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巫まろの放課後リバイバル #5

諦めていた憧れの青春(前編)

2023.05.02 17:30

2023.05.02 17:30

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久々の更新となったこの連載
お久しぶりです、改めまして 巫まろです!

皆様に会わないうちに
またひとつ歳を重ね
先月の、3月12日に28歳になりました。

わたしが28歳になる誕生日当日
今年は生誕ライブと釘打ったライブを
やらせて頂くことになった日から
当日までのわたしの心情を
今回はここに綴ること致します。

そもそもわたしはライブでも少し話したのですが、こう見えて?自分に自信がありません。

誕生日って家族や自分にとっては特別だけど
当然周りの人からしたらただの何気ない1日なわけで
そんな日にわたしの都合でなにかイベントを開催するなんてことあっていいのか、、?

そんなことをずっともやもや考えていて
去年の誕生日は特別なライブを開催しませんでした。

というか、する自信がなく一歩踏み切れず諦めました。

そうしていた時に、いつも応援してくれているファンのみんなが
生誕ライブをして欲しかった!来年こそは!
という声をたくさんわたしの耳まで届けてくれたことで

そうか、もうわたしの人生は
わたしだけのものではないんだ

誕生日にライブをすることは
いつも応援してくれているみんなへの
恩返しのひとつでもあるのか と
素直に思えたことがひとつのきっかけになり

去年27歳になったタイミングで
次の誕生日こそはなにかやろうと
心の中で決めました。

そこから約一年くらい
時間はあったわけですが
他のメンバーの誕生日が訪れるたびに
わたしにはなにができるだろう
わたしはなにがしたいのだろう
わたしのことを応援してくれている人は
どんなわたしを見たいのだろう?

こんなことを考えない瞬間はなかったです。

そうしてまた時間は過ぎていく中で
誕生日が半年後くらいに近づいたある日の
移動中のタクシーの中での何気ない会話で
マネージャーであり
元バンドマンの大内ライダーが

「まろはバンドでライブしてみてもおもしろいかもね」

このひと言がわたしに火をつけました。

これだーーーー!と

わたしの青春をつくったもののひとつは
まぎれもなくロックバンドだけれど
わたしはバンドをしたことがなかったし
楽器もろくにできないし本も読んでない
対してなにも考えず生きてる人間なので
曲も書けやしないし
バンドなんて今世では無理だ!と
心のどこかで思っていました。

でも、こんな方法で一夜限りとはいえ
バンドを組むことができるのかと
この瞬間からわたしの世界がまたひとつ
広がったような感覚で
バンドメンバーをまだ1人も集めていないというのに
頭の中でセットリストや構成を考えては
わくわくする毎日が始まったのです。

もともとバンドのライブを
観に行くことはわたしの日常のひとつで
時間さえあれば気になるライブを
観にいくようにしてはいたけれど
この日からはさらに多くの
ライブハウスに足を運んでは
頭の中で自分のライブと重ね

わたしもこんな構成にしたいなとか
こんなふうに歌いたいなとか

このひとのMC素敵だなとか

いつもとはまた違った視点から
ライブを観る日も増えました。

そこでわたしは大きな課題に直面します。

小学生の頃からアイドルを始め
20年近く歌をうたっているけれど
生バンドや生演奏で歌を歌う機会は
アイドルにはほとんどありません。

となると、わたしが憧れる
ロックバンドのボーカルのように歌うには
ただオケに合わせればいいだけじゃないし
もちろん音に負けない声を出さなくてはいけない。

今までの自分が全く課題としてなかった課題をクリアしなくてはならないのです。

せっかくいただいたこのチャンスを無駄にしたくないし中途半端にバンドをやりたくない!

