2024.05.28 18:00
またしても久しぶりになってしまいました
もはや生誕ライブのまとめを書く場所になってしまっている!よくないよくない!
何はともあれ先月3月12日に
わたしの生誕ソロライブ
〜 Sound of Flower 29〜
が開催されました!
タイトルは、わたしの本名が
「花音」という名前なのでそこから取り
原点に戻るような気持ちで名付けました
そしてカノンという言葉には
音楽の用語で同じ旋律を繰り返す
という意味もあるので
このような楽しい奇跡みたいな時間を繰り返していけますように、みたいな気持ちも
ちょっと入っていたり…
今回のソロライブはわたしにとって
ひとことでいうなれば
“挑戦”でした!
色々なタイミングが重なり
このライブはわたしが所属していたグループ
ZOCの巫まろとしては
最後のステージになったこと
自分の今まで歌って来た曲をほぼ歌わず
好きなアーティストさんたちの
カバーをさせていただいたこと
去年に引き続き
バンド編成で行われたライブということ
わたし自身にとって
挑戦要素がかなり多めでした
毎年恒例なのですが
生誕シーズンは
練習しなくちゃいけないこと
考えなきゃいけないこと
ドキドキソワソワ
で、生誕ライブだというのに
自分の誕生日の存在を
すっかり忘れてしまうほどの
しあわせなバタバタが訪れます
今回はZOCを脱退することもあり
今まで以上にバタバタでした
(詳しくはしらべてみてください、笑)
ですが前回同様
バンドメンバーの皆様に
助けられっぱなしでございました。
限られた時間の中で
わたしの歌いたい曲や
セットリストの変更に
たくさん対応していただき
本当に感謝
ですがわたしも
限られた時間とはいえ
楽しみにしてくださるお客さんに対して
妥協はしたくなかったので
セットリストからグッズから
衣装、その他にもたくさんのことを
精一杯考えました
セットリストは今回
伝えたい気持ちとか好きな曲とか
色々な観点から
選ばせていただいたのですが
自然といまの気持ちを
色んなアーティストさんが
代弁してくださってるような
そんなずっしり気持ちの乗った
セットリストになっておりました
そんなセットリストがこちら
1 STUPiD/BiS(アレンジはZOCver.)
2 感傷謳歌/PEDRO
3 8ミリフィルム/アカシック
4 前髪/アイドルネッサンス
5 僕は頑張るよっ/神聖かまってちゃん
6 BEGGiNG/ZOC
7 有頂天LOVE/スマイレージ
8 スキちゃん/スマイレージ
9 私ちょいとカワイイ裏番長/スマイレージ
10 わたし/福田花音
セルフカバーもありつつの
ボリューミーなセトリとなりました
選んだ曲すべてが
わたしの人生の背中を押してくれるような
そんな歌詞がたくさんつまっていて
それをお客さんにも届けたくて
選曲した楽曲たち
特に一曲目のSTUPiDの最後の歌詞
“人生一回しかないんだから
死ぬほど楽しんでおこうよ”
という歌詞には練習中から
幾度となくパワーをもらいましたね
本当にこの歌詞の通りで
この記憶を持ってしての人生は
一回しかないんですよね
この先何十年も続くかもしれないし
明日終わりが来てしまうかもしれないし
それはだれにもわからない
けれど一回しかない
ってことだけ決まってる
だからこそ
間違っていると思うことを無理して続ける時間はものすごくもったいないし
逆にやりたいことを躊躇っている時間もものすごくもったいない
それがたとえ失敗だとしても
はやく挑戦して挫折を味わえば
今度は成功できるかもしれないし
一曲ごとにそんなことを考えながら
リハーサルや本番に挑む期間でした
わたしのアイドル人生を締めくくる日
ということもありいつもより
シャキッとした気持ちでむかえた
3月12日当日
まさかの天気は大雨
かなりのどしゃぶり!!!!
外を歩くだけで傘がへし折れるほどに風も強く、うぅ…こんな日に限って….
と傘に続いて心まで折れそうになりながら
新宿LOFTへ向かいました
なんとか辿り着いたという言葉が
こんなにもピッタリな日があるのか!?
