-
昨年のサマーソニックぶりに来日したメンバーにインタビュー UKロックの次を担うSquid、“全員対等”な関係性に見る進化の秘訣
2023.12.25 17:30
群雄ひしめくUKインディー・シーンで現在最も革新的なバンドの一つに数えられるSquid。彼らが2ndアルバム『O Monolith』を引っ提げ11月に2度目の来日を果たした。 ポストパンクとジャズ、電子音楽を織り交ぜるサウンドが大きな喝采を浴びた昨年のSUMMER SONICから1年と3ヵ月、東京と京都で開催された今回の初単独ジャパンツアー。その東京公演当日、会場のWWW Xからほど近くにある渋谷のバーに集まったメンバー5人からオリー・ジャッジ(ドラムス、リード・ヴォーカル)、ローリー・ナンカイヴェル(ベース、トランペット)、アーサー・レッドベター(キーボード、パーカッション)の3人がインタビ<a href="https://bezzy.jp/2023/12/38423/">…
-
ラストとミッドクレジットには重大な今後への布石も 最新作はMCU屈指の“萌え”映画?『マーベルズ』その見どころとは
2023.11.12 16:00
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)も今やそのフェーズは“5”へと突入。時系列で言うと今はどの辺なのかだったり以降の予定はどうなのかだったりは検索していただきたいのだが、今作『マーベルズ』のラストに一手、そしてメインのエンドクレジットからのミッドクレジットにもう一手と、今後の展開に大きく関わるであろうその起点が示唆されている。まあこれは最早MCUファンからすればお馴染みの手法なのであるが、それにしたって今回はちと意味合いが違うのだ。 何せ本編ラストは×××が×××で×××と×××って事は新たなる×××世代の×××が……。 ここで筆者は心中にて快哉と悲嘆を上げる。 でもってメインのエン<a href="https://bezzy.jp/2023/11/35972/">…
-
吹替を長年担当するマーベル最新作『マーベルズ』が公開 竹中直人からニック・フューリーへ 重ねるヒーロー像と人生の調べ
2023.11.11 17:00
マーベル・スタジオが贈る待望の劇場公開最新作『マーベルズ』が11月10日(金)に公開された。その吹替版で、サミュエル・L.ジャクソン演じる“アベンジャーズの創設者”ニック・フューリーの声を担当する竹中直人。 俳優としてこれまでの出演作品は数知れず。並行して監督業も手掛けるなど、長きにわたり日本の映像作品において欠かせない人物として愛される彼が、“声の芝居”に感じる魅力とは。2012年の『アベンジャーズ』以降、吹替版キャストとしてマーベル作品を支えて10年以上が経つなかで、幼少期から変わらない憧れのヒーロー像、自身のスタイルの芯に迫った。 役者のリズムに声を合わせていくのは楽しい ──ミュージカ<a href="https://bezzy.jp/2023/11/35937/">…
-
tetsuya率いるコピーバンドが歓喜で満たした日比谷野音公演 極上の夢を見せたLike~an~Angelのパラレルワールド、圧倒的名曲群に新たな彩りを加える
2023.10.23 19:00
“コピーバンド史上初の日比谷野外大音楽堂ワンマンライヴを敢行!!”と銘打って行われたLike~an~Angel “PARALLEL WORLD 2023”。2023年10月7日の日比谷野外大音楽堂はまさに来場者、演者全てを巻き込んだ一夜限りのパラレルワールドといった様相であった。 一応、改めて当バンドについて説明しておくと、Like~an~Angel(ライク アン エンジェル)とは、L’Arc~en~Cielのtetsuya(Ba)が率いる“L’Arc~en~Cielのコピーバンド”である。2023年4月1日に自身のSNSにて始動を発表。投稿日がエイプリルフー<a href="https://bezzy.jp/2023/10/34897/">…
-
注目の新鋭女優が映画『サーチライト -遊星散歩-』で初主演 「演じた役は全部自分の中」中井友望が大切にする役との縁と挑戦心
2023.10.15 18:00
10月14日に公開された映画『サーチライト -遊星散歩-』主演の中井友望。本作では若年性認知症を患った母との生活を守るために奔走する女子高生という難しい役柄を、初の単独主演にして見事に演じきった。 今年に入り、4本の長編映画に2本のドラマ出演。オファーが後を絶たない彼女は、なぜさまざまな作品で求められるのか。心の内をまっすぐに話す彼女の言葉から、そのヒントが見えてきた。 複雑な事情を抱えた主人公を演じて ──『サーチライト -遊星散歩-』で演じた果歩は難しい役どころだったと思います。脚本についてはどういう印象を持ちましたか? 果歩役に決まってから、脚本の小野さんが当て書きしてくださったんです。<a href="https://bezzy.jp/2023/10/34291/">…
-
