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INTERVIEW

フジロックで鮮烈な印象を残したUKの6人組が待望の再来日

Black Country, New Roadのルーツと今、向かう旅路で待つ永遠

2023.04.14 18:00

2023.04.14 18:00

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期待される次作の構想

──アイザック脱退以降も、BCNRの魅力は歌にもフレーズにも言えるミニマルさだと思っていて。それってどこからの影響なんですか? 個人的にはペンギン・カフェ・オーケストラだったりとか、作曲家のスティーヴ・ライヒやフィリップ・グラス、あとは80年代のラウンジ・リザーズを思い出したんですが、聴かれてましたか?

チャーリー とてもいい見解だと思う。フォークオーケストラっぽい感じだと自分では思っているんだけど、みんな色々な音楽に影響されてるよ。スティーヴ・ライヒとかフィリップ・グラスにも、メンバー同士でこういうのいいよね、って部分があったりして。それぞれが好きな感じをうまく合わせて曲は作り上げてる。

──これからどんどんバンドが良くなっていくストーリーを期待しています。シド・バレットが抜けたピンク・フロイドだったり、ピーター・ガブリエルが抜けたジェネシスだったり、あとはニュー・オーダーとか。イギリスの偉大なバンドに比べられてしまうことが多いんじゃないかと思うのですが……。

メイ そんなに聞かれたことはないかな。

チャーリー 僕らはそもそも1stアルバムと2ndアルバムも音楽的に全然違ったし、今回はライブアルバムだけど、次にスタジオアルバムをやるとしてもまた変わったものができると思うんだ。アイザックの脱退は確かに大きなことだったけど、バンドに亀裂が入ったみたいなことは全然なくて。ピンク・フロイドについては、シド・バレットが抜けた後に『ウマグマ』という駄作ができて、でもそういう変化があってチューニングして落ちついた後に『狂気』が生まれたから、僕たちのアルバムが同じようことになるかどうか分からないけど……そうなるかな(笑)。

──ありがとうございます。またたくさん日本に来てください! 最後にお母さんが日本人のメイに、一番好きな日本語を聞きたいのですが……。

メイ (日本語で)ひとつの言葉だけ? 難しい! みんなはあるの? 英語でも一番好きな言葉ってないかも……。

──ひとつじゃなくても大丈夫です! 今から撮影に移るので、撮影中に思いついたら教えてください。

──(撮影終了後)思いつきましたか?

メイ 「海」と「イチゴ」!
 

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作品情報

Black Country, New Road『Live at Bush Hall』

『Live at Bush Hall』ジャケット

『Live at Bush Hall』ジャケット

Black Country, New Road『Live at Bush Hall』

2023年3月24日リリース
Ninja Tune/Beat Records

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ブラック・カントリー・ニュー・ロード

アーティスト情報

ロンドンを拠点に活動する6人組バンド、ブラック・カントリー・ニュー・ロード。デビューアルバム『For the First Time』は、全英チャート初登場4位を記録、2021年の年間ベスト筆頭として満点レビューを多数獲得しマーキュリー賞にもノミネートされた。この勢いに乗って、セカンド・アルバム『Ants From Up There』では、全英チャート初登場3位を記録!アルバムではデビュー作で見られたクレズマーやポスト・ロック、インディー・ロックの融合させた独自の製法をさらに発展させ、伝統的なミニマリズムやインディー・フォーク、ポップ、そしてオルタナティブ・ロック、すでに彼ら独特のものとなっている多彩なサウンドを他に類を見ない形で結合させ、見事に、そして軽々と最高傑作を更新している。

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