というほど
会場に到着してからは
やることがたくさんで
もうなにがなんだか
頭がこんがらがっている状態でしたね
ライブ前に必ずやる発声練習から始まり
ヘアメイク、リハーサル、撮影
衣装の確認などなど
あれ〜もうあと30分で本番!?
緊張すると食べ物が喉を通らないわたしは当然この日もお弁当を食べたいのに胸が苦しくてまったく食べられないという鬼拷問
残り30分を目にしてからは
気がつけばもうスタンバイ時間
なんだか緊張で気持ちが
浮き足立った感覚のまま
ステージ袖で満員の客席を
ちらっと覗きました
ひゃあああ…人がいっぱいいすぎる….
ありがたい…..でも緊張が倍増
20年弱ステージに立っていても
一曲目は毎回緊張するものなのです
ステージに立ってしまえば
もちろん楽しいのだけど
いや、楽しいでは言い表せないな
これはきっと
ステージに立った人のみぞ知る感覚というか
とてつもなく幸せに包まれるんです
とはいってもどうしても一曲目は
緊張で声が震えがちなので
実は歌い慣れた曲を持ってくることがわたしは多いのです、豆知識
アイドルとして立つ
最後のステージだから
ひとりでも多くのお客さんと
目を合わせよう!と
心に決めてステージに立ったはいいものの
目が合うたびに
ひとりひとりのお客さんとの思い出が蘇り
ついつい涙が出そうになるから
中空を見つめて歌う瞬間が
何回もありました
ZOCに入ってからは
お客さんと交流する機会がとても多くて
本当にひとりひとりと
たくさんの思い出があるんだよね
一緒に喜んだり一緒に泣いたり
一緒に怒ったり
いろいろなことがあったなぁと
目を見つめれば見つめるほど
しんみりしました
それでも
ライブはあっという間に進んでゆき
最後の曲へ
最後に歌ったのは
「わたし」という曲
この曲はわたしが
アンジュルムというグループに
在籍していた時に
初めて作詞をしたソロ曲です
当時グループを卒業する時に
作詞のことなど
右も左もわからないまま
一生懸命書いた歌詞で
正直文脈とかぐちゃぐちゃなところはあるのだけれども
その歌詞にもものすごく
この期間で勇気をもらったんですよね
過去の自分が未来の自分を助けてくれるってこういうことなのかと
当時の私はアイドルを辞めて
作詞家に転身するタイミングだったこともあり
肩書きが変わるわたしを
応援し続けてくれる人っているのかなと
不安な気持ちでいっぱいでした
とくにわたしは子供の頃からアイドルが大好きだったからこそ
アイドルのこの子が好きだから
アイドルしてる時しか見に行かない
みたいなことをしている側だったんですよね
いざ自分がアイドルを辞める立場になって
なんとも言えない不安に包まれる感情を
数年前に感じながら書いた曲
その後アルバイトをしたりしながら
普通の女の子として人生を謳歌し
4年前にまたZOCで
アイドルを始めました
そんなわたしがまたアイドルを辞める時に
やっぱり当時と同じ気持ちになったんですよね
人って良くも悪くもそう簡単には変わらないよなと
でも変わらなかったからこそ
あの時の私が残したメッセージに
すごく救われながら歌って
さらに新たな感情も重ねながら
届けられたのではないでしょうか
“明日からは肩書きがちょっと変わってしまうわたしだからね”
アイドルだけでなく
転職をしたり結婚をしたり
子供が産まれたり
人生で色んな節目にぶつかるたびに
わたしにもあなたにも
この曲が心に届くといいなと思いました
新たなアイドル人生を歩み始めて
約4年で幕を閉じることとなり
正直、やりきったとは
言い切れない状況ではありますが
この選択を正解にするかどうかは
今後のわたしに全てかかっています
この生誕ライブで貰った愛を大切に
恩返ししながらパワーに変えて
これからも歩み続けたいと思います!
あれ?ゲストのことは!?
と思ったそこのあなた!
次回はゲストについて書きたいと思います
おたのしみに〜