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主演作『早乙女カナコの場合は』で懸命に生きる女性像を体現 過去を肯定し、人を愛することで救えた自分。今の橋本愛が紡ぐ「人間って」に続く言葉
2025.03.21 17:00
インタビューでは時にはしゃぐような笑顔を見せ、撮影ではフォトグラファーに乞われて、イタズラっぽい顔でピースサインを決める。ミステリアスな美しさをたたえた橋本愛は、その実、とても素直でチャーミングな人だった。 でもそれは、彼女がいろんなしがらみからちょっと自由になれてきたからかもしれない。「自意識ばっかりでした」と語る10代、「やり直せるなら全部やり直したい」20代を経て今、彼女は言う、「過去の自分をすべて私は肯定して生きている」と。 29歳になった橋本愛の最新主演映画『早乙女カナコの場合は』は、この社会をもがきながら生きている女性たちの物語。大学入学と同時に出会ったサークルの先輩・長津田とカナ<a href="https://bezzy.jp/2025/03/63605/">…
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映画『遺書、公開。』公開記念リレーインタビュー 「人生は一歩を踏み出す勇気で変わる」吉野北人が初心を忘れずにいられる理由
#5 2025.02.14 18:00
映画『遺書、公開。』リレーインタビューのアンカーは、主人公・池永柊夜を演じる吉野北人。 序列19位。クラスでも存在感の薄い池永だが、姫山椿の遺書をめぐって教室が混乱に陥る中、真相を突き止めるべく静かに立ち上がる。 強烈なキャラクターがひしめく本作で、主演として中心に立った吉野。プレッシャーと戦い続けた日々を今振り返る。 ランキングは本質的なものだけを信じる ──吉野さんが2年D組の一員として、あの遺書を受け取っていたらどうしていたと思いますか。 どうなんでしょうね。普通だったら公開し合わないんじゃないですか。相手が自分に宛てて書いてくれたものだから、心の中にとどめておきたい気もするし。でも、誰<a href="https://bezzy.jp/2025/02/58637/">…
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映画『遺書、公開。』公開記念リレーインタビュー 髙石あかりの全力恩返し宣言「プレッシャーに負の感情はまったくない」
#4 2025.02.13 18:00
映画『遺書、公開。』のリレーインタビュー第4弾は、髙石あかりが登場。序列3位、自殺した姫山椿の親友である御門凛奈を演じている。 その強烈な存在感は、共演者もこぞって彼女の名前を挙げるほど。若手俳優が火花を散らし合う本作で、さらなるスパークを誘発する火薬庫の役割を果たしている。 そんな髙石の素顔はというと、“裏の顔”なんてまるで感じさせない真面目で謙虚な努力家。2025年のエンタメの中心に立つであろう22歳の「今」に迫る。 悔しさは自分に向くだけで、人には向かない ──Bezzyでは映画『遺書、公開。』のキャストの皆さんにリレーインタビューを行っていまして。先にお話を聞いた松井さんが、髙石さんの<a href="https://bezzy.jp/2025/02/58624/">…
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映画『遺書、公開。』公開記念リレーインタビュー 「IMP.としての自信が僕自身の力になる」ピュアで実直な新参者、松井奏の人間関係術
#3 2025.02.12 18:00
映画『遺書、公開。』特集リレーインタビュー第3弾に登場するのは、序列2位・赤﨑理人役の松井奏(IMP.)だ。 序列1位の姫山椿にふさわしい、完璧彼氏の赤﨑。だがやがて明かされる裏の顔に多くの観客が戦慄を覚えるだろう。 しかし、素顔の松井は赤﨑とは正反対の天真爛漫な甘えん坊。多くの先輩から可愛がられる“国民的甥っ子”に、集団社会を生き抜く人間関係術を聞いてみた。 学生時代の僕は2.5軍でした(笑) ──松井さんにとっては初めての映画出演となります。 お芝居のプロの方に混ざってお仕事をするというのは刺激的であり緊張感もあり、いろいろと感じるものの多い毎日でした。きっとみなさん(クランク)インまでの<a href="https://bezzy.jp/2025/02/58614/">…
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映画『遺書、公開。』公開記念リレーインタビュー 気にしすぎていた10代から自信を持てる自分へ、堀未央奈が“大変な道”で変えたマインドセット
#2 2025.02.11 17:00
映画『遺書、公開。』リレーインタビュー第2弾には、堀未央奈が登場。本作では物語の発端となる生徒で、突然自ら命を絶った序列1位の姫山椿を演じる。 誰からも愛され、ソツなく周囲と付き合っていたように見えた椿。だが、その裏側には「序列1位」という圧と、下位からの嫉妬と羨望があった。 8年間乃木坂46の一員として活動し、選抜争いというアイドルグループの洗礼をくぐり抜けてきた堀が、“序列”に対して思うこととは? 乃木坂46時代の目標は自信を持つことでした ──もし堀さんが映画みたいに自殺したクラスメイトから遺書を遺されたらどうしていると思いますか。 まず遺書というものを見たことがないので、遺書を見た時点<a href="https://bezzy.jp/2025/02/58583/">…
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映画『遺書、公開。』公開記念リレーインタビュー 悔しさはもっと頑張るための原動力、志田彩良が輝かせる“普通”という個性
