最大級のファンタスティック映画祭であるファンタジア国際映画祭のシュバル・ノワール・コンペティション部門にも正式出品が決定。開催期間の7月に北米プレミアを迎えることとなり、これを受けて監督の岩崎と同映画祭プログラミングディレクターから喜びの声も到着している。
岩崎裕介監督 コメント
コンセプチュアルで尖ってて大好きな映画祭!
うれしい!『チルド』がどう受け入れられるか緊張もありつつ、めっちゃ楽しみです。
ファンタジア国際映画祭 プログラミングディレクター
ニコラス・アーカムボルトコメント
『ANYMART(チルド)』に一目惚れした。
鋭く、卓越した脚本と演出、予想を裏切る展開、ブラックユーモア、そして現実に深く根ざした視点。そのすべてに圧倒され、鑑賞した後すぐにコンペティション部門へ招待をしなければならない、と思った。
この1年で、私が最も好きな作品であり、この感情を観客と分かち合える日が待ちきれない。
長編デビュー作でありながら、岩崎裕介監督というその底知れぬ才能の登場を、誰よりも早く目撃してほしい。
