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INTERVIEW

ドラマ『世界で一番早い春』主演俳優が語るルーツと覚悟

「やるからには中途半端なことはしない」吉田美月喜が“立ち止まらない”と決めた理由

2025.07.17 19:00

2025.07.17 19:00

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日記を始めてから、1日の充実度がわかるようになった

──役によっていろんな職業に就けるのが俳優業の面白さですが、今回といい『ルックバック』といい、吉田さんは漫画家に縁がありますね。

そうなんですよ。

──ちなみに、ご自身の“画伯ぶり”はどんなものでしょうか。

それが……めっちゃ下手くそでもなく、すごい芸術性があるわけでもなく、本当、面白くないぐらい普通という感じです(笑)。漫画は描いたことないんですけど、友達と絵しりとりをやっても、難しくなければちゃんと伝わるかな、みたいな(笑)。

──これならノールックで描けるというキャラはいますか。

キティちゃんです。キティちゃんってシンプルなんですよ。(空中にキティちゃんの目と鼻を描いて)トン、トン、トンなので(笑)。結構サンリオのキャラクターは描けるかもしれない。

──漫画はどうですか。最近何か読んでいるものはありますか。

最近は漫画よりアニメのほうが多いです。今は『チ。ー地球の運動についてー』が気になっています。今度舞台にもなるじゃないですか。音楽を担当されている阿部海太郎さんと以前舞台でご一緒させていただいて。それもあって注目しているんですけど、業界の子からも同級生からも「すごくいいよ」という話は聞いていて。ただ、「集中して観ないと、わからなくなる」とも言われているので、今は一旦ドラマの撮影に集中して、終わったらゆっくり観させていただこうと思っています。

──この作品は2015年にタイムスリップします。吉田さんは、2015年の頃、何をしていましたか。

それこそ習いごとをいっぱいしていた時期でした。テニスとバスケとバレエを全部やっていたので、1週間のうちお休みはゼロ。土日も必ずテニスかバスケかどっちかが入っていて、ずっと体を動かしていました。おかげで当時の私は真っ黒でした。バレエをやってるのに肌が焼けてるのは良くないなと思うんですけど。

──バレエってどれくらいできたんですか。ジャンプして回るみたいなこともできたんですか。

1回転ならできました。そんな何回もグルグルとかはできないんですけど。

──すごい。じゃあ体も柔らかいんですね。

(小声で)……柔らかくないんです(笑)。やらないと、すぐ硬くなっちゃって。バレエをやめたあともストレッチだけは続けておけば良かったなって今言われて思いました。やります、ストレッチ。

──Y字バランスとか見たいです。

昔はできたんですけどね。いつかまた取材をしていただいたときにはお披露目できるように頑張ります(笑)。

──雪嶋先輩が漫画を描くために設定ノートをつくっています。俳優さんによっては、役の設定ノートをつくる人もいますが、吉田さんはいかがですか。

私は時代背景を勉強する必要がある役とか、実在するキャラクターを演じさせていただくときはノートにメモをしたりします。あとは最初に原作や台本を読んだときに感動したことを忘れないようにメモしたりしています。

──普段から書く習慣はあるんでしょうか。

最近ポッドキャスト(『みづきちのいってら』)を始めたんですけど、自分が楽しいと思った体験を人に伝わるように喋るのって意外と難しいんだなということに気づいて。自分の思ったことを記録したり整理したりするために日記をつけはじめました。もともと小学6年生まで学校の宿題でずっと日記を書いていたんですよ。でも、中学に上がって、宿題じゃなくなった途端、書くのをやめてしまい(笑)。こうして大人になって書きはじめてみることで、日記の面白さがようやくわかりました。今日は何もしなかったなって日は本当に何も書いていないんですよ。「寝た」だけで終わっちゃう日もあれば(笑)、充実したなという日はわーっといろんなことが書いてある。ちゃんと文章にして残すことで、1日の充実度が目に見えてわかるようになった気がします。

──では最後に、吉田さんの高校ラストイヤーはコロナ禍で青春らしいことが何もできなかったと聞いています。もしタイムスリップして、高校3年生をもう1回できるなら何がしたいですか。

文化祭がやってみたいですね。1年生と2年生のときは演劇部の裏方をやっていたんですよ。舞台の上手下手に控えて、役者さんを出したり、小道具を渡したり。3年生があるからと思って、わりとそういうお手伝いを一生懸命やっていて、校内を回るということをしてこなかったんですね。なので、もう1回高校3年生をやれるなら、今度は文化祭を満喫したい! よくドラマで見るような、文化祭用に飾りつけられた廊下を友達と駆け回る、みたいなことがやってみたいです。

ヘアメイク:yoko tanaka
スタイリスト:YUSUKE ARIMOTO(NANAKAINOURA)
ドレス:Arobe / アローブ サンダル:ALM.(ALM.) 
イヤリング・ブレスレット:KAORU / カオル

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作品情報

ドラマ特区『世界で一番早い春』

©︎川端志季/講談社 ©「世界で一番早い春」製作委員会・MBS

©︎川端志季/講談社 ©「世界で一番早い春」製作委員会・MBS

ドラマ特区『世界で一番早い春』

2025年6月19日(木)初回放送スタート
MBS :6月19日(木)より毎週木曜 24:59~
テレビ神奈川:6月19日(木)より毎週木曜 23:30~
チバテレ :6月20日(金)より毎週金曜 23:00~
テレビ埼玉 :6月25日(水)より毎週水曜 24:00~
とちぎテレビ :6月26日(木)より毎週木曜 23:30~
群馬テレビ :6月26日(木)より毎週木曜 24:00~
配信/TVer、MBS動画イズムで見逃し配信1週間あり/FODにて見放題独占配信

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

出演:吉田美月喜 藤原樹(THE RAMPAGE)
大倉空人(原因は自分にある。) 大原 梓 日比美思 /味方良介
原作:川端志季『世界で一番早い春』(講談社「Kiss」所載)
脚本:ニシオカ・ト・ニール、松本美弥子、桐乃さち
監督:富田未来、北川瞳
オープニング主題歌:「さくら、届け」Girls² (rhythm zone)
制作プロダクション:The icon
製作:「世界で一番早い春」製作委員会・MBS

吉田美月喜

アーティスト情報

2003年3月10日生まれ、東京都出身。昨年は劇場アニメ『ルックバック』にて京本役でW主演を務め、注目を集める。これまでの主な主演作に、映画『あつい胸さわぎ』(23/監督:まつむらしんご)、映画『カムイのうた』(24/監督:菅原 浩志)、MBS「マイストロベリーフィルム」(24)、舞台『デカローグ7「ある告白に関する物語」』(新国立劇場)。また、近年の出演作品に、Netflixシリーズ「今際の国のアリス」(20)、TBS「ドラゴン桜」(21)などがある。
最新作はスペイン映画「KARATEKA」(26、スペイン公開予定)海外作品に初挑戦となった。

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