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INTERVIEW

ドラマ『失恋カルタ』に重ねるグループ卒業前の現在地とは

今はとにかく経験が欲しい。乃木坂46・梅澤美波が思う“人の自立に必要なもの”

2026.04.30 19:00

2026.04.30 19:00

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好きなことよりも、苦手なことが似ているほうが仲良くなれる

──グループの現場では全体を俯瞰してみなきゃいけなかったりすると思うんですけど、こういった身ひとつで臨む現場だと意識の面に違いはありますか。

やっぱり1人の現場だと、より「グループの看板を背負って頑張らなきゃ」と思いが強くなるので、一個スイッチのギアを上げるんですけど、この現場では監督との顔合わせの時に「甘えん坊の妹キャラだと思った」と見抜かれて(笑)。それを初対面の方に言われたのが初めてだったので、「私って隠せてないんだな」って思いました(笑)。たぶんこの作品に入るにあたってちょっと不安だったり、言葉には出してないけど助けを求めているみたいなのが出ていて、そういうのが伝わってるんだなと。だからキャプテンとして頑張って強くいる自分と、1人で現場に挑む時の自分は真逆だなと思います。

──去年はミュージカル『梨泰院クラス』や映画『九龍ジェネリックロマンス』に出演されて、演技の面でも成長できた1年だったと思います。そういった経験を経て、お芝居への想いに変化はありましたか。

毎回演じることが本当に楽しいです。その反面、毎回壁にぶつかって難しいなと感じることもありますが、何よりも経験するしかないと思っていて。カメラが前にある中でナチュラルなお芝居をすることとか、「よーい、スタート」で気持ちを作らなきゃいけないとか、そういうのって場数と慣れもあると思うから、どんな作品でもどんな役柄でもとにかく「なんでもやりたい」という気持ちが今は強いです。それこそ舞台も映像も少しずつ経験させていただいているからこそ、そこへの欲みたいなのがすごく今出ている状態かもしれないです。

──そして今回、満を持して主演という立場で作品に参加することになりました。乃木坂46でのキャプテンというポジションと、ドラマの座長というポジションで「ここ通じるな」と思うことはありましたか。

現場での在り方というか、みんなと一緒にいる時の在り方はちょっと似ているなと思います。なんだろう、飾らない良さみたいな? 私はキャプテンに就任して1年目はかっこつけてしまっていたというか、「締(し)めなきゃいけない」みたいな思い込みでちょっと空回ってしまっていたんです。でもまず人柄だよなって。そんなとっつきにくい形を作っても、そのグループは良くならないことに気付いて。皆に共感してもらったり、自分の感情を隠さないことで生まれる皆の空気があるから、それを実践して。変に気を張ることなくグループの中で活動できるようになりました。今回の現場でも不安な時は隠さず不安そうな顔をしていただろうし、飾らずにいたことでたくさんの方が手を差し伸べてくれて良い空気で撮影できたので、そこはすごく近いのかなと思います。

──じゃあその時期から、グループの中で強くいなきゃいけないみたいなところから解放されたんですね。

だいぶされました。それこそメンバーの皆が私を受け入れてくれて、理解してくれているからこそ出せるものだと思うんです。皆がいじってくれるようになったほうが面白いなと思うし(笑)。

──去年、林瑠奈さんをインタビューさせていただいたんですが、乃木坂46のゴールデンコンビは梅澤さんと久保史緒里さんとおっしゃっていて。

読みました! めっちゃ嬉しかった!

