Bezzy[ベジー]|アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

NEWS

ダニー・ボイル監督が期待する大胆な見た目の効果とは

映画『28年後…』では全身赤く染まった“奇妙な男”に、役者魂を見せたレイフ・ファインズに注目

2025.06.24 17:30

2025.06.24 17:30

全ての画像・動画を見る(全26点)

人間を凶暴化させるウイルスが蔓延した世界的パンデミックから“28年後”の恐ろしい世界を舞台に、感染を逃れたわずかな〈人間たち〉の命がけのサバイバルを描く『28年後…』が6月20日(金)より公開中だ。

アカデミー賞受賞経験のある監督ダニー・ボイルとアカデミー賞ノミネートの脚本家アレックス・ガーランドが徹底したリアリティと臨場感を追求して描いた本作。シリーズ第一弾の『28日後…』以来、十数年ぶりに本シリーズで再タッグを組む2人に加え、『28日後…』で主人公のジムを演じ、『オッペンハイマー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィーがエグゼクティブ・プロデューサーとして参加している。

『28年後…』日本版本予告

本作の重要人物の一人である、血まみれの見た目で不気味なケルソン博士を演じるのは、クセが強いキャラクターを演じたら右に出るものはいないイギリスの俳優レイフ・ファインズ。出演作によって全く異なるキャラクターを演じ切る変幻自在の俳優だが、本作では不気味な見た目のケルソン博士を演じ、役者魂を見せつけている。

映画『28年後…』よりレイフ・ファインズ演じるケルソン博士

レイフ・ファインズは写真家の父と小説家の母の元に生まれ、アンソニー・ホプキンスやトム・ヒドルストン、ケネス・ブラナーら有名俳優を輩出したロンドンの超名門校・王立演劇学校を卒業し舞台俳優としてキャリアをスタート。1995年にブロードウェイの舞台『ハムレット』で主演を務め、トニー賞を受賞し世界にその実力が知れることとなった。さらにスティーブン・スピルバーグ監督作『シンドラーのリスト』でアーモン・ゲート将校を演じアカデミー賞助演男優賞にノミネート、『イングリッシュ・ペイシェント』ではアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、ハリウッド俳優として着実にスター街道を登ってきた。

そして俳優としての転機となったのが、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』でのヴォルデモート役だ。特殊メイクを施してCGで鼻を消し、不気味で怖いヴォルデモートを熱演した。最近では映画『The Return(原題)』でトロイア戦争時代のオデュッセウス王を演じるため約5ヵ月の肉体改造を実施。ウェイトトレーニングやランニングなどの運動を行い、低脂肪タンパク質や炭水化物を中心とした食事管理でムキムキの筋肉とマッチョなボディを手に入れた。

そんな役者魂を見せるレイフ・ファインズだが、本作でも髪を剃り全身ヨウ素まみれの不気味なケルソン博士を演じている。ケルソン博士は、世界的パンデミックから“28年後”の世界で、凶暴化したレイジウイルス感染者と共存しながら生き延びている男。まるで全身が血塗られたかのように赤く染まり、感染者がはびこる危険な地で、頭を剃り、肌の露出が多い服装で生活している。

衝撃的な見た目についてレイフ・ファインズは「ケルソンはレイジウイルスの感染予防として体を赤橙色のヨウ素で染めているんだ。さらに大胆な見た目にするため、頭も剃ったんだ」と役作りの裏側を明かした。さらにダニー・ボイル監督はケルソン博士について「誰もが彼を見た時“奇妙な男”という印象を持つことになる。このジャンルの映画では極めて異質に映り、観客に惨劇を予想させているが…その先は映画を観て確認してほしいね」と、謎に包まれたケルソンの劇中での行動を期待させた。

全ての画像・動画を見る(全26点)

作品情報

28年後...

28年後...

2025年6月20日(金)日米同時公開
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

監督・プロデューサー:ダニー・ボイル
脚本・プロデューサー:アレックス・ガーランド
エグゼクティブ・プロデューサー:キリアン・マーフィー
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン、レイフ・ファインズ、ジョディ・カマー、アルフィー・ウィリアムズ

RANKINGランキング

RELATED TOPICS関連記事

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram

COLUMN & SPECIAL連載&特集

ALL SERIES

RANKINGランキング

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram