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オタズネモノ by 庄村聡泰 創造力は深化に宿る、LAUSBUBの源流探検
#6 2023.10.11 19:00
どうも読者の皆々様方「オタズネモノ」こと庄村聡泰にございます。当コラム第6回目にご登場いただきましたのは、北海道は札幌発のニューウェイヴ・テクノポップバンドLAUSBUB。一聴して強烈に匂い立つその音楽愛を深掘りしたところ、またなかなかにマニアックな用語が飛び交う内容と相成りまして、超楽しかったんですけど読者様がついて来れるか不安です(笑)。 出会いのきっかけや部活のお話、名を轟かすきっかけとなった「SCHOOL OF LOCK!」の話題、そして今年リリースの筆者がとってもツボった「80+1 Hardy Ones」で印象的なギターの「カーン(通称ヘッドピーンと呼ばれる奏法)」や「Michi-t<a href="https://bezzy.jp/2023/10/32048/">…
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実写化で向き合った課題と作品観、そして「人をわかる」とは 真木よう子×今泉力哉、2人のバランスが生んだ映画だけの『アンダーカレント』
2023.10.06 17:30
10月6日に映画『アンダーカレント』が全国公開を迎えた。漫画ファンの間で「まるで1本の映画を観ているようだ」と評される豊田徹也による名作漫画の実写化を担ったのは、『愛がなんだ』『ちひろさん』などを手がけた今泉力哉監督。真木よう子が主演し、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこといった実力派が物語に奥行きを与えている。 漫画そのものを多く読んでこなかったという今泉と、かねてより漫画好きを公言する真木。この2人のバランスによって生み出された空気が、本作には多大に反映されている。有名漫画の映画化にあたり2人が意識した点とは。その楽しさと難しさ、そして映画のキーワードである「人をわかる」こと<a href="https://bezzy.jp/2023/10/33750/">…
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今年もフル満喫した庄村聡泰が最も印象的だったアクトは? フジロック総括1万5000字レポート(後編) 誇るべき日本を感じた2日目夜〜最終日
2023.09.07 18:00
(前編はこちら) さあ、ついにこの瞬間がやってくる。先述の通り筆者の初フジはFUJI ROCK FESTIVAL ’05。他ならぬ『In Your Honor』リリース直後のFOO FIGHTERSを観るためであった。それ以降の来日公演にも足を運んではいるものの、18年ぶりにまた同じ地で、そして奇しくもまた最新作『But Here We Are』リリース直後という縁を感じざるを得ないタイミングで彼らのライブを観られることとなったのである。登場SEはなし。定刻を少しすぎたところでDave Grohl(Vo,Gt)が袖からギターをかき鳴らしつつ勢いよく登場。6人が定位置へ着いたところで歯切れのよい<a href="https://bezzy.jp/2023/09/31980/">…
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前夜祭から乗り込んだ庄村聡泰が観たライブを凝縮して解説 フジロック総括1万5000字レポート(前編) 体がいくつあっても足りなかった初日〜2日目夜
2023.09.06 17:30
(取材・文/庄村聡泰) こういうことがあるからさ、やっぱり可能な限り前夜祭からおっ始める方がいいんだよと思う。というわけで今年も前夜祭からの参加となったFUJI ROCK FESTIVAL ‘23である。フジロッカーたちの憩いの場となるオアシスとRED MARQUEEが今年も前夜祭のみ入場無料で開放。フードとドリンク、そして中央に組まれたやぐらでの苗場音頭に大道芸。からの開催を祝しての打ち上げ花火、当日に演者が公表されるRED MARQUEEでのライブ(こちらも前夜祭のみ無料)が楽しめる。今年は事前記事にて推しまくったインドのフュージョンバンド、JATAYUが前夜祭にも出演という俺得に加え沖縄<a href="https://bezzy.jp/2023/09/31979/">…
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主演作『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』への想い 憧れの映像美の世界で、久間田琳加が感じた“頼ること”の大切さ
2023.09.04 12:00
女優として、雑誌「non-no」専属モデルとしても同性を中心に大きな支持を集める久間田琳加。9月1日より全国公開中の映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』では、学校で常にマスクを着用し、本音を隠しながら「優等生」になりきる少女・茜を演じている。 本作はそんな茜が絵を何よりも愛するクラスメイト・青磁(白岩瑠姫)と触れ合うことで心を開き、無彩色だった世界が色づいていく……という珠玉のラブストーリー。性別・年代問わず共感できる難役を見事に演じ切った久間田が、役と、作品と向き合い感じた思いとは。茜と自身との共通点を語る飾らない素顔からは、さまざまな現場で愛される魅力が溢れていた。 高校生で迎え<a href="https://bezzy.jp/2023/09/31676/">…
