舞台『春よ来い、マジで来い』に重ねて振り返る思春期とは
「守るべき存在が自分を変えた」乃木坂46・岩本蓮加が大人になった今、後輩に伝えたいこと
2026.10.22 18:00
2026.10.22 18:00
6期生は目に入れても痛くない、孫のような存在です
──そんな時期があって、どうやって自分を受け入れて乗り越えていったのでしょうか。
私にとって、先輩の存在がすごく大きいんです。私のように若いうちに乃木坂46に加入した先輩もたくさんいるので、気持ちを分かってくれましたし、寄り添ってくれたんです。いつも「蓮加はこういうところがいいところだから」とたくさん声をかけてくれましたし、なんとか自分を保ちながら、気づいたら子どもだという人もいなくなったので、やっと等身大でいられるようになった気がします。

──年齢と経験を重ねることで解消できたんですね。
そう思います。それに、年齢を重ねることで近くにいる先輩からは“友達みたい”と言ってもらえることが増えてきて、自分的に成長したんだと感じることが増えたんです。
──思春期に素敵な先輩がいると、本当のお姉さんのように感じたのかもしれないですね。
そうですね。私にとっては、家族よりもメンバーと一緒にいる時間が長いので、同期の梅澤美波は私にとって本当のお姉ちゃんみたいでした。
──となると、これからは後輩に対しても同じように接していきたいですね。
そう思います。6期生から見たら、私はずいぶんお姉さんだと思うので、先輩がしてもらったように接していきたいと思っています。私から見て、彼女たちは孫のように感じることがあるんですよ。
──孫ですか? 子どもを通り越して!?
はい(笑)。 “目に入れても痛くない”ってこのことなんだなって思ったんです。とにかく、可愛くて仕方がないんですよ!

──特に6期生の川端晃菜さんは14歳で若いからこそ、当時の自分を重ねることもあるのではないでしょうか。
そうですね。彼女も、「子どもいじりをされるのはイヤ」って言っていて。それにこの環境下にいると、どうしても早く大人になりたいって思ってしまうんです。なので、私は必要以上に“ひーつん”に“子ども、子ども”とは言わないようにしています。さらに、「そのままでいい」とも伝えているんです。変に大人になろうとしていた時間って、私はすごくもったいなかったなって思っていて。自分らしくいることの凄さ、強さは絶対にありますし、それを貫くのは一つの勇気なので、周りに何と言われようと自分を無理に変えようとしないでほしいと思っています。
──10代の3年と、大人になってからの3年は違いますからね。
全然違いますね。機会があれば、旅行に連れて行きたいですね。
──今作はそういった想いを振り返るきっかけにもなったと思うんですが、水川かたまりさんが演じる主人公はかなりうだつのあがらないダメ男となっています。岩本さんが今の活動をしている中で、この主人公のように、夢はあるけど上手くいかないと思った時の切り替えはどうしていますか?
こういった経験はめちゃめちゃあります。私はダンスを15年以上やっていて、特技はダンスと胸を張って言っていたんですが、乃木坂46に加入して、才能のある子たちをたくさん目の前にすると、“敵わない”と思うことが多かったんです。そこで戦って評価されて、何かを言われたときに、きっと辛いし立ち直れないと思ったら、もう何も言わないでおこうと思って、ずっと声に出さないでいたんです。でも、2026年はダンスをメインとした番組に出させていただいて、自分はやっぱりダンスが好きだと再確認したんです。おかげで、あらためて自分の特技はダンスですと言えるようになったので、すごく成長したなと感じています。それと同時に、やっぱり私はダンスをあきらめたくなかったんだと思ったんです。ファンの方に、私のダンスが好きだと言ってもらえる機会も、自分が自信を持つことで増えたので、もっと自分が動かなくちゃいけないなと思うようになりました。

──あきらめないで良かったですね。
本当にそう思います。あきらめられないのに、いざダンスが好き・特技だと言っても認めてもらえない気もして、“そんなもんなのか”と言われるのが怖くて、言えなかったんです。でも、それを気にしないで、自分が好きなら貫いて、楽しもうと思うようになってから、知らず知らずに評価していただけるようになったと思います。そう言えば、矢田萌華が、リハーサル中の私のダンスを録画して、ずっと見ていてくれたんですよ。それをファンの方にミーグリの時に伝えてくれたみたいで。直接私には言われていないので、たぶん私は知らないと思っているらしいんですが、ファンのみなさんがいつもいろんなことを伝えてくれるんです(笑)。それもすごく嬉しかったですし、自分が楽しむことが何よりも大事だという、初心を思い出すことができました。
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