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INTERVIEW

『102回目のプロポーズ』で共感する“笑い”への変換術とは

今はありのままの自分を肯定したい。唐田えりかの素直さを育む人と教え

2026.04.15 19:00

2026.04.15 19:00

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周りの人たちのおかげで、自分をさらけ出せるようになった

──笑いの効能というのもあると思っていて。それこそ辛いときも笑っていれば気持ちが明るくなったりします。

そこは私は逆で、辛いときはとことん泣く派です。人と会ってるときもわーって泣いたりするんですけど、私の周りにいる人は私がそうやって泣いてても、めっちゃ笑ってるんですよ(笑)。そうすると、私も笑えてきちゃうというか。

──確かに。気持ちが軽くなります。

逆に、私と同じ気持ちになって泣いてくれる人もいるんですけど、その場合は、「なんでそっちが泣いてるの〜」って私が笑えてきたりもする。そうやって最終的に笑いに変えているところはあるのかなって。

──単純に、お笑いに対する興味はどうですか。

そこまで詳しいわけではないんですけど、友人にも芸人さんがいるので、お笑いを見るのは好きです。

──気持ちが沈んだときに、これを観たら一発で笑えるみたいな動画って自分の中であったりしません?

最近はイチゴという芸人さんを観ています。たまたまM-1の敗者復活戦を観ていたらイチゴさんが出てきて、とにかくネタがぶっ飛んでいたんです。この場でこのネタをやれるというのはすごい覚悟だなって。その精神がカッコいいなと思って、よく観ています。

──イチゴさんと共演してみたいですか。

したくないです!(笑) 何をするのかわからないタイプの芸人さんなので、同じ場に上がるのはちょっと怖いなと。観て楽しんでいたいです。

──達郎に教えてもらった「一笑懸命」みたいに、大切な人から教えてもらった人生の教訓ってありますか。

私は祖母からいろんなことを教わってきました。祖母の言葉で印象的なのが、「とにかく笑いなさい」「自分から愛しなさい」「素直でいることを大切にしなさい」の3つです。幼少期からずっと祖母にそう教えられてきたので、この3つは身に染みついているような感じがします。

──お話を聞いていても、すごく素直な方なんだなという印象です。

素直という言葉にまとめたら聞こえはいいですけど、これってワガママなのかなと思うときもありますよ(笑)。私は思ったことがすぐに出ちゃうんです。それで、「やべ」となる瞬間もあるので、むしろちょっと気をつけなきゃいけないなと思っているくらいなんですけど。

──褒められたときに、ちゃんと「ありがとう」って言える人ですか。

言えると思います。「そんなことないですよ」って謙遜することもありますけど、普通に顔がニヤニヤしちゃってます(笑)。

──それこそドラマの中で、あまり「すみません」と謝らないほうがいいですというやりとりがあったじゃないですか。あれなんてどう思いましたか。

すごく素敵な考え方だなと思いました。私の場合、「ありがとう」と同じ意味で「すみません」を使っちゃうことがあって。でもそれも「ありがとう」のほうが受け取る側も気持ちいいなと思うので、意識して「ありがとう」を使っていくようにしたいです。

──「自分なんか」はよく言いますか。

「自分なんか」は、あまりない気がします。

──自己肯定感は高いほうですか。

高い気がします。

──いいことだと思います。その気質は何によって育まれたのでしょう。

周りにいる人たちが、自己肯定感高めなんだと思います。「別に知らない人に嫌われてもよくない?」「自分が好きな人にだけ大切にしてもらえれば、それでいいじゃん」と考える人たちが多くて。そんな人たちと一緒にいるうちに、そうだよな、自分を隠して好かれても何もうれしくない。全部自分をさらけ出した上でそばにいてくれるほうが私としても楽だしなと思うようになった。そこから、ありのままの自分を出せるようになりました。

──『101回目のプロポーズ』といえば往年の名作ですが、唐田さんが昔観て好きだったドラマといえばなんですか。

昔観たというわけではないんですけど、数年前に観て感動したのが『未成年』です。

──『101回目のプロポーズ』と同じく、野島伸司さんによる脚本のドラマですね。

今の時代はコンプライアンスが厳しくて、何を表現するにしても、どこまで描いていいのか、ある種の縛りみたいなものがあって。でも、あの頃のドラマは自分たちが何を伝えたいのか、ものづくりにおいて何を大事にしたいのかにまっすぐ向き合っていて、自由な印象を受けました。だからこそ、『未成年』のようなテーマ性の深い作品がつくれたし、台詞の一つ一つがシンプルな分、刺さるものがある。しかもそれを俳優のみなさんが表情ひとつで伝わるようなお芝居で表現されていて、もう全部が好きな作品でした。

ドラマ『102回目のプロポーズ』より

──では最後に、太陽は99回プロポーズに失敗した男です。唐田さんにも何回トライしてもうまくできないことってありますか。

それこそ楽器かもしれません。こんなにできないんだって、今回で痛感しました。

──学校で音楽の授業があったと思うんですけど、どうしてました?

逃げてました(笑)。リコーダーはやった記憶がありますけど、あとは全然。もともと手先が不器用な自覚はあって。家庭科で裁縫をやるときも、こっそり親友にやってもらってました。絵もあんまり得意じゃないですし。

──いわゆる画伯的な?

そこまで下手だったら面白くていいんですけど、なんと言うか、コメントしにくい感じの絵で……(笑)。料理もつくりますけど、人にお見せできるほどのものかというと、それも普通すぎてコメントに困る感じで……。よくつくるのは、ぶっ込み系。野菜炒めとか、冬なら鍋とか、冷蔵庫にあるものを全部ぶっ込んだら完成みたいな、そういうのばっかりです。

──なるほど。じゃあ、野菜をぶっ込むにしても、そのときに人参を桜の形に飾り切りするみたいなことは。

一切しないです(笑)。

スタイリスト:道端 亜未
シャツ・スカート:ORIMI、シューズ RHODOLIRION、
リング:ISOLATION

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PARTNERS

作品情報

連続ドラマ『102回目のプロポーズ』

© Fuji Television Network, Inc.

© Fuji Television Network, Inc.

連続ドラマ『102回目のプロポーズ』

放送:2026年4月1日(水)23時~フジテレビ系列局にて放送開始
配信:FODにて2026年3月19日(木)20 時~1・2話配信開始
(以降3日に1話最新話配信)

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演: 唐田えりか、せいや(霜降り明星)、伊藤健太郎
平祐奈、林カラス、太田駿静(OCTPATH)、落合モトキ、田中律子/武田鉄矢 ほか

企画:鈴木おさむ
音楽:出羽良彰/兼松衆
企画・プロデュース:栗原美和子(共同テレビ)
脚本:私オム
演出:木村真人
プロデューサー:鹿内植、高橋眞智子(共同テレビ)
制作プロダクション:共同テレビ
制作著作:フジテレビ

唐田えりか

アーティスト情報

1997年9月19日生まれ、千葉県出身。
2015年、女優デビュー。濱口竜介監督作『寝ても覚めても』(18)で映画初主演を飾り、山路ふみ子映画賞で新人女優賞、ヨコハマ映画祭で最優秀新人賞を受賞した。日韓両国で活動し、近年では『の方へ、流れる』(22/竹馬靖具監督)、『無情の世界』(23/佐向大監督)、『朝がくるとむなしくなる』(23/石橋夕帆)、「Page30」(25/堤幸彦監督)など多数の映画で主演を務めている。近年の主な出演作にNetflixシリーズ「極悪女王」(24/白石和彌監督)、映画『ナミビアの砂漠』(24/山中瑤子監督)、『死に損なった男』(25/田中征爾監督)、『恋愛裁判』(25/深田晃司監督)など。

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