『映画 えんとつ町のプペル』で西野亮廣から学んだ姿勢とは
「ハッピーなフィクサーになりたい」MEGUMIがエンタメの作り手として女性に届けたいこと
2026.04.21 18:00
2026.04.21 18:00
西野亮廣が制作総指揮・原作・脚本を手がける『映画 えんとつ町のプペル』の新作『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』が公開中。主人公・ルビッチが新たな相棒・異世界ネコのモフと共にもう一度プペルに会うまでを描いた本作で、もとになったのは西野の相方・カジサック(梶原雄太)が失踪した際のキングコングの物語だという。そんな西野の実体験が、普遍的なテーマと愛らしいキャラクターたちによって、みずみずしい劇場アニメに生まれ変わった。
ルビッチの相棒・モフを演じたのはMEGUMI。西野とはテレビに出るようになった時期が近かったことから、“同級生”のような関係と語る。そんな同級生として、同じ映像クリエイターとして、MEGUMIは『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』の制作現場をどのように感じたのか。

モフには私の経験が全て入り込んでいる
──MEGUMIさんが演じる異世界ネコのモフ、すごく魅力的でした。
ありがとうございます。
──録り終えたとき、ご自身としての手応えはいかがでしたか?
すごく多面的な、いろいろな表情のある役をいただいたなと思っていて。ちょっと任侠っぽかったり、姉御っぽかったり、でもユーモアがあっておっちょこちょいで、すごく可愛らしい厚みのある猫ちゃんで。楽しかったです。それと、製作総指揮は西野亮廣くん。西野くんとはデビューから番組が一緒で、自分の中では同級生のような感覚なんです。そういう同級生が命をかけた作品に参加できるのはめちゃくちゃ光栄でしたね。私はバラエティをずっとやってきたし、西野くんもずっと芸人としてやってきたので、「ちょっと、これやってみて」みたいな、セリフがないところもアドリブがたくさんあって。私もそういうものが好きだし、西野くんと私だからこそできた声優の形だったと思う。新鮮でしたし、なんかエモかったですね。

──アニメでもたくさんアドリブを入れられるんですね。
そうなんですよ。他では絶対にありえないと思うんですけど、あのお兄さんだから(笑)。自由でみずみずしい演出で、楽しませていただきました。
──吹き替えや声優のお仕事も多くされているMEGUMIさんにとっても、新鮮な現場だったと。
はい。今までと全然違う演出で。当日に全部聞かされたんですよ、「どういうキャラクターで」みたいな説明から。西野くんの頭のなかの情報をもらう感じ。だけど「まぁでもできるやろ」と思ってくれているのがうれしかったですね。
──信頼関係があるからこそ。
そうですね。
──先ほども少しお話しいただきましたが、MEGUMIさんはモフをどのようなキャラクターだと解釈して演じましたか?
挑戦するルビッチの背中を素敵に押すメンターみたいな存在、ルビッチが輝くサポートをする役なんだろうなと思いました。でも、ただのいい猫じゃなくて、ユニークでややクセもある、けど愛に溢れている。それは長く生きていないとできない振る舞いなのかなと思ったので、そういう意味では、親であるとか経営者であるとか、芸能界にずっといるとか、女性であることとか、そういう私の経験がすべて入り込んでいるのかなと思って、感慨深かったですね。
──外から見ると、モフはパブリックイメージのMEGUMIさん通りでした。
そうなんですね。でも西野くんが、「プライベートで『あんた』って言ってそうな人にこの役をやってもらいたかった」と言っていたので、自分に似せた演出をしてくれたのかな。どういう意味やねんって思いましたけど(笑)。
──ご自身としては、モフはご自身に似ていると思いますか?
そうだなぁ……そうかも。基本的に面白くいたいし。あとは気合いを入れるところも近いかな。「いってらっしゃい!」みたいな感じで背中を押す瞬間は息子に対してもあるし、映像プロデュースをやっているときは演者に対してもやっているような気もするし。場面場面で自分がやっていることと同じだなと思うことはありますね。
──その頼もしさが本当に素敵で、モフを大好きになってしまいました。
ありがとうございます。
──声だけで演じるときに大切にしていること、意識していることはありますか?
普通の芝居よりは大きくする。声だけでキャラクターを表現するので、抑揚だったり声の強弱だったり。叫ぶ芝居なら普通の芝居の10倍くらいにしたり。メリハリはつけつつ、自分らしさも残したいなとは思っています。声優さんではないので、リアリティを持って、バランスよくアウトプットできたらいいなというのは心がけています。

──声のお仕事もやはり面白いですか?
面白いです。大好きです。声優さんも好きだし、ナレーションも。
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