架空のSNSを題材にしたW主演映画『鯨の骨』が全国公開 落合モトキ×あの、人として向き合った2人に聞く「本当の自分」の保ち方
2023.10.14 17:00
人と人とのコミュニケーションの中心がSNSに移行し、リアルとバーチャルの境界が曖昧になった現代。どこか「映画内の世界」と割り切れない、“半バーチャル”の世界にフォーカスした映画『鯨の骨』が10月13日に全国公開を迎えた。 主演は落合モトキとあの。落合は結婚間近だった恋人と破局し、無気力に生きるサラリーマンの“間宮”、あのは架空のARアプリ、通称「ミミ」のカリスマ的存在“明日香”を演じている。監督の大江崇允をして表現力、身体力、感受性など、演技への素養や才能を絶賛された両者。共演は初だったという2人に、現代人特有とも言える“孤独”を演じた感想や互いの印象、そしてSNSとの関わり方などを聞いた。 <a href="https://bezzy.jp/2023/10/34349/">…
-
オタズネモノ by 庄村聡泰 創造力は深化に宿る、LAUSBUBの源流探検
#6 2023.10.11 19:00
どうも読者の皆々様方「オタズネモノ」こと庄村聡泰にございます。当コラム第6回目にご登場いただきましたのは、北海道は札幌発のニューウェイヴ・テクノポップバンドLAUSBUB。一聴して強烈に匂い立つその音楽愛を深掘りしたところ、またなかなかにマニアックな用語が飛び交う内容と相成りまして、超楽しかったんですけど読者様がついて来れるか不安です(笑)。 出会いのきっかけや部活のお話、名を轟かすきっかけとなった「SCHOOL OF LOCK!」の話題、そして今年リリースの筆者がとってもツボった「80+1 Hardy Ones」で印象的なギターの「カーン(通称ヘッドピーンと呼ばれる奏法)」や「Michi-t<a href="https://bezzy.jp/2023/10/32048/">…
-
実写化で向き合った課題と作品観、そして「人をわかる」とは 真木よう子×今泉力哉、2人のバランスが生んだ映画だけの『アンダーカレント』
2023.10.06 17:30
10月6日に映画『アンダーカレント』が全国公開を迎えた。漫画ファンの間で「まるで1本の映画を観ているようだ」と評される豊田徹也による名作漫画の実写化を担ったのは、『愛がなんだ』『ちひろさん』などを手がけた今泉力哉監督。真木よう子が主演し、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこといった実力派が物語に奥行きを与えている。 漫画そのものを多く読んでこなかったという今泉と、かねてより漫画好きを公言する真木。この2人のバランスによって生み出された空気が、本作には多大に反映されている。有名漫画の映画化にあたり2人が意識した点とは。その楽しさと難しさ、そして映画のキーワードである「人をわかる」こと<a href="https://bezzy.jp/2023/10/33750/">…
-
今年もフル満喫した庄村聡泰が最も印象的だったアクトは? フジロック総括1万5000字レポート(後編) 誇るべき日本を感じた2日目夜〜最終日
2023.09.07 18:00
(前編はこちら) さあ、ついにこの瞬間がやってくる。先述の通り筆者の初フジはFUJI ROCK FESTIVAL ’05。他ならぬ『In Your Honor』リリース直後のFOO FIGHTERSを観るためであった。それ以降の来日公演にも足を運んではいるものの、18年ぶりにまた同じ地で、そして奇しくもまた最新作『But Here We Are』リリース直後という縁を感じざるを得ないタイミングで彼らのライブを観られることとなったのである。登場SEはなし。定刻を少しすぎたところでDave Grohl(Vo,Gt)が袖からギターをかき鳴らしつつ勢いよく登場。6人が定位置へ着いたところで歯切れのよい<a href="https://bezzy.jp/2023/09/31980/">…
-
前夜祭から乗り込んだ庄村聡泰が観たライブを凝縮して解説 フジロック総括1万5000字レポート(前編) 体がいくつあっても足りなかった初日〜2日目夜
2023.09.06 17:30
(取材・文/庄村聡泰) こういうことがあるからさ、やっぱり可能な限り前夜祭からおっ始める方がいいんだよと思う。というわけで今年も前夜祭からの参加となったFUJI ROCK FESTIVAL ‘23である。フジロッカーたちの憩いの場となるオアシスとRED MARQUEEが今年も前夜祭のみ入場無料で開放。フードとドリンク、そして中央に組まれたやぐらでの苗場音頭に大道芸。からの開催を祝しての打ち上げ花火、当日に演者が公表されるRED MARQUEEでのライブ(こちらも前夜祭のみ無料)が楽しめる。今年は事前記事にて推しまくったインドのフュージョンバンド、JATAYUが前夜祭にも出演という俺得に加え沖縄<a href="https://bezzy.jp/2023/09/31979/">…
連載&特集
ランキング