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INTERVIEW

『映画 えんとつ町のプペル』で西野亮廣から学んだ姿勢とは

「ハッピーなフィクサーになりたい」MEGUMIがエンタメの作り手として女性に届けたいこと

2026.04.21 18:00

2026.04.21 18:00

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「自分でなんとかしようよ」って伝えたい

──MEGUMIさんも、Netflixとアンスクリプテッド作品の独占契約を締結するなど、映像プロデューサーとしても活躍されていますが、ご自身が映像作品を作るうえで大切にしていることはどのようなことなのでしょうか?

映画やドラマと、アンスクリプテッド作品で違うんですが、映画やドラマは、女性のエンパワーを、アンスクリプテッド作品ではリアルを出すということを意識しています。

──ではそれぞれについて伺います。まずは、女性のエンパワーメントについて。

日本の女性の自己肯定感は世界一低いというデータを見たことがあって。

──私も自己肯定感が低いのでよくわかります。

えっ、なんで? でも実際、そういう女性は多いですよね。自分もコンプレックスはたくさんあるし、恋愛で傷つく経験もあったし……。だけど、それに対して嘆いていても、世の中も会社も男性も何もしてくれないわけじゃないですか。

──確かにそうですね。  

だったら、これは自分でなんとかしようと思った。エンパワーっていうか、「自分でなんとかしようよ」っていうことを伝えたいんです。人って、悲しいこととかつらいことがあったときにしか思考しないですよね。だから、悲しいときに「じゃあ自分は何に傷ついて、何をすれば元気になるか」を分析するんです。美容に力を注ぐとか、運動するとか旅行に行くとか、ごはんを丁寧に作るとか、そういうことを一つ一つやっていくと、「自分には処方箋がある」っていう、お守りみたいな気持ちになるし、結局自分が思った通りにいかないから傷ついてるんだとわかる。 

だけど、さっきも話したように、そういう気持ちでたゆたう時間って必要なもので。だから、一人でいても幸せに過ごすために、トレーニングしたり、いい映画を見たり、いっぱい与えるものを用意するっていうのが私の中での答え。私が作る映画やドラマでは、ユーモアを持って生きている女の人を描いているんです。人間ってつらいときもあれば楽しい時もある。だけど、つらいときに塞ぎ込んでいなければ、その先に出会いがあって運命が動き出したりする。そういうことを拾い上げていきたいなと思っています。

──確かに映画やドラマを見ている間は、悲しい気持ちを一瞬忘れられます。そういう気づきが、MEGUMIさんの作品にはあってほしいと。

そう。自分に対してもそうで。体を動かしたり、映画を観ていたら「なんで悩んでいたんだっけ?」ってなることってよくあるから。ネガティブな場所にいつまでも浸かっていない、というのは気を付けています。作品を作るときは「女の人よ、自立しよう!頑張ろう!」という気持ちで企画しているから、自分がそうじゃないといけないし、立場的にも年齢的にも、みんなを助けなきゃいけない。だから自分がブレるわけにはいかないという気持ちもあって。

──「引っ張っていかなきゃ」という気持ちになったのはいつ頃からですか?

映像プロデューサーをやるようになってからですね。プロデューサーというのは、船を漕ぐ人なので、たいてい毎日問題が起きているんですよ。それに対して自分が「どうしようどうしよう」と言っていたら、船は沈没してしまう。そうじゃなくて「大丈夫、これはこうすればいい、ああすればいい」「3ヵ月後にはこれが待ってる」と常にみんなに言っていかなきゃいけないポジション。それをやっていくうちに自分の意識が確立された感じはありますね。

──プロデューサーという役割によって、新たな自分が引き出されていったと。

そうです。最初は「えー、なんでこんなこと起きるの?」とか「どうしよう」と言っていたんですけど、それだと何にもならなくて。むしろみんなが揺れちゃう。みんな良いものを作ろうとしているわけだから、「じゃあこれをクリアするためにはこれをやるしかないよね」みたいにシンプルになっていったという感じです。

──では先ほどの続きに戻りまして。アンスクリプテッド作品では生感を大事にしているとおっしゃっていましたが、改めてそれはどういう思いからなのか教えてください。

「ラヴ上等」という作品を作ったときに、見てくれたみんながあんなに言葉を覚えてくれていると思わなくて。

──「水はヤベェだろ」とかですか?

そうそう、あとは「負けない人生、負けない気持ち!」とか。ああいうふうに言葉を覚えることって、映画だとなかなかないと思うんですね。だから、どうしてなんだろうと分析して出た答えが「血の通ったユニークな言葉だったから」。カッコつけていたり「これ言ったらダサいかな」とか思ってうちに秘めちゃうと、何を考えているのかわからない人になって、アンスクリプトという世界では魅力的ではなくなってしまう。だから全部解放してねってヤンキーの子たちに言っていたんです。そうしたらみんな全部出してくれて。それを丁寧に拾い上げたところが、視聴者の方が感情移入してくれるポイントだって今回わかりました。これからもいろんなアンスクリプト作品を作っていきますけど、「全部出してね」という気持ちで演者の方に出ていただくということはブレずにしていきたいなと思っています。

──俳優、タレント、プロデューサーと、様々な活躍をされていますが、MEGUMIさんとしては、この先どのような人生を歩んでいきたいと思っていますか?

ハッピーなフィクサーになりたい。本当にいろんなことをやっているのが自分のアイデンティティで。経営もして、化粧品もジュエリーも作って……それぞれの場所で出会う人たちもいろいろなジャンルの方がいて。もちろんどれも楽な道ではないですけど、いろんなジャンルの裏も表も知っていることが自分の強みになっていると思うので、その方たちとのご縁を大切にして、エンタテインメント界のフィクサーとして、若い方たちの才能を繋ぐみたいなことができたら楽しいかなと思います。

ヘアメイク:エノモトマサノリ/スタイリスト:NIMU

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作品情報

映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~

©西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~」製作委員会

©西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~」製作委員会

映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~

2026年3月27日(金)より全国公開中
配給:東宝・CHIMNEY TOWN

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

ボイスキャスト:
永瀬ゆずな 窪田正孝/MEGUMI 小芝風花 吉原光夫 土屋アンナ 山寺宏一 藤森慎吾
伊藤沙莉 東野幸治 錦鯉 森久保祥太郎

製作総指揮・原作・脚本:西野亮廣
監督:廣田裕介
アニメーション制作:STUDIO4℃
原案:「チックタック 〜約束の時計台〜」にしのあきひろ著(幻冬舎)

俳優・プロデューサー。1981年9月25日生まれ、岡山県出身。数多くの映画・ドラマに出演。2020年2月、映画『台風家族』『ひとよ』で「第62回ブルーリボン賞」助演女優賞を受賞。近年ではプロデューサーとしても活躍しており、「ラヴ上等」(Netflix)、映画『FUJIKO』(2026年6月5日公開)などを企画、プロデュースしている。

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