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歪み切った4人の内に秘めた本音とは

奈緒、猪狩蒼弥、風間俊介らのセリフが心をエグる『先生の白い嘘』キャラクター紹介映像解禁

2024.06.19 07:00

©︎2024「先生の白い嘘」製作委員会 ©鳥飼茜/講談社

2024.06.19 07:00

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7月5日(金)に全国劇場・3面ライブスクリーンにて公開される映画『先生の白い嘘』のキャラクター紹介映像が解禁された。

本作は、ひとりの女性が抱える「自らの性に対する矛盾した感情」や男女間に存在する「性の格差」に向き合う姿を描くことで、人の根底にある醜さと美しさを映し出したヒューマンドラマ。原作は鳥飼茜の同名漫画で、デジタル版を含めた全8巻のコミックス累計部数は100万部を突破している。

男女の性差に翻弄され葛藤する本作の主人公・原美鈴を演じるのは奈緒。共演陣には猪狩蒼弥、三吉彩花、風間俊介らが名を連ね、歪み切った登場人物たちによる狂気的愛憎の四角関係と観る人の心の奥底をエグるストーリーを描く。

7月5日(金)公開『先生の白い嘘』キャラクター紹介映像

今回解禁された映像は、登場人物たちの内に秘めた本音が垣間見える15秒のキャラクター紹介映像。

奈緒演じる主人公の美鈴は地味で平凡な毎日を過ごす高校教師だが、実は親友の美奈子の婚約者の早藤から無理やり肉体関係を迫られ、その後も関係を続けてしまっている。「私の敵は私なの」「女はそんな正しい世界を正しくは生きられないの」は男女の性差に翻弄され、自分の矛盾する感情にもだえ苦しむ美鈴の心の叫びとなる。

猪狩蒼弥演じる美鈴のクラスの生徒の新妻は、三木監督が本作は「先生と新妻のラブストーリー」だというように、性に対するトラウマを持つ美鈴の痛みに共感し、やがて恋心を抱くようになる役どころ。人が苦手でクラスでも浮いていた新妻が、「俺、先生のこと、好きです」「先生も俺に会いたかった?」と先生と教え子という許されない関係ながらも、美鈴への真っ直ぐな想いを向ける姿が収められている。

三吉彩花演じる美奈子は、不動産会社の取締役を父に持ち、学生時代からの恋人との婚約にこぎつけ、誰もが羨むような女性の華やかな部分を持っている。「私たち結婚するの」と早藤との婚約を、笑顔いっぱいに美鈴に報告し、幸せ全開な雰囲気を漂わせる。そんな幸せそうな姿から一転、「幸せそうなフリして、愚かで惨めな女だって思ってた?」と言い放つ。美奈子が取り繕うことを辞めた時、歪んだ関係にある変化が訪れる。

風間俊介演じる早藤は不動産会社にエリートサラリーマンで人当たりも良く社交的だが、裏では女を見下して暴力をふるう猟奇的でサディスティックな二面性を持つ。冒頭映像の「なんですか?」と見る者を存分に煽る表情から、その狂気的な内面が早くも浮き彫りになる。そこから婚約者の美奈子の頬を愛おしそうに撫でる一方で、美鈴を後ろから抱きしめているシーンが次々と映し出されていく。親友同士と知りながら関係を持つ早藤の異常さが映像から伝わってくる。そして、「俺さ、怯えた女じゃないと欲情しないんだよ」というセリフがさらなる狂気とインパクトを与えている。

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作品情報

先生の白い噓

©︎2024「先生の白い嘘」製作委員会 ©鳥飼茜/講談社

©︎2024「先生の白い嘘」製作委員会 ©鳥飼茜/講談社

先生の白い噓

2024年7月5日(金) 全国劇場&3面ライブスクリーンにてロードショー 

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演:奈緒
猪狩蒼弥 三吉彩花
田辺桃子 井上想良 小林涼子 森レイ子 吉田宗洋 板谷由夏 ベンガル
風間俊介

原作:鳥飼茜 「先生の白い嘘」(講談社「月刊モーニング・ツー」所載)
監督:三木康一郎
脚本:安達奈緒子
音楽:コトリンゴ
主題歌:yama 「独白」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
配給:松竹ODS事業室/イノベーション推進部
映倫区分:R15

1995年生まれ。福岡県出身。

連続テレビ小説『半分、青い。』(2018)でヒロインの親友役に抜擢。翌年にはテレビドラマ『のの湯』(2019)での連続ドラマでの初主演や、テレビドラマ『あなたの番です』(2019)で第102回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演女優賞を受賞し注目を集める。2019年には末次成人監督作『ハルカの陶』で映画初主演。その後も映画、テレビを問わず次々と話題作に出演する。その他、主な映画出演作に中田秀夫監督作『事故物件 恐い間取り』(20)、角川春樹監督作『みをつくし料理帖』(20)、堀江貴大監督作『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(21)、金井純一監督作『マイ・ダディ』(21)、斎藤久志監督作『草の響き』(21)、佐久間紀佳監督『あなたの番です 劇場版』(21)、藤井道人監督作『余命10年』(22)、三木孝浩監督作『TANG タング』(22)、タナダユキ監督作『マイ・ブロークン・マリコ』(22)、熊切和嘉監督『#マンホール』、齊藤工監督作『スイート・マイホーム』(23)、佐藤嗣麻子監督作『陰陽師0』(24)、公開待機作には、三木康一郎監督作『先生の白い嘘』(24)、萩原健太郎監督作『傲慢と善良』(24)などがある。2023年エランドール賞新人賞を受賞。

1996年生まれ、埼玉県出身。
2010年、雑誌「Seventeen」専属モデルに抜擢。同誌卒業後も「25ansウェディング」カバーガールなど数々の雑誌モデルを務める。2012年、映画「グッモーエビアン!」で「第67回毎日映画コンクールスポニチグランプリ」新人賞受賞。2013年、映画「旅立ちの島唄~十五の春~」で「第35回ヨコハマ映画祭」最優秀新人賞受賞。『ダンスウィズミー』(19)『犬鳴村』(20)『Daughters』(20)『十二単衣を着た悪魔』(20)Netflix『今際の国のアリス シリーズ』(20,22)に出演し、Amazon Original映画『ナックルガール』(23)ではボクサー役に挑戦。『先生の白い嘘』が7月5日公開予定。

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