2026.06.30 19:00
2026.06.30 19:00
ファンの皆さんとは片思いなんかじゃない
──そしてカップリング曲の「運命の出会い」は「ナイト」のアンサーソングで、アイドルの皆さんがファンに自分たちの気持ちを届ける楽曲になっています。
永尾 「運命の出会い」は全部が共感できる曲です。私は一番最後の“ねえ愛おしいんだよ”というフレーズを歌わせていただいているのですが、ファンの方に抱く感情で一番多いのは「愛おしい」なんですよ。カレアイを見て笑ったり泣いたり、たまには「ナイト」の歌詞みたいに寂しさを感じてへこむこともあるかもしれないですけど、そのすべての感情をひっくるめて愛おしさを感じるので、それを歌として届けられるのが嬉しいです。
高澤 確かに「愛おしい」ってよく言っているよね。この曲、レコーディングで初めてディレクションなしで自分の思ったように歌っていいと言われたんです。私はしゃくりすぎる癖があるのでいつもは「真っ直ぐ歌って」と言っていただくことが多いのですが、今回は自分の気持ちのまま歌いました。私は2番Bメロの“私を好きになってくれたことを 後悔なんてさせないよ”のところをソロで歌っているのですが、「後悔させないよ!」という気持ちを込めて勢いよく歌っていて。私は声が特徴的と言われることが多くて、普段はみんなに合わせて声音を調整して歌うことが多いんですけど、この曲ではありのままの自分で歌わせていただきました。メンバー本人の内から溢れる感情がよりダイレクトに伝わる楽曲だと思います。
波左間 私は“大切な人生の時間使って 会いに来てくれたこと 本当にありがとう”という歌詞が特に共感できます。毎回ライブに足を運んでくださる方もいるんですけど、それは本当に当たり前のことではないので、そのありがたさをこの曲の歌詞を通してより感じていて。私がソロで歌っている2番の“「好きです!」と目を逸らす君”という歌詞も、特典会で緊張して何も話せなくなっちゃうファンの方を思い出して、それすらも愛おしく感じます。“片思いなんかじゃない 私も涙出るほど 大好きなんだよ”ということを、これからもっと伝えていければと思います。
西原 私は“ステージの袖 暗転で高鳴る”という箇所を歌っているのですが、この“高鳴る”という言葉の中には、楽しみも不安も含めて、いろんな感情があると思うんです。実際の私はステージの袖で緊張しまくるタイプなんですけど(笑)、ファンの方たちがいてくれるだけで安心する自分もいて。なのでレコーディングではどんな気持ちを込めて歌うか悩んだんですけど、「私たちはみんながいるからステージに立てているんだよ」ということを伝えたくて歌いました。
永尾 この曲は今開催しているツアー(「可憐なアイボリー 全国ツアー2026 ナイト」)の初日の広島公演で初披露したのですが、1部の時にはなかったコールを2部の時にはもう入れてくださって。ファンの皆さんが1部と2部の間の時間に作戦会議をしてくださったみたいで、熱量高く受け止めてくださってすごく嬉しかったです。ファンの方は“片思い”だと勘違いしがちなんですけど、「片思いなんかじゃないよ」とこの曲を通して伝えられることがすごく嬉しいです。
西原 普段は面と向かってこんなこと言えないですから。照れ臭いので(笑)。

──さらにCDの【スペシャル盤】と【初回限定盤A】には、ハニワ書き下ろしの新曲「ずっとアイドルがいい」を収録。自分がアイドルになっていなかった“もしも”の世界を想像しつつ、やっぱり“アイドルがいい”と力強く歌う、これもまたファン的にグッとくるナンバーです。
永尾 この曲を最初に聴いた時は「ヤバい、自分たち過ぎる……!」と思いました(笑)。結成からのオリジナルメンバーは全員会社員でもおかしくない年齢ですし、もし自分がこの世界に入っていなかったらと考えることもあるんですけど、アイドルをやっていなかったらファンの方とは出会えていなくて。今アイドルとして存在できていることが幸せだし、少しでも長くこの時間が続けばいいな、っていう祈りのような曲だと思いました。ちょっと重たいテーマでもあるので、ライブで披露した時、皆さんがどう受け止めてくださるかドキドキします。
波左間 “アイドルじゃなかったら出会えなかった”という歌詞があるんですけど、私、この曲のレコーディングの直前に、別の仕事で声優の下野紘さんと現場が一緒になる機会があって、アニメが大好きなので「えー!下野さんがいる!!」ってびっくりし過ぎてしまった出来事があって。そのことをハニワさんに報告したら「アイドルじゃなかったら出会えなかったから良かったね」と、この曲の歌詞の通りに言われました(笑)。それこそハニワの皆さんやメンバーちゃんを含め、アイドルじゃなかったらできなかった出会いや経験があるという意味で、すごく共感できる楽曲です。
