Bezzy[ベジー]|アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

REPORT

初のホール単独公演をレポート

Hakubiが到達した新たな景色、強さを纏った“生きる”ための音

2022.11.10 18:00

"Hakubi Noise From Here - HALL edition"/photo by 翼、

2022.11.10 18:00

全ての画像・動画を見る(全10点)

自由過ぎるリズム隊とブレない片桐

あっという間にライブは終盤となり、「ハジマリ」「フレア」「mirror」と疾走感溢れる楽曲の連打。マツイは激しく髪を振り乱しながら、ヤスカワはステージ前方までその身を乗り出し、片桐は声を振り絞る様に、それぞれの熱演の形でもって客席を煽り立てる。

Ba. ヤスカワ アル

本編ラストは目下最新曲の「君が言うようにこの世界は」。ほろ苦い、だけどどこか優しい別離の歌。曲中印象的に配されたハミングが心地よく胸にこだまする。

アンコールでのMCは、もはやリズム隊による独壇場。内容は2023年1月からオフィシャルメンバーシップのオープンの発表だったのだが、何とヤスカワが私物のiPadに最速登録用のQRコードを表示させたまま客席に渡し”みんなは行儀がとても良いから絶対にパクられない!”と豪語。その他自由過ぎるボケをかます始末であったが、マツイが的確なツッコミでそれに食らい付く。漫才さながら、いや漫才そのものであった。

遅れて出て来た片桐はそんな2人にどこ吹く風。このブレない佇まいがやはり何とも、カッコいい。演奏されたのは「辿る」そして「光芒」。”生きてゆけ”の一節で締め括られるライブ。冒頭に記した通り、生きていく事の意義を問い掛け、例えそれがどんな形であっても、それを強く肯定してくれるロックバンドの矜持を見せてくれた。

All photo by 翼、

会員限定チケット先行やオリジナルグッズ販売、ほか様々なデジタルコンテンツを予定しているHakubiオフィシャルメンバーシップの登録はこちら(2023年1月オープン予定)

セットリスト

“Hakubi Noise From Here – HALL edition”
2022年11月3日 The Garden Hall(東京)

1. 悲しいほどに毎日は
2. Twilight
3. 夢の続き
4. どこにも行けない僕たちは
5. 在る日々
6. Friday
7. あいたがい
8. 32等星の夜
9. サーチライト
10. 薄藍
11. アカツキ
12. 栞
13. 22
14. ハジマリ
15. フレア
16. mirror
17. 君が言うようにこの世界は

En1. 辿る
En2. 光芒

記事トップへ戻る

全ての画像・動画を見る(全10点)

作品情報

Hakubi 配信シングル『32等星の夜』

「32等星の夜」ジャケット

「32等星の夜」ジャケット

Hakubi 配信シングル『32等星の夜』

2022年11月30日(水)配信リリース

配信はこちら

Hakubi 配信シングル『君が言うようにこの世界は』

『君が言うようにこの世界は』ジャケット

『君が言うようにこの世界は』ジャケット

Hakubi 配信シングル『君が言うようにこの世界は』

2022年9月30日(金)リリース

配信はこちら

Hakubi 配信シングル『あいたがい』

『あいたがい』ジャケット

『あいたがい』ジャケット

Hakubi 配信シングル『あいたがい』

2022年7月29日 配信

配信リンク

イベント情報

Hakubi「Noise From Here」

Hakubi「Noise From Here」

Noise From Here - HALL edition
[東京] 恵比寿ザ・ガーデンホール
2022年11月3日(木・祝)
16時開場/17時開演
前売り 4,400円(税込・ドリンク代)

Noise From Here - LIVEHOUSE edition
[大阪] 心斎橋BIGCAT
2022年11月17日(木)
18時開場/19時開演
前売り 3,800円(税込・ドリンク代別)
チケット残りわずか!

Hakubi「Noise From Here」

Vo/Gt 片桐、Ba ヤスカワアルからなる、京都発ロックバンド。
2017年11月にYouTubeにて公開された「夢の続き」のミュージックビデオが、一年足らずで100万回再生を突破し話題となる。
2021年9月、メジャーデビュー。デビューアルバム「era」はCDショップ大賞2022に入賞。日本テレビ「バズリズム02」『これがバズるぞ 2022』でも5位にランクイン。
ライブにおいても全国各地の大型フェスに次々と出演し、2023年11月にはZepp Haneda公演となんばHatch公演を成功させる。
2024年9月、メンバー脱退を経て現在の2人編成となり、2025年5月には新体制となって初のEP「27」をリリースする。
飾らない言葉で綴られた内省的な歌詞と、弱さを押し隠す力強い歌声。繊細さと激情を併せ持つ楽曲とライブパフォーマンスが多くの支持を集めている。

RANKINGランキング

RELATED TOPICS関連記事

  • 音源一部使用したPV公開、新アー写はロンドンでの一枚に go!go!vanillasの新曲が『SAKAMOTO DAYS』第2クールED曲に、主人公・坂本の生き様を綴る