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ミスマガジン2022グランプリで変わった世界と未来の展望 憧れの映画女優に向けて、確かな一歩を踏み出す19歳・瑚々が描く夢のかたち
2023.08.27 12:00
スラリと伸びた長身を生かし、モデル、女優と活躍を広げている注目の19歳・瑚々。先にインタビューを公開した斉藤里奈とともに、全国順次公開中の映画『さよならエリュマントス』でミスマガジン2022のメンバーとして主演を務めている。 ミスマガジン2022のグランプリ受賞をきっかけに、幼少期から育んできた仕事への憧れが着実に実を結び始めた10代最後の年、彼女はこれから自分の人生をどう描いていくのか。これまでを立ち返り、今を見つめる目には未来への希望が満ちていた。 ──2015年の「ネクストヒロインオーディション」でのグランプリ受賞をきっかけに芸能界入りされた瑚々さんですが、お仕事を志されたきっかけは? <a href="https://bezzy.jp/2023/08/31299/">…
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初挑戦した長編映画『さよならエリュマントス』が絶賛公開中 「見える世界がどんどん変わるのが楽しい」真摯に芝居と向き合う斉藤里奈が想う“日々の尊さ”
2023.08.26 17:00
ミスマガジン2022に選ばれた6人が主演を務め、『ウルフなシッシー』『辻占恋慕』などを手掛けた新進気鋭の大野大輔監督がメガホンを取った映画『さよならエリュマントス』が全国順次公開されている。 チアリーダーが題材、主演がミスマガジン6人とくれば、この映画は爽やかな青春物語……と思いきや、そこは侮る勿れ。本作で描かれているのは、小銭稼ぎに地方をドサまわりする“やさぐれチアリーダーズ”を巡る、なんとも土臭い世界。そのチアリーダーズのリーダー・リナを演じるのが、ミス少年マガジン2022の斉藤里奈。ひときわ輝く名演を見せ、この作品が一本筋の通った“映画”として完成するために欠かすことができない存在感を残<a href="https://bezzy.jp/2023/08/31273/">…
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『Love Will Tear Us Apart』で刻んだ人生の新たな一幕 「正しさから外れた愛は幸福か?」青木柚が価値観を超越して広げたキャパシティ
2023.08.19 12:00
昨年はドラマ『カムカムエヴリバディ』『モアザンワーズ』、映画『はだかのゆめ』などに出演。今年に入ってからは、見上愛とのダブル主演ドラマ『往生際の意味を知れ!』での名演も記憶に新しい青木柚。今後も主演映画を多数控えており、今まさに名優街道を真っしぐらに進んでいる。 8月19日公開の映画『Love Will Tear Us Apart』には久保田紗友演じる主人公・真下わかばと深い因縁があるキャラクターで出演。ロマンス×サスペンス×スラッシャー×コメディを謳う本作で挑んだ“かつてない”役に彼はどう向き合い、解釈し、それを体現したのか。憧れの名優達とも共演を果たし、刺激的だったという撮影の記憶を辿って<a href="https://bezzy.jp/2023/08/30465/">…
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映画『炎上する君』で表現した“強要しない”メッセージ 「他者を肯定することは強くて難しい」うらじぬの×ファーストサマーウイカに問う現代の人間観
2023.08.12 17:00
東京・高円寺を舞台に、幾度となく現実に絶望しながら、思いを共に自由と解放を求める親友二人のシスターフッドムービー『炎上する君』が8月4日より順次公開された。2010年に出版された西加奈子による短編小説を原作に、ふくだももこ監督がアレンジを加え、大胆なアクションを交えながら現代社会への疑問や問題意識を42分間に凝縮している。 主演の梨田には、舞台を主戦場に近年ではドラマや映画にも活躍の幅を広げるうらじぬの。そのバディとなる浜中は、バラエティやドラマ、歌手など多岐にわたり存在感を放つファーストサマーウイカが演じている。共に一つのフィールドに留まらず、マルチに活動する両者。それぞれが現在のポジション<a href="https://bezzy.jp/2023/08/30365/">…
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幻のミュージシャンをめぐる青春映画『PLASTIC』が公開中 宮崎大祐×小川あん、音楽に心酔する監督と役者が振り返る“奇跡の瞬間”
2023.07.27 17:00
70年代に世界を魅了した架空のミュージシャン、エクスネ・ケディ。7月21日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開中の映画『PLASTIC』は「本当にエクスネ・ケディが実在したら?」という妄想から誕生した。エクスネの話で意気投合した女子高生イブキとミュージシャンを志すジュンは運命的な恋に落ち、やがて別々の生活を歩み出すも、エクスネ・ケディ再結成ライヴの知らせに心を躍らせる。2人の青春を熱く彩る音楽には、全編で井手健介がオリジナルスコアを手がけたエクスネのロックンロールナンバーが使用された。 監督は『VIDEOPHOBIA』『大和(カリフォルニア)』などの鮮烈な映像世界で注目を浴び、今後も意欲<a href="https://bezzy.jp/2023/07/29309/">…
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