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INTERVIEW

最新主演作『NEW GROUP』で向き合った自分らしさとは

「映画づくりは壮大な文化祭」山田杏奈が明かす、現場での流儀と個性論

2026.06.24 19:00

2026.06.24 19:00

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真面目だけどズボラ。靴下はそのへんにポイッとしちゃう

──組体操に飲み込まれた人々はなんだか没個性のように見えて、それがすごく怖かったんですね。山田さん自身は、自分に他の人にはないオリジナリティがあると思いますか。それとも自分のことをわりと量産的だなと認識していますか。

量産的だと思うほうが多いかもしれないです。この仕事をしている以上、そういうことを言っちゃいけないのかなと思いつつ、何かすごい変わっているところがあるかと言ったら何もないし、個性がある人を見ると個性があるな〜って思っちゃうので、私自身はそこまでじゃないのかなって。わからないですけど。

──俳優としては、本人に強烈なカラーがないのは、その分、何にも染まれるというメリットもあります。どんな役にでも化けられる無色透明な人と、癖の強い色を持っている人、どっちがいいなって思いますか。

癖がある人がいいなって思います。でも、どうなんでしょうね。14、5歳のときにカメラマンさんから「変な顔してるね」と言われたことがあったんですよ。初めてそんなことを言われて。最初は悪口かなと思ったんですけど(笑)。きっとプラスの意味でおっしゃってくださったんだろうなって。

この仕事をしていると、他の人と違うところは武器になる。たぶん私の顔も、そのカメラマンさんから見たら、他の人とちょっと違ったんだろうなと。そう考えると、私にも何かあるのかもしれないと思うけど、自分ではよくわからない。もっとわかりやすく個性の強い人が羨ましいです。

──ちょっと個性ほしいブームをした迷走期みたいなのはありました? 他の人が読んでいなさそうな小説を読むとか。

そこはみんな通るところがありますよね(笑)。

──ということは、山田さんも通ったんですね。

通りました通りました(笑)。ニッチな映画を観ようと思って、フランス映画を観たりとか。「グザヴィエ・ドランが〜」みたいなことを、ちょっと得意ぶって言うみたいな(笑)。もちろん勉強のためではあったし、好きなのは本当なんですけど、そういう時期はありましたよね。

──自分の性格を表すワードを3つ挙げるとしたら、何を選びますか。

よく人から言われるのは、「冷めてる」。

──冷めてるんですか。

よく言われるんですよね。でもこれは世代的なのものあるかもしれない。あ、でも(ドラマ『シナントロープ』で共演した)水上(恒司)くんとかは冷めてないじゃないですか。彼を見ていると自分は冷めているなと思うので、やっぱり冷めているのかもしれない。

──お仕事をしていて、熱くなる瞬間ってありませんか。

熱くならなきゃいけないときはありますけど、滅多にないかもしれないです。

──クランクアップで泣いたりとか。

よっぽどでないと泣かないです。クランクアップで泣いたのはいつだろうなあ。もう何年前か思い出せないくらい昔のことだと思います。たぶんクランクアップに関してはうれしいという気持ちのほうが強いのかな。だから、涙が出ないのかも。

映画『NEW GROUP』メイキング写真より

──その冷めているというのは、物事にあまり前のめりにならないということですか。

いや、全然そんなことはなくて、心が動くこともたくさんあるんですけど、その熱を外に出すのが恥ずかしいってちょっと思っているのかもしれないです。だから、クランクアップに限らず、人前で泣くということがあまりなくて。

──そんな山田さんが最近熱くなったことといえば?

オリンピックのりくりゅうペアは熱くなりました! スポーツはそんなに見ないんですけど、スケートは好きで、冬のオリンピックはフィギュアだけは見ます。りくりゅうペアはショートで失敗して、そこからフリーでの大逆転。もうドラマじゃんって思っちゃいました。あと、アリサ・リウも超可愛いじゃんと思いながら見ていました。

──では「冷めてる」以外に残り2つを挙げるなら?

「天然だね」と言われることはあります。逆に「真面目だね」と言っていただくこともあるし。うーん、でも真面目と言われることがいちばん多い気がします。

──ご自身でも真面目という評価に納得感はありますか。

真面目だと思います。でも、ズボラだなとも思います。

──山田さんの真面目が発揮される場面はどんなときですか。

当たり前ですけど、仕事に関しては真面目にやらなきゃなと思いますし。人に迷惑がかかることに関してはサボらずにちゃんとやるところも真面目だなと思います。あと、ゴミの分別をちゃんとするところとか。

──その真面目さはいつどこで育まれたものですか。

学生時代だと思います。小中高と学生時代がいちばん真面目でした。勉強もめちゃくちゃやっていましたし。そのときからもう仕事をしていたので、仕事をしてるから勉強できないと思われたくなかったんですよ。だから、すごい真面目にやっていて。あのとき真面目にやっていたから、何かあったときに自分ならちゃんと真面目にやれると思える自信になっています。

──じゃあ宿題もちゃんとやっていたタイプだ。

いや、そこはズボラな面が出ちゃって……(笑)。

──人間らしくていいです(笑)。ちなみに、他にズボラだなと思うところはどこですか。

横着しちゃうんですよ。靴下とかそのへんにポイッとしちゃうし。コンタクトもそのへんにペッとしちゃうし。

── 一般的に靴下は洗濯をするときに裏返しにするというルールがありますが、そのあたりはどうですか。

絶対しないです。気にしたことがない。もうぐしゃぐしゃのまま洗濯機にポイって。どうせあとで綺麗に畳むんだからいいだろうと思っています(笑)。

『NEW GROUP』場面写真・メイキング写真 ©︎2026映画「NEW GROUP」製作委員会

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作品情報

NEW GROUP

©︎2026映画「NEW GROUP」製作委員会

©︎2026映画「NEW GROUP」製作委員会

NEW GROUP

2026年6月12日(金)全国公開
配給:KADOKAWA

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

原案・監督:下津優太
脚本:下津優太 佐原百子

出演:
山田杏奈
青木柚
駒井蓮 木下暖日 佐々木ありさ ロジャース歌乃
細井じゅん 松本亮 足立智充 坂倉なつこ 清水崇 前野朋哉
ピエール瀧

主題歌:藤原さくら「new world」Tiny Jungle Records
特別協力:日本体育大学
制作プロダクション:ジェミナイフィルムズ
製作:KADOKAWA シネマサンシャイン ムービーウォーカー

2001年1月8日生まれ、埼玉県出身。
2011年、「ちゃおガール2011★」オーディションでグランプリを受賞。 その後、モデル、女優として多方面に活躍。『ミスミソウ』(18/内藤瑛亮監督)で映画初主演、19年『小さな恋のうた』(橋本光二郎監督)で第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、23年『山女』(福永壮志監督)で第15回TAMA 映画賞最優秀新進女優賞を受賞。24年『ゴールデンカムイ』(久保茂昭監督)ではヒロインを演じ、鮮烈な印象を残した。(2024年映画『ゴールデンカムイ』『正体』では第37回日刊スポーツ映画大賞・助演女優賞、第48回日本アカデミー賞・優秀助演女優賞/新人賞を受賞)
その他の出演作に、映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』(20)、『樹海村』(21)、『ひらいて』(21)、『恋に至る病』(25)、テレビドラマ「未来への10カウント」(22/EX)、「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」『ゼイチョー~ 「払えない」にはワケがある~』、NHK『リラの花咲くけものみち』等がある。2024年公開『怪盗グルーのミニオン超変身』では吹替えにも初挑戦した。

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