2026.04.15 19:00
2026.04.15 19:00
人と話すことで、世界が広がっていくのが好きなんです
──せいやさん演じる太陽とのやりとりも見どころの一つになりそうです。
せいやさんご自身が、子どものまま大人になられたようなピュアな方。テレビで観たままの裏表のない方で、一緒にいても変に気を遣うところがまったくないんです。そこは本当に太陽さんみたいだなと思いました。お芝居をご一緒してても、自然と笑えてきちゃって。太陽さんを見ているだけで、素直に気持ちが動かされる場面が何度もありました。
──太陽もなかなか強烈なキャラクターですよね。フラれてもフラれても、めげないっていう。
すごいですよね。脚本ですでに面白いんですけど、せいやさんが演じられることで、より面白くなるというか。かっ飛ばしたキャラクターになっていました。

──今の時代って、好きという気持ちがあっても、踏み込みすぎたら嫌がられるんじゃないかと思って、慎重に距離をとる人たちが多い印象がします。そんな中で、太陽くらい向こう見ずな男の人というのは希少ですよね。
太陽さんみたいな心って本当はみんな持ち合わせているけれど、行動を起こすにはいろんな壁があってできないと思うんですね。あの当たって砕けろみたいな姿勢はなかなか真似できるものではない。まずは当たってみるって、すごい大事なことなんじゃないかなと思いました。
──しかも砕けてからのリカバリーが早い(笑)。
そうなんです。めちゃくちゃ立ち上がってくる人だなって(笑)。そんなところも『101回目〜』の達郎さんに通じる部分があって。きっと太陽さんを見ながら、みなさんいろいろと思い起こすところがあるんじゃないかなという気がします。
──しかし、光には音というパーフェクトな恋人がいます。
音はマイナスな部分がないですよね。地位も名誉も持っていて、なおかつ優しい。(伊藤)健太郎くんがそんな音を魅力的に演じていて、きっとご覧になる方も光は音を選ぶのか、太陽を選ぶのかが気になると思います。
──そう言われたら聞くしかないですが、唐田さんならどちらを選びますか。
本当ですね(笑)。いや〜、でも中間がいいです。
──それはなしでお願いします(笑)。
え〜! 私は長く一緒に付き合うならユーモアが大事だなと思うので、そう考えると太陽さんかな。太陽さんといると、何事もアホらしく感じそうじゃないですか(笑)。あの感じはいいですよね。

──光は、達郎から教わった「一笑懸命」というモットーを大切に生きています。この「一笑懸命」という考え方にどんなことを感じましたか。
私自身も、いつも笑っていられたらという精神を持っているので、脚本を読んだときに私が大切にしている考えと似ているなと思いました。そこが光とリンクした部分だったので、お芝居をする上でも「一笑懸命」という考えは常に根底にあったと思います。
──最近心から大笑いしたことはありますか。
毎日大笑いしているんじゃないかな。昨日、お友達の木竜麻生さんと遊んでいたんですけど、6時間くらいずっと笑っていました。お互いの近況報告から始まって、「最近こういうことがあって」と嫌だったことも全部話すんですけど、それも麻生さんとなら笑いに昇華できる。笑いすぎて口角が引きつるくらい(笑)、楽しい1日でした。
──連載されているエッセイも読んだんですけど、唐田さんってすごく人なつっこい方なんだなという印象を受けました。
根本的に人が好きというのがあって。確かに人見知りはあんまりしないかもしれないです。
──お正月に菅原小春さんのご実家で過ごしたエピソードとか、もう身内じゃんって思いました(笑)。
自分のことを小春さんの犬だと思っています(笑)。どこでもついていくので。
──人が好きというのは、人のどんなところに良さを感じているからでしょうか。
私は姉が二人いて、小さい頃から姉たちと「今日はこれを食べた」とか「学校でこういうことがあった」とか、どうでもいいことを全部報告し合って生活していたんです。そうやって人に話せば、抱えているものも解消できるという原体験があって、その経験が今の私をつくっているのかもしれません。
人の話を聞いて、こういう考えもあるんだって知れるのも好きですし。この人が普段何を思ってるとか、どんなことを大事にして生活しているとか、そういうことを知っていく過程で、自分の知らないことを知って、興味へと変わっていく。そうやって私自身の世界が広がっていくのが楽しいんです。人がいてこそ、今の私があると思います。

──芸能界ってやっぱりちょっと特殊なところがあるから、そうじゃない世界で生きている人の話って新鮮ですよね。
そうですね。なので、地元の友達とも頻繁に会っています。違う職種の人の話を聞くのもすごく楽しくて。
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