永尾 その解釈、新しくていいね(笑)。
高澤 私はサビの“君の笑顔が(ずっと) 私の誇り(ずっと)”という歌詞がすごく好きです。ファンの方たちがカレアイを通して仲良くなってくれている姿を見るのが好きで、それを見てアイドルになって良かったなと思う瞬間がよくあるんですよね。恋のキューピッドじゃないですけど(笑)、みんなの仲を取り持つ存在にもなれているので、その意味でも「出会い」って本当に素敵だなと思います。
西原 私も19歳なので社会人をやっていてもおかしくないのですが、アイドルをやっていなかったらもっと大人だったと思うんですよ。でもアイドルになったことで、自分でも知らなかった一面に気付くことができて。きっとアイドルをやっていなかったら、お団子ツインの髪形もしていないだろうし、かわいい衣装も着ていなかったと思うので、新しい自分との「出会い」でもあるのかなって。
──いろんな解釈ができる楽曲ですね。加えて先ほど「重たい」という発言もあったように、アイドルという存在の儚さもこの曲では描かれていて。この曲に限らずですが、カレアイはアイドルのキラキラした部分だけでなく、大変さや葛藤も表現してきた印象があります。
永尾 それこそ前作のシングル「消えない」でメンバーが一人卒業したので、メンバー自身もそこでカレアイには卒業という概念があることを実感しましたし、きっとファンの方たちもずっと12人でいると思ってくださったなかで、卒業を目の当たりにしたと思うんです。そんなタイミングでこの曲を通して「ずっとアイドルがいい」と宣言できるのは、ファンの方にとっても「みんなアイドルでいたいと思ってくれてるんだな」という安心材料になってくれたら嬉しいです。
──この「ずっとアイドルがいい」という楽曲のテーマに絡めて、皆さんが今アイドルを続けている理由について聞いてみたいです。
西原 私は昔からステージに立つことが目標で、それ以外の道が頭になかったんです。私には歌とダンスしかないし、それが生きがいなので、毎回ステージに立つ時は魂を込めて、その日に死んでもいいくらいの気持ちでやらせてもらっていて。だからこれからもアイドルを続けて、ステージに立ち続けたいです。
高澤 かっこいい!
永尾 私はもともとアイドルになろうとは思っていなくて、カレアイのオーディションを受けたのも、HoneyWorksさんがサウンドプロデュースだったのが理由でした。なので今でも自分がアイドルをやっていることを不思議になることがあるんですけど、HoneyWorksさんの楽曲を歌える幸せもそうですし、素敵なメンバーやファンの方、スタッフさんと出会うことができたので、今は自分主体というよりも、周りの方々に恩を返して報いたい気持ちでアイドルを続けています。これからもいろんな感情を抱えながらだとは思いますが、カレアイに関わってくださるみんなが幸せになる未来を一緒に作っていけたらと思います。
高澤 私は世界平和というのが根底にあって。大学も外国語学部を出て、なりたい職業も考えていたんですけど、アイドルだったら自分にしかできないことで、みんなに直接笑顔を届けることができると思ったんですよね。高校時代、アルバイトでスーパーのレジ打ちをしていた時に、その時からアイドルへの憧れはあったので、「これは握手会の予行演習なんだ!」という気持ちで笑顔でレジ打ちをしていたら、お客さんもみんな笑顔になっていって、それがすごく楽しかったんです。なので世界中の人を笑顔にできるまで頑張りたいと思います。おこがましいんですけど(笑)。
永尾 すごく素敵!
波左間 私は小学5年生の頃からオーディションを受けていたくらいアイドルが大好きで、最後のチャンスと思って受けたのがカレアイのオーディションでした。ここでアイドルになる夢を叶えられたので、この楽曲の通り「ずっとアイドルがいい」と思いますし、自分がアイドルになっていない場合を考えた時に、家族やメンバーちゃんにも「アイドル以外は想像がつかない」と言われることが多くて。いろんなお仕事をさせていただくなかで、やっぱり私は歌って踊ることが一番好きだと心の底から思いますし、カレアイで叶えたい夢がまだまだたくさんあるので、まだ卒業はできないなという気持ちがあります。
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