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日米合作『TOKYO VICE Season2』を経て語る充実の近況

「本当に好きなことしかやっていない」窪塚洋介の“仕事を選ぶ基準”

2024.04.13 19:00

2024.04.13 19:00

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仲良くなる人は“普通の感覚を持っている人”

──今、窪塚さんの活動を拝見していると、俳優活動は「やりたい」と思うものを中心にされていて、それと同時に例えば日本酒をプロデュースしたり、YouTubeチャンネルをやられたり、いろいろと多岐に渡っていますよね。すごくいいなと思うのですが、ワークライフバランス的なところはどういう風に考えられていますか?

もう本当に、自分がやりたいかやりたくないか、好きか嫌いかで自分でスケジュール入れてるんで。どれだけ忙しくても自分がやりたくてやってることだから、しんどくはないんですよ。体的にしんどいとか、ちょっと飲みすぎちゃってるとかそういうのはありますけど(笑)。誰かにやらされてるんじゃないから、圧倒的に毎日楽しく過ごしてます。結構スケジュール埋めがちなんですよね、この日は何もしない日、オフにしようとか思っても、あの盆栽のあれ買いに行こうとか、洗車行こうとか、絶対何か入れちゃう(笑)。そういう「予定を入れている」のが好きなんでしょうね。去年は結構忙しかったんで、今年はもうちょっとゆっくりしようかな……とか言いながら、現状既に去年と同じか、それ以上に忙しくなってる今年、っていう感じなんですけど。でも俳優も俳優以外のことも、「自分の好きなこと」という根では全く一緒なんですよ。だから全然しんどくないし、楽しいんです。

──窪塚さんの活動を拝見していると、俳優だけでなくミュージシャンやアパレルの方々だったり、いわゆるカルチャーのフィールドで広く交流をされていますよね。窪塚さんにとって「バイブスが合う人」ってどういう人なんでしょうか?

それもまた直感としか言えないけど、でも最近よく仲間と話してるのは「イヤな奴が周りにいなくなったよね」と。みんなが楽しくできるチームだし、全員がすごくポジティブで。少なくともみんなといるときはポジティブなんですよ、その日のその場を、その夜を楽しむということにポジティブな人たちが多い。あとは「自分が好きでやっていること」を持ってる人が多いかな。だから色んな友達がいるけど、いわゆる「業界人」の友達って実は少なくて、それはそういうことなのかもしれないですね。同業者はみんな忙しいし、自分が大阪にいるからなかなかタイミングが合わないというのもありますけど……でもやっぱり、「普通の感覚を持っている人」が圧倒的に仲良くなるかもしれないですね。

──息子さん、窪塚愛流さんも今俳優として活躍されていますが、親子で仕事の話などはされますか?

一緒に住んでたときはたまにしてたり、あと俺が酔っ払ってるときに勝手に語ってたりしてたけど(笑)今は別々に住んでもうすぐ2年ぐらい経つんで、ほとんどなくなっちゃいましたね。本当に稀に連絡は来るんだけど、具体的な相談っていう感じでもなく……というか、だんだん対抗心が出てきてるみたいなんで。自分は今大阪に住んでるんですけど、大阪にはよく帰ってきてるっぽいのに一向に電話してこないという。ただ、お世話になっている事務所の方とは仲良くしてるので、そちら経由でこっそり情報を共有してます(笑)。本当に愛されて、向き合ってもらってるので、幸せものですよ。

──プライベートの話が出たところで。よくインタビュー等でも好きなお酒の話が出ていますが、飲むときのルーティンを教えて下さい。

そうなんですよ、40歳超えてから日本酒が好きになって、無農薬の日本酒を自分がプロデュースするに至るという。で、飲む時はまずは小ビール、大だとぬるくなっちゃうから小を一気に飲んで、そこから日本酒に行くと。でも日本酒だと酔ってしまって長く飲めない事が多いので、長く飲みそうな日は芋ソーダです。なるべくちゃんぽんはしない!

──40代ならではの飲み方ですよね(笑)。何か一緒に楽しむエンタメはあるんでしょうか?

YouTubeで自分の好きな音楽をかけたりするんだけど、結構いつも同じのをかけてるな、っていう感じはしますね。あと誰かに見せたいミュージックビデオとか聴かせたい音楽かけて。でも結局「いやいやそれ毎回聴いてるから!」ってなるんですけど(笑)。

──最近良く聴いているものはありますか?

ちょっと前だけど、一時期良くフィッシュマンズの「いかれたBABY」をよく聴いてましたね。ライブを観に行ったんですよ。最初のヴォーカルの佐藤さんはもう亡くなられてるけど、なんか凄いなと思って。あと「不良じゃない人たちのレゲエ」なんですよね。もしかしたら卍LINEはこういう方向もあったのかな、とか思ったりします。

ヘアメイク:佐藤修司(botanica) スタイリスト:三田真一(KiKi inc.)
衣装:コート¥319,000、シャツ参考商品、パンツ¥74,800、シューズ参考商品 /全てEMPORIO ARMANI 問い合わせ先:ジョルジオ アルマーニ ジャパン株式会社

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作品情報

TOKYO VICE Season2

Photo: James Lisle/WOWOW

Photo: James Lisle/WOWOW

TOKYO VICE Season2

2024年4月6日(土) 午後9時スタート
毎週土曜午後9時 WOWOWにて放送・配信(全10話)
第1話無料放送・WOWOWオンデマンドでSeason1全8話配信中

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演:アンセル・エルゴート 渡辺謙 レイチェル・ケラー 菊地凛子 笠松将 窪塚洋介 真矢ミキほか
監督:アラン・プール ジョセフ・クボタ・ラディカ 福永壮志 エヴァ・ソーハウグ

1979年5月7日生まれ。神奈川県横須賀市出身。1995 年「金田一少年の事件簿」で俳優デ ビュー。その後 2000年「池袋ウエストゲートパーク」の怪演で注目される。2001年公開映画 「GO」(行定勲監督)で第 25 回日本アカデミー賞新人賞と史上最年少での最優秀主演男優賞を受賞。 2017年に公開された「Silence-沈黙-」(マーティン・スコセッシ監督)では、物語の鍵となる”キチ ジロー”を演じ、ハリウッドデビューを果たす。2019年に公開されたBBC×Netflix London制作の連続ドラマ「Giri/Haji」でもメインキャストを演じ、海外にも積極的に進出。2024年4月からWOWOWにて放送・配信されるハリウッド共同制作オリジナルドラマ「TOKYO VICE」Season2にも出演している。映画を中心に国内外問わず多数の話題作に出演し、舞台でも活躍するほか、音楽活動、モデル、執筆と多彩な才能を発揮。自身のYouTube番組やゴルフアパレルブランドなどのプロデュースにも注力している。

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