日本中が涙した実話を映画化、高杉真宙が寄り添う夫役に
川口春奈主演『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』10月公開、監督は山戸結希
2026.04.17 08:00
©遠藤和/小学館 ©2026「ママがもうこの世界にいなくても」製作委員会
2026.04.17 08:00
川口春奈主演、高杉真宙を共演に迎えた映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が10月2日(金)より公開されることが決定した。
原作は日本テレビ系『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』でその模様が密着され、“涙が止まらない実話”として話題となった遠藤和(のどか)さんが綴った同名のベストセラー手記。舞台は2018年の青森、当時21歳の遠藤和さんは「ステージⅣの大腸がん」と宣告され、5年生存率わずか13%との診断を受けた。それでも彼女が手放さなかったのは、夫の将一さん、そして生まれてくる子供への愛だった。
「絶対、別れない」と言う将一さんの言葉を胸に、過酷な運命に抗いながら24歳で旅立つその日まで「今」を全力で生きた和さん。亡くなる10日前まで綴られたその手記に出会った本作のプロデューサーが、抗がん剤治療を中断してまで子供を産むという、正解のない問いに向き合い続けた遠藤夫妻の姿に勇気をもらったことで映画化を決意した。監督には『溺れるナイフ』(16)などで繊細な感情表現と圧倒的な映像美を評価される山戸結希を迎え、豪華キャスト陣とスタッフが魂を込めて愛の記録を描き上げる。

ドラマ『silent』『9ボーダー』などで等身大の女性像を表現した川口春奈が演じるのは、天真爛漫で芯の強い主人公・和(のどか)。7年ぶりの映画主演となる今作では、がんに苛まれていく姿をリアルに表現するため、順撮りで敢行された約2ヵ月の撮影期間で10㎏減量するほど全身全霊で和さんと向き合い続けた。座長として、実話の映画化という責任を背負った川口は「和さんの人生を自分の身体で残すことができたらと強く思い、肉体的にも精神的にも全てを捧げる覚悟で取り組みました」と撮影当時を振り返っている。
そして誰よりも和を想い愛した夫・将一を演じるのは、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』(25) 、ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』(25/TBS) 、『今夜、秘密のキッチンで』(26/CX)など話題作への出演が続く高杉真宙。今作で初共演となる川口を支え続けた高杉は、「全身全霊で挑む川口さんの熱意、優しさ、周りへの気遣いを隣で見ながら、僕も和さんにとっての将一さんのようになれるよう、寄り添い支える立場として同じ時間を過ごしました」と語った。
解禁されたティザービジュアルでは、結婚式で愛を誓い、幸せを噛みしめながら見つめ合う和(川口春奈)と将一(高杉真宙)の儚い姿が描かれている。「一分、一秒、あなたといたい」というコピーからは限りある時間の中で互いを思う強い気持ちが感じられ、二人が病気とどう向き合い、未来を歩んでいくのか気になるビジュアルとなっている。
併せて到着した特報映像は、和のウェディングドレス姿と共に流れる、「私、がんだった」という衝撃的な告白から始まる。“一分、一秒、一緒にいたい”と思うほど、恋人の将一と大きな愛を育んでいた和。幸せな日常を突如襲った“ステージⅣの大腸がん”という残酷すぎる宣告に、和は「もう治らないんだって」とやりきれない思いを吐露する。
「後悔しながら死にたくない」と強く願う和と、「一生大切にする」と決意を固める将一。「がんでも子供を産めるんですか」と切実に尋ねる和はどのような幸せの形を選ぶのか。映像は日記と共に「それでも、あなたに会いたい——」というテロップで締めくくられ、60秒間に点描された夫婦の道のりに心が揺さぶられる特報となっている。
コメント一覧
川口春奈(遠藤和役)
私自身、TVでこの話を知り、和さんから勇気をもらった一ファンでした。果たして今の自分が演じきれるのかという葛藤もありましたが、 山戸監督と何度も会話を重ね、和さんの人生を自らの身体で残すことができたらと強く思い、肉体的にも精神的にも全てを捧げる覚悟で取り組みました。
撮影中は迷い、悩み、苦しみ、様々な感情になりましたが、高杉さんが絶大な信頼と安心感を寄せられる相手として、一緒に戦ってくれたことがとても励みになりました。
監督、キャスト、スタッフの魂が詰まった、温かい作品です。和さんが生きた証や、和さんを支えた家族の愛と優しさに溢れた姿が、一人でも多くの方に届くことを願っています。
高杉真宙(遠藤将一役)
和さんの想いを受け止め、厳しい役作りを課して全身全霊で挑む川口さんの熱意、優しさ、周りへの気遣いを隣で見ながら、僕も和さんにとっての将一さんのようになれるよう、寄り添い支える立場として同じ時間を過ごしました。
僕自身もこの二人の物語にどうやって向き合っていくのかを模索しながらの撮影でしたが、和さんと、その周りの方々の想いを大事にしたいと一日一日、どのシーンも全力で大切に演じました。
山戸監督やスタッフの皆さん、そしてキャスト一同、作品に関わった多くの人が妥協せず、この作品をより良いものにして届けたいという熱い思いが沢山詰まっています。この優しくて温かい物語が皆さまに届いたとき、どう響くのか今から心待ちにしております。
遠藤将一さん(遠藤和さんの夫)
映画化のお話をいただいたのは、3年前でした。それから2年かけて脚本の読み合わせをしているときも、川口さんや高杉さんが演じて下さると伺って驚いたときも、撮影現場にお邪魔しても実感が湧かず、自分たちのこととは思えなかったのが本音です。
でも、完成した映画には確かに、あの頃のみんながいました。愛すること、命を繋ぐこと、ただ仲良く過ごすこと。どんなささいなきっかけでも構わないので、映画をご覧になった方が、いま生きている実感を掴んでもらえたら嬉しいです。遠藤和。こんな人もいたんだよ、と。
