「人の心に素直に存在してくる」本木も宮舘の人間性を称賛
映画『黒牢城』“始まりの謎”を描く本編映像解禁、本木雅弘×宮舘涼太が探偵コンビさながら現場検証
2026.06.05 07:00
©米澤穂信/KADOKAWA ©2026映画「黒牢城」製作委員会
2026.06.05 07:00
6月19日(金)より全国公開される戦国系心理ミステリー映画『黒牢城』の本編映像が解禁された。
第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をW受賞し、「このミステリーがすごい!」第1位など史上初となる4大ミステリー賞を制覇した米澤穂信の同名小説を映画化した本作。主演の本木雅弘が城主・荒木村重を演じ、菅田将暉が地下牢に囚われた天才軍師・黒田官兵衛、吉高由里子が村重の妻・千代保役で出演するほか、青木崇高、宮舘涼太、柄本佑、オダギリジョーら豪華キャストが名を連ねる。監督は『スパイの妻』『クリーピー 偽りの隣人』などを手掛けた黒沢清が務め、自身初の時代劇に挑む。
物語の舞台は、織田信長に謀反を起こした孤高の城主・荒木村重(本木雅弘)が籠城する有岡城。暴虐な織田信長のやり方に反発し籠城作戦を決行するも敵軍に囲まれ孤立無援となった城内では、少年殺害事件を皮切りに怪事件が次々と発生する。疑心暗鬼が広がるなか、村重は地下牢に囚われた天才軍師・黒田官兵衛(菅田将暉)とともに事件の真相を追っていく。
今回解禁されたのは、すべての始まりとなる「少年の密室殺人」を巡り、村重(本木雅弘)と宮舘涼太演じる家臣・乾助三郎が事件現場で“殺人検証”を行う本編映像。信長へ寝返った父を持つ少年・自念がほぼ密室の部屋で殺害されるが、その凶器となる矢は見つからず、村重は殺害方法の特定を試みる。しかし室内からでは長い弓を引くことができず、庭を挟んだ通路から狙おうにも灯籠が邪魔となり矢を室内へ通すことができない。検証を重ねる二人は、あらかじめ弓矢に紐を括り付けて死体から引き抜き手繰り寄せるといった大胆な方法などで謎の解明に挑む。
“主君”と“家臣”という、本来は明確な主従関係にありながらも強固な信頼を感じさせる村重と助三郎のやりとりは、まるでホームズとワトソンのような師弟愛溢れる“探偵コンビ”を思わせる。劇中で村重はレクター博士とクラリス(『羊たちの沈黙』『ハンニバル』)さながらの“危険なバディ”関係を官兵衛(菅田将暉)と築いているが、それとは異なる二人の関係性について、宮舘を「人の心に素直に存在してくる気の良さみたいなものがあった」と称賛する本木。宮舘自身の真っ直ぐな人間性が村重から絶大な信頼を寄せられる助三郎というキャラクターに説得力を与えており、二人の息の合った掛け合いとスクリーンから漂う唯一無二の空気感が印象的な映像となっている。
