『スクールアイドルミュージカル』を通して目指す変化とは
念願の初共演で距離は縮まった?杏ジュリア×村山結香が与え合う刺激と感謝
2026.09.20 16:00
2026.09.20 16:00
人間ってやればできるんだと実感しました
──村山さんはジュリアさんにギャップはありましたか?
村山 佇まいもお上品なイメージがあったんですが、そこは崩れることはなかったんですが、意外にもノリがすごく良くて嬉しかったです。稽古場でも、何年もやっていらっしゃるからこそ演出家の方とみなさんとのつなぎ役になってくださり、アドバイスもしてくださるんです。とってもしっかりしていて、頼もしい存在です。いま、ダンスの振り入れをしているんですが(取材は8月下旬)、なかなか覚えられない時はすぐに駆け寄って教えてくださるので、すごくありがたいんです。
杏 “スクミュ”って、後夜祭公演で毎年新曲が追加されるので、後から入った子が一番大変なんです。それを≒JOYの活動と並行しながら取り組めているのもすごく尊敬しますし、体力的にもかなり過酷なので、完璧にこなしている姿に、刺激をもらっています。

──となると、村山さんは今はかなりがむしゃらな時期なんですね。
村山 そうなんです! 自分でもびっくりするくらい追い込んでいる時期にはなるんですが、その分、新しい自分にも出会えています。今まで一気に覚えるのは3曲が限界だったんですが、今回は十何曲も一気に覚えているので、人間ってやればできるんだと実感しました(笑)。
──杏さんも初演時はかなり大変だったのではないでしょうか。
杏 そうですね。ユキノちゃんは、私と同じでずっとバレエをしていたんです。バレエってどうしても足が開いてしまうんですよね。なので、アイドルを始めたころはそれを必死に直したり、バレエでついてしまった上に重心を持っていくクセをダンスのために直して下に重心を持っていったりと、かなり苦労していたんです。でも、ユキノちゃんは私と同じルーツだからこそ、バレエの動きはスムーズにできたりと、すごく良く作用してくれたので嬉しかったです。そう言えば、結香ちゃんは演じるサヤカちゃんと性格がかなり違うので不安じゃないのかなと思っていたんですが、ポジティブに「新しい自分と出会いたいです!」と言っていたのですごくカッコいいなって思ったんです。実際に稽古を重ねていくうちにみるみるサヤカちゃんになって行くので、本当に尊敬しています。
村山 嬉しい~! サヤカちゃんは、私とほぼ真逆と言っていいほど違うんです。なので、ギャップは感じるんですが、お芝居が大好きなので、自分とは違う役を演じられることに喜びを感じています。まだ模索はしているんですが、だんだん“サヤカちゃんならこう考えるだろうな”と思うことが増えてきたので、すごくワクワクしています。
──サヤカちゃんはどんな女の子なんですか?
村山 自分の軸がしっかりとあって、思ったことをバシッと口にするんです。でも決して嫌味はなくて、憎めない子なんですよね。サヤカちゃんがいるだけで場が締まる時もありますし、雰囲気をガラッと変えるので、唯一無二の子だと思っています。セリフもちょっぴり強いんですが、すごく情に厚い子なんです。そういった部分をお芝居でしっかりと表現していきたいと思っています。

──改めて、今作の魅力はどう捉えていますか?
杏 今作ではお堅い進学校に通っている登場人物たちが、縁がない世界だと思っていたアイドルにちょっとしたきっかけでチャレンジしていく物語になっているんです。その“憧れているけど、自分には縁がないよな”という想いって、多くの人が持ったことがあると思うんですよね。でも、いざ踏み出してみたらすごく胸が高鳴るし、本当にときめくし、幸せな気持ちになれるんです! そこはすごく共感できますし、私もそういう時があったなって思いながら演じています。私自身、ユキノちゃんとして生きていても世界がキラキラして見えますし、その瞬間が幸せだなって思うんです。この感覚って、アイドル以外にも置き換えられるので、そういう瞬間を人生でいっぱい経験し続けていきたいですね。

村山 私は、サヤカちゃんの向上心が高いところにかなり共感できるんです。セリフの端々にも、“こうなりたい”という想いがかなり出てきているので、私自身もサヤカちゃんに負けないように、向上心は高めたまま、頑張っていきたいと思うようになりました。今作ではアイドルがテーマになっていますが、そうじゃなくても自分の好きを追求していくことって簡単なようで難しいんですよね。でも、それをやり通すからこそキラキラできるんだと思っていて。サヤカちゃんは自己肯定感が高く、自信もあるので、演じることで私自身もメンタルを強くしていきたいと思います。
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