    2025.06.15 14:30

    go!go!vanillasの新曲「ダンデライオン」が、7月14日(月)24時より放送がスタートするTVアニメ『SAKAMOTO DAYS』第2クールエンディング・テーマに決定した。 『SAKAMOTO DAYS』は全世界での累計発行部数が1,200万部を突破する大人気作品で、元・伝説の殺し屋・坂本太郎が愛する家族との日常を守るために仲間と共に迫りくる刺客と戦う、殺し屋ソリッドアクションストーリー。第2クールでは、坂本太郎(杉田智和)ら坂本商店の面々と、殺連直属の特務部隊“ORDER”、そして謎の殺し屋殺し“✕(スラー/浪川大輔)”が放つ脱獄死刑囚による三つ巴の超絶バトルが描かれる。 エンディ<a href="https://bezzy.jp/2025/06/68699/">…

    #go!go!vanillas#SAKAMOTO DAYS

  • 9月から8公演かけて全楽曲披露するツアーもスタート a flood of circleが今秋フルアルバム発売、リリースパーティーとして歌舞伎町でフリーライブ

    2025.06.13 21:00

    a flood of circleが今秋にフルアルバムを発売し、リリースパーティーとして11月9日(日)に新宿・歌舞伎町にてフリーライブを開催する。 アルバムリリースとフリーライブ開催は、本日行われたZepp DiverCity(TOKYO)での全国ツアー東京公演にて発表。バンド結成時から新宿ロフトを拠点として活動を行ってきたa flood of circleにとって、原点ともいえる場所でのフリーライブ開催となる。 また、2022年に東京・代々木公園野外音楽堂にて行ったフリーライブと同様にクラウドファンディングが実施され、既に公開されているクラウドファンディングのサイト上で来週6月21日(土)<a href="https://bezzy.jp/2025/06/68598/">…

    #a flood of circle

  • 揺るがない芯と想いで7月9日の東京ワンマンに向かう Soalaが音楽で救えた過去の自分、新たな挑戦で感じた手応えと「生みの楽しみ」を語る

    2025.06.22 12:00

    アンサーソングを作ることで未来が続いていくことを見せたかった ──そして5月21日リリースの「Message Bluem」は、1月リリースの「Bluem」のアンサーソングということですが、改めて「Bluem」ができた経緯から教えてください。 「Bluem」は1月24日にリリースしたEPの収録曲なんですが、そのEPは全体を通して「夢が叶いますように」という私の想いを込めていて。その中でもこの「Bluem」は私自身の夢も叶いますようにという想いも込めた曲。皆さんからもらったものを受け取った私の中の覚悟を綴った曲になっているんです。 ──「Bluem」はライブでも披露してきたと思いますが、反応はいか<a href="https://bezzy.jp/2025/06/68999/">…

    #Soala#インタビュー

  • 来週のレギュラーラジオにて最速OAも決定 藤原さくらの10周年イヤー第1弾新曲「Angel」6月18日リリース、楽曲制作でも石若駿と再タッグ

    2025.06.09 01:00

    今年3月にメジャーデビュー10周年を迎えたシンガーソングライター藤原さくらが、新曲「Angel」を6月18日(水)に配信リリースする。 10周年イヤーの第1弾シングルとなる「Angel」は、前作アルバム『wood mood』でタッグを組んだジャズドラマー・石若駿と再びタッグを組み制作された楽曲。リリース発表にあわせてジャケットも公開されており、アメリカ・ミネアポリスを拠点に活動するアーティストNick Dahlen(ニック・ダーレン)が大胆かつ情熱的なタッチで描いた今作は、藤原さくらの“ハートの温度感”がにじみ出るようなアートワークとなっている。 また、藤原がDJを務めるinterfmのレギュ<a href="https://bezzy.jp/2025/06/68302/">…

    #藤原さくら

  • 7月1日には表題曲の先行配信とMV公開が同時スタート 乃木坂46新シングル『Same numbers』ジャケット公開、メンバーが海辺のデッキで全力バカンス

    2025.06.28 17:15

    7月30日(水)に発売される乃木坂46の39thシングル『Same numbers』のジャケットアートワークが公開された。 アーティストビジュアル・アートワークのコンセプトは“バカンスを楽しむサマーガールズ”。センターを担う4期生・賀喜遥香をはじめ、メンバーが海辺のデッキを舞台に全力でバカンスを満喫する姿が表現されている。 今作のクリエイティブディレクション・アートディレクションを手掛けたのは和田昇とNKCN。37thシングル『歩道橋』、38thシングル『ネーブルオレンジ』に続き3度目のタッグとなり、フレッシュでジューシーな乃木坂の夏の香りが漂うクリエイティブを作り上げた。 また、7月1日(火<a href="https://bezzy.jp/2025/06/69647/">…

    #乃木坂46

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram

COLUMN & SPECIAL連載&特集

ALL SERIES

RANKINGランキング

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram