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新作メンバーは激真面目?SHERBETS、AJICOとの違いとは 浅井健一が求め続ける“化学反応”の正体 ソロ最新アルバムに込めた今のモードを語る
2024.11.11 18:00
音楽の新しさとはなんだろう?と考える。ジャンルの交配や新しいソフトウェアを使うことも遠因にはなるだろうが、一人のブッ飛んだアーティストの脳内に敵うものはないのかもしれない。と言うのも、浅井健一の2年半ぶりのソロアルバム『OVER HEAD POP』の音像や作品性がとてもフレッシュで、いまだに初期衝動に満ち溢れていたからなのだ。前作まではコロナ禍という時代性も影響していたのか、閉塞する世界の中でも光を見出すような内面的な楽曲が散見されたが、今作はもっとタフでポップだ。もちろん、この間のAJICOの活動から続くサウンドエンジニアリングの側面だったり、同世代のメンバーからなるSHERBETSとは違う<a href="https://bezzy.jp/2024/11/53247/">…
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幾田りら、松下洸平、渋谷龍太らとの制作秘話を明かす 武部聡志が「ジブリをうたう」に込めた狙いと意義 今の時代に“歌い継がれるべき”名曲とは
2023.11.02 18:00
「となりのトトロ」「もののけ姫」「テルーの唄」「時には昔の話を」などなど、ジブリ作品の音楽はその映画とともに幅広い世代の様々なタイミングで刻まれている。そんな国民的とも言える歌の数々のカバー作を武部聡志のプロデュースで完成したのが『スタジオジブリ トリビュートアルバム 「ジブリをうたう」』。参加アーティストもくるりの岸田繁、幾田りら、松下洸平、角野隼斗、SUPER BEAVERの渋谷龍太ら、ミュージシャンや俳優、インストゥメンタリストと多彩な顔ぶれだ。誰もが知る背景を持つ名曲のアレンジと、アーティストのディレクションを手掛けた武部氏はこの作品をどんな視点で編んでいったのか、そしてこの作品が今世<a href="https://bezzy.jp/2023/11/35384/">…
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特別対談「日比谷音楽祭が目指す音楽の新しい循環」 この時代に生きる“送り手”として、亀田誠治×秦 基博が考える多様さがもたらす効果と希望
#3 2023.10.23 17:30
「新しい音楽の循環の形」をテーマに、亀田誠治が実行委員長を務めた日比谷音楽祭の出演者と濃厚な対話を交わしたシリーズ最終回は2日目の“Hibiya Dream Session 2”に出演した秦 基博が登場。 秦の「鱗(うろこ)」で初めて制作を共にして以来長い付き合いである両者。対話ではスーパーミュージシャンが一堂に介して行うレコーディングの良さも、DAW上でコツコツ一人で作り上げる音楽の良さも知っている彼らならではのポジティヴな視点を探っていった。最後には、11月5日に亀田が実行委員長となり開催される日比谷野外大音楽堂100周年のクロージングイベントに向けたコメントも。 子供たちへ音楽<a href="https://bezzy.jp/2023/10/34656/">…
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特別対談「日比谷音楽祭が目指す音楽の新しい循環」 鍵はバーチャルとリアルのつながりに、亀田誠治×Ovall関口シンゴが語る変化と普遍性
#2 2023.10.10 18:00
11月5日に開催される日比谷野音の100周年クロージングイベントを前に、日比谷音楽祭の実行委員長である亀田誠治が今年の出演者と「音楽の新しい循環の形」について大いに語る対談第2弾。ゲストはOvallのメンバーとして今年初出演した関口シンゴ。プレイヤーであると同時に、J-POPシーンにブラックミュージックのグルーヴを吹き込む新世代のプロデューサーでもある関口と亀田によるプロデューサー論や、リアルとバーチャル両面の融合を今年の日比谷音楽祭で実際に体感することになったオーディエンスとのエピソードなど、まさに新しい循環のヒントになりそうなトピック満載でお届けする。 Ovallが象徴する新しい音楽の循環<a href="https://bezzy.jp/2023/10/33972/">…
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特別対談「日比谷音楽祭が目指す音楽の新しい循環」 “感動体験”を原点に、亀田誠治×小山田壮平が考える仕事を超えた音楽の魅力
#1 2023.10.02 17:30
「音楽の新しい循環をみんなでつくる、フリーでボーダーレスな音楽祭」をコンセプトに2019年からスタートした日比谷音楽祭。日比谷野音100周年イヤーとなる今年はコロナ禍を経て4年ぶりに通常開催され、ジャンルの垣根を超えたアーティストの音楽が日比谷公園のさまざまな場所で鳴り響いた。 そして11月5日には、100周年のクロージングイベント「祝・日比谷野音100周年 “CLOSING EVENT” YAON FES. ~次の100年へ。」が開催される。日比谷音楽祭とも強く結びついた同イベントを前に、実行委員長を務める亀田誠治の呼びかけで今年の日比谷音楽祭に出演したアーティスト3組と<a href="https://bezzy.jp/2023/10/33505/">…
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音楽ファンを唸らすソングライター兼ギタリスト2人が初邂逅 ブルーノ・メジャー×Kroi内田怜央、深いルーツ愛だけが生む無二の一瞬
2023.09.13 19:00
ジャズやクラシックをバックボーンに持ち、セッションギタリストとしても活躍していた経歴を持つロンドン発のシンガーソングライター、ブルーノ・メジャー。甘美な歌声と洗練されたサウンド・プロダクションで、FKJやトム・ミッシュらと並ぶ新世代アーティストとして耳の肥えたリスナーを魅了している。 そんな彼が3rdアルバム『Columbo』リリース後のタイミングで来日公演を敢行。パンデミックによって2020年のツアーがキャンセルになって以来の待望のツアーで、ここ東京でのライブはアジアツアーのスターターとして、待ち侘びたファンを心酔させたことは記憶に新しい。今回は以前からブルーノの音楽を愛聴し、対談前日には来<a href="https://bezzy.jp/2023/09/32371/">…
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1stアルバムにみるバンドの“今”を砂原良徳×LEO今井が語る 「結果いい形になった」TESTSET、想定外を選んだ先の想定内
2023.07.12 18:00
「TESTSET、熱いマインドで出来上がってます。少なくともきっかけは」──キャリアを重ねた記名的なアーティスト集団というイメージの強いTESTSETではあるが、きっかけには熱いマインドが存在したのではないかという問いへ、LEO今井から返ってきた言葉だ。FUJI ROCK FESTIVAL ‘21に特別編成として出演した砂原良徳とLEO今井に加え、サポートとして彼らにゆかりのある白根賢一(Dr/GREAT3)、永井聖一(Gt/相対性理論)の4人。緊張感に満ちたステージを共にした当該ライブ以降もフェスやライブへ“バンド”としてのオファーを受け続けたことが現在のTESTSETにつながっている。 そ<a href="https://bezzy.jp/2023/07/28610/">…
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メジャー1stアルバムを引っ提げ行われた超満員の東京公演 黒子首が初ワンマンツアーを完遂、独特さを武器に突き進む“ど真ん中”
2022.12.21 17:30
黒子首がメジャー1stアルバムのリリース記念の東名阪ワンマンツアー「Butterfly Crews」を実施。ここではSOLD OUTした初日の東京公演をレポートする。 ライブは初見だったのだが、堀胃あげは(Vo/Gt)という表現者が飽くまでも音楽を通じて目の前のオーディエンスとコミュケーションする姿勢に、彼らの曲のタイトルでもある「クールに戦え」の真意を見た。実はもっと突き放したライブをするバンドかと思っていたのだが、そんな態度はクールでもなんもなく、自信のなさの裏返しでしかない。黒子首はもっと強いミュージシャンであり、表現者だった。 飛行機の着陸に見立てたアナウンスからスタートしたライブは1<a href="https://bezzy.jp/2022/12/15594/">…
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貴重なバンド編成で行われた渋谷クアトロ公演 堀込高樹が超える音楽の時空、新旧楽曲をアップデートさせた現在進行形のKIRINJI
2022.10.26 18:30
高度な洗練とスキルと成熟。キャリアを重ねたアーティストであるだけでなく、その音楽性ゆえ、そうしたベクトルに進んでもなんらおかしくないのだが、昨年の新作『crepuscular』を機に堀込高樹のソロプロジェクトとなった現在のKIRINJIはむしろバンド期以上に最新の音楽要素を消化し、現在進行形のライブを見せてくれた。一期一会のサポートメンバーを迎えての貴重な渋谷CLUB QUATTROの2日公演の初日をレポートする。なお、2日目はリハーサル映像も含む、ライブ配信が行われた。 カタカナ時代からのホームグラウンド的なクアトロに、初期からのファンと思しき人も、最近聴き始めたであろう若いリスナーも混在し<a href="https://bezzy.jp/2022/10/11616/">…
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最初のお客は荒井岳史&村松拓 ホリエアツシがプロデュースした「空中酒場」お披露目の日、旧友2人としっぽりトーク
2022.10.04 19:00
ストレイテナーのホリエアツシがプロデュースする架空の居酒屋「空中酒場 “居酒屋筋斗雲”」が、とあるビルの高層階にオープンした。記念すべきこけら落としの「お客」は荒井岳史(the band apart)と村松拓(Nothing’s Carved Stone)。 ホリエが「オープン初日から客なんか来ないか」と、独りごちているところに「開いてんのここ?」と、荒井と村松がいかにも通りすがった”風”にやってきた。 内装や酒場のロゴ、店内のデザインを褒めまくる2人に、アルコールもつまみも用意してるので、と業務用の冷蔵庫から2人に飲み物を選ばせる。<a href="https://bezzy.jp/2022/10/10076/">…
#Nothing’s Carved Stone#the band apart#ストレイテナー#ホリエアツシ#村松拓#空中酒場#荒井岳史
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