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INTERVIEW

話題のホラー映画は冒険活劇?初共演作『チルド』を語り合う

「前と同じ芝居はしない」染谷将太×唐田えりか、自称凡人2人が俳優という“変な職業”に思うこと

2026.07.25 15:00

2026.07.25 15:00

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染谷将太宇宙人説は言われたことがあります

──人間の異常性が凝縮されている映画でした。自分ではわかっていないだけで、みんな何かしら変わったところはあるものです。お二人も今回共演してみて、お互いに対して「ちょっと変だな」と思ったところはありますか。

染谷 基本的に何を考えてるかわからないタイプの方だなと思いました。

唐田 えー!

染谷 唐田さんってすごく飄々と現場に立たれているんですよ。だからこそ、何を考えているのか気になるというか。

映画『チルド』より

唐田 まったく同じことを染谷さんに思っていました(笑)。今日の撮影でも、染谷さんと並んでるときとか「今どういう顔してんのかな?」とか「何考えてるんだろう」とかすごい気になって。あのときは何を考えていたんですか。

染谷 何にも考えてないですね(笑)。大体みなさんが「染谷、何考えてるんだろう」と思ってる瞬間は何も考えていないです。

唐田 そうなんだ(笑)。

染谷 逆に、わりかし考えているときほど、あまり気づいてもらえなくて。なんでだろうって思っています(笑)。

──自分自身の認識としてはどうですか。自分ってちょっと変わってるよなと思っているのか、あるいは自分って凡人だよなと思うのか。

染谷 誰よりもまともだと思っています。

唐田 へ〜!

染谷 僕は凡人ですよ。周りのみなさんが何を考えているのかわからないとか、勝手に想像してくださるので、ありがたいなと思います。

唐田 私も自分自身は凡人だと思っていますが、周りからはどういう印象なんでしょう……?

染谷 真面目そうだなとは思いました。ただ、ご一緒するまでおっとりした方なのかなと思っていたので、そこはちょっと印象が変わったかもしれないです。

唐田 本当ですか。

染谷 むしろ力強い方だなと思いました。一緒にお芝居をしたときもそうですし、現場で同じ時間を過ごしているときも、何か力強さみたいなものが感じられて。そこが僕としては意外でした。

唐田 そう言っていただけてうれしいです。染谷さんは周りからよく変わってるって言われそうな気がしたんですけど、どうですか。

染谷 宇宙人説は言われたことありますね。

唐田 確かに。っぽいです(笑)

染谷 しかも、僕自身も自分が宇宙人であることには気づいていないっていう。1回さらわれたあとに、変な装置に