#1 2025.02.10 18:00
集団社会で生きる以上、人は“序列”から逃れられない。あの人は自分よりもランクが上で、あの人は自分よりもランクが下。そうやって他者をしたたかに値踏みして、自分のポジションをキープしている。 1月31日より公開中の映画『遺書、公開。』が描くのは、そんな人間の熾烈な競争心。序列No.1の人気者・姫山椿が自殺した。葬儀を終えたクラスメイトに待っていたのは、クラス全員に宛てられた遺書。なぜ彼女は死んだのか。その真相を知るべく、クラスメイトたちは教室でそれぞれの遺書を公開し合う。 だが、それは決して開けてはいけないパンドラの箱だった。姫山椿について語るたび、炙り出され ていくのは、<a href="https://bezzy.jp/2025/02/58427/">…
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舞台『まつとおね』に懸ける想い、二人の友情に感じたことは 「正解がないことだから、考え続けたい」蓮佛美沙子が信じるエンターテインメントの持つ力
2025.01.29 18:00
蓮佛美沙子は、とても感受性が豊かな人だ。心の扉を開き、目にする景色を、肌で感じた風の匂いを、胸の奥をキュッと鳴らしたあらゆる経験を、演技の血肉にして、役を生きる。だから、彼女の芝居には嘘がない。 いくつもの役に息吹を吹き込んできた蓮佛美沙子が新たに命を与えるのが、戦国時代を生きた天下人の妻。令和6年能登半島地震復興祈念公演『まつとおね』で豊臣秀吉の正室・おねを演じる。 地震と豪雨という天災の爪痕がいまだ生々しく残る能登で、様々な葛藤を抱えながら、それでもエンターテインメントにできることを信じて、蓮佛は舞台に立つ。 京都に行って、おねに会えた気がした ──おねという女性にどんな印象をお持ちでした<a href="https://bezzy.jp/2025/01/56826/">…
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10代から育む演劇愛で復興祈念舞台『まつとおね』に挑む 演者として、人として。吉岡里帆が手にした信念と手放した完璧さ
2025.01.28 18:00
「なんでも完璧にしようとするのはやめました」──吉岡里帆ははにかむようにそう答えた。 自分で立てた目標を達成するために、ガチガチのTo Doリストに雁字搦めになっていた20代。でもそんなに完璧になんでもできっこない。そう気づいたおかげで、できない自分を責める気持ちを手放せた。だからだろうか。30代になった吉岡里帆は、20代の頃よりもずっと軽やかで、のびのびとしていて、美しい。 第49回報知映画賞で助演女優賞に輝くなど、俳優としてますます評価を高める吉岡がこの春挑むのは、令和6年能登半島地震復興祈念公演『まつとおね』。大河ドラマのヒロインにも選ばれた前田利家の妻・まつを演じる。 きっとそこには、<a href="https://bezzy.jp/2025/01/57125/">…
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NHK大河に続き昨年末のドラマ2作も話題な今旬俳優の素顔 原点は演じることへの“憧れ”と“楽しさ” 南沙良が出演作を重ねて変わったこと、変わらないこと
2025.01.04 12:00
2024年は大河ドラマ『光る君へ』の藤原賢子役でも注目された南沙良。年末にはドラマ『わかっていても the shapes of love』『外道の歌』と2作の出演作が配信されるなど、まさに今“旬”といえる存在だ。前者では、傷つくとはわかっていても恋に落ちてしまう女性を、後者では、家族を殺害されたことから“復讐屋”に関わることになった引きこもり、という全く印象の違う役柄を演じている。 作品を重ねるごとに新たな表情を見せてくれる彼女が語る、演じることの面白さとは。 表現には「自分自身と向き合うこと」が必要 ──『わかっていても the shapes of love』はもともと、<a href="https://bezzy.jp/2025/01/56028/">…
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新体制になった2人が新曲「クロール」を狼煙に目指す先は? Hakubiが立つ音楽家としての第一歩 2024年に再定義した自分たち“らしさ”とは
2024.12.25 18:00
2024年8月にドラムのマツイユウキが脱退、片桐(Vo/Gt)とヤスカワアル(Ba)の2人体制でスタートを切ったHakubi。バンド結成のきっかけとなったオリジナルメンバーの脱退はファンにとってもショッキングな出来事だったが、2人はすぐに前を向いて次なる一歩を踏み出した。以下のインタビューを読んでもらえれば、その決断がバンドを前に進めていくためのものだったことは伝わるだろう。 目下ツアー中のHakubiだが、11月6日にリリースされた新体制第1弾シングル「クロール」は、エネルギーが溢れ出るようなサウンドと、強い決意が滲む歌詞が新たな出発にふさわしい楽曲だ。この最新曲、そして現在のバンドのモード<a href="https://bezzy.jp/2024/12/55648/">…
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COLUMN
“未来のギタースタイル”を感じさせたサウンドの魅力を紐解く 8年ぶりに来日するUK最先端バンドMUSE、王道英国ロックの血筋を感じさせるその先駆性とは?
2025.09.21 11:00
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