──その時、梅澤さんは言葉で示してくれて、久保さんは背中で見せてくれるっておっしゃってたんです。それって、ただ鼓舞するような言葉をかけてるだけじゃなくて、梅澤さん自身が正直な気持ちを出してるって意味だったんですね。

そうですね。綺麗な言葉並べても何も届かないって思ったので、そこは大事にしてるかもしれないです。

──というか、メンバーのインタビューを本当に読んでいらっしゃるんですね。

めっちゃ見ます。メンバーが喋っていることとか考えていることが気になるので、かなり見てると思います。

ドラマイズム『失恋カルタ』第4話より

──千波は一つの恋が実らなかった時、理由を「一緒に生きていく上で価値観が違った」と結論づけていました。乃木坂46の楽曲「My respect」にも“人はそれぞれ違う価値観”という一節がありますが、梅澤さんは人間関係で重要視している価値観はありますか? これが合わないと仲良くなれない、みたいな。

そういう決めつけは特に自分の中ではなくて、でも許せないことが似てるといいなって思います。好きなことよりも、苦手なこととか「これは違うよね」ってボーダーラインが一緒なほうが私は深く仲良くなれる感覚がありますね。

──何が許せないですか? ちなみに自分はご飯粒を残す人が苦手です。

わー、めっちゃわかる! めっちゃわかります!

──そういうの、ありますか?

なんだろう。大事な時に携帯触るのは……。ご飯を食べている時とか、どんなに仲良くても、話している時にいじられるといい気持ちはしないですね。

──お友達と一緒にご飯食べてる時、相手の携帯がブルブル鳴ってたらどうするんですか?

電話だったら緊急なのかなと思うので出てもらいたいですけど、ずっとは触ってほしくないなぁ。チェックはしていいけど、今は私との時間大事にしよう?というか、して!って思います(笑)。

──それを聞くと、確かに妹キャラですね。

そうかもしれないです(笑)。

──乃木坂46に限らず、ライブでも途中で携帯を見ているのは嫌ですよね。

そうですね。その一瞬で起こる物語がすごくたくさんあるから、ずっと観ていてほしいなと思います。

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久保史緒里のメッセージに感じたこと

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PARTNERS

作品情報

ドラマイズム『失恋カルタ』

©︎「失恋カルタ」製作委員会・MBS

©︎「失恋カルタ」製作委員会・MBS

ドラマイズム『失恋カルタ』

2026年3月31日(火) 初回放送スタート
MBS:3月31日(火)より 毎週火曜24:59~
TBS:3月31日(火)より 毎週火曜25:26~

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演:梅澤美波 西垣匠 加藤小夏
若林時英 伊藤絃 荒井啓志 桜⽊雅哉(原因は自分にある。)
阿部顕嵐 深⽔元基

原案:『失恋カルタ』(句:又吉直樹 絵:たなかみさき)
監督:井樫彩 富田未来
脚本:開真理 牧五百音
プロデューサー:米田理恵 尹楊会 村山えりか

OP主題歌:Jonah「長方形の私」(Scrum Wave Music)
ED主題歌:ZIPANG OPERA 「Rainy Heart」(LDH Records)

制作プロダクション: C&Iエンタテインメント
製作:「失恋カルタ」製作委員会・MBS

1999年1月6日生まれ。神奈川県出身。2016年、乃木坂46の3期生としてデビュー。23年にはグループ3代目キャプテンに就任。
ドラマ「デスゲームで待ってる」、ミュージカル「梨泰院クラス」、映画「九龍ジェネリックロマンス」などに出演。
雑誌「CLASSY.」のレギュラーモデルも務める。
2026年2月には2nd写真集「透明な覚悟」を発売。
41stシングルの活動をもって乃木坂46卒業を発表し、5月21日に卒業コンサートを予定。

2011年8月にグループ結成。
2012年2月にシングル「ぐるぐるカーテン」でメジャーデビュー。
同年「おいでシャンプー」では初のオリコンシングルランキング1位を獲得、以降36作連続で1位を獲得中。現在までにシングル37作品・アルバム6作品をリリースし、トータルセールス枚数は3,000万枚を突破。ライブ規模も年々拡大し、「真夏の全国ツアー2024」では全国ドーム・スタジアムツアーを開催。海外人気も高く、これまでにフランス・シンガポール・香港・上海・台湾でも大規模公演を実施しており、2024年は香港での単独公演を成功させた。言わずと知れた日本を代表するアイドルグループ。

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