わたしはボイトレにもまた1から通い、新たに基礎から学ぶことにしました。

そこからは限られた時間の中で合間を縫い
ボイトレを重ねながらもまた
頭の中で構成を考える日々を繰り返します

まだまだ先に思えていた誕生日も
あっという間に近づいてきて
一年前から余裕を持って考えていたはずのセットリストなのに

もう決めなきゃ間に合わないよ!と言われるようにもなりはじめて

わくわくと不安といろんな気持ちがごちゃ混ぜになる毎日

これまでやったことのなかったバンドセットの前で歌う自分を必死に想像しながら一年越しで作ったセットリストをバンドメンバーの皆さんに提出し

ついに初めてのリハーサルの日

初めて楽器と合わせて歌った瞬間は
とてつもない感動に包まれました…

嬉しさと恥ずかしさと自分の出立ちのぎこちなさと
なんとも言えないきもち

バンドで歌うということに関して全くの無知なわたしに
ここはこうしてみたらどう?とか
この曲からこの曲への繋ぎはこんな演出もできるけどどうかな?と
たくさん提案してくださる先輩方に感謝が止まりませんでした。

楽器に負けないように歌を歌うということは想像以上に難しく
慣れるまではただがむしゃらに頑張りすぎて声を張り上げてしまうというか…

スタジオの自販機で500mlのペットボトルを6回も買って飲み干してしまったほどです

でもとにかく、音楽をやることの楽しさをリハーサル一日目にして
ものすごく実感しました。

一日目のリハーサルは無事に終わり最終リハーサルに向けていく中で
ひとりで何回も自主練に入ったり
本番の衣装を買いに出かけたりと
なんとも心地よいバタバタを過ごす数週間も
あっという間に過ぎていき

本番2日前についに最終リハーサル!

夜遅めの時間からのスタートだったのもまた普段にはなかなかなかい深夜練(全然深夜ではないんだけど)という感じがしてうきうきしましたね

(METAMUSEだと未成年の、のどかがいるので基本夜はリハーサルありません!)

生誕ライブに向けて減量もしていたので
腹ごしらえにサラダをモリモリ食べていざリハーサルへ

あ、ちなみに大好きなお酒も
3月は禁酒していました!

本番同様にリハーサルを行ったので今までのリハーサルとは違った緊張感にも包まれ
自分の課題もまたたくさん見えてきて
本番までのあと2日がんばろう!という気持ちが最高潮まで込み上げました。

リハーサルの翌日であり
生誕ライブの前日は
お昼からがっつり2公演
METAMUSEのライブ初日公演を行い
空き時間には生誕の復習をしながら
差し入れの美味しそうなクリームたっぷりのケーキを

くうううぅ!と我慢して帰宅し

夜中まで翌日の準備を行い
朝5時起きで本番の準備を開始!

ついに待ちに待った生誕ライブ当日です

無事にライブが成功したのかどうか…

続編をお楽しみに!!!

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作品情報

METAMUSE『ハッピーエンド延長戦(緑盤)』

『ハッピーエンド延長戦(緑盤)』ジャケット

『ハッピーエンド延長戦(緑盤)』ジャケット

METAMUSE『ハッピーエンド延長戦(緑盤)』

発売日:2023年5月10日(水)
品番:XNMM-00005
価格:1,210円(税込)
レーベル:HOLD THE MUSIC
販売:エイベックス・エンタテインメント(株)

収録内容

1.ハッピーエンド延長戦
2.SAY MYU
3.ハッピーエンド延長戦 Instrumental
4.SAY MYU Instrumental

METAMUSE『ハッピーエンド延長戦(赤盤)』

『ハッピーエンド延長戦(赤盤)』ジャケット

『ハッピーエンド延長戦(赤盤)』ジャケット

METAMUSE『ハッピーエンド延長戦(赤盤)』

発売日:2023年5月10日(水)
品番:XNMM-00006
価格:1,210円(税込)
レーベル:HOLD THE MUSIC
販売:エイベックス・エンタテインメント(株)

収録内容

1.ハッピーエンド延長戦
2.SAY MYU
3.ハッピーエンド延長戦 Instrumental
4.SAY MYU Instrumental

超歌手・大森靖子がプロデューサー兼メンバーとして率いる「ZOC」が2022年7月より改名。新グループ名は「METAMUSE」。身体的で実存だからこそ崇高な生身の表現で、デジタルの海を叩き割って届けにいく。他人が嵌め込む偶像ではなく、自分の思い描く偶像を崇拝し表現におとしこむ“実像崇拝”を繰り返すパフォーマンスユニット。

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    #METAMUSE#巫まろ#巫まろの放課後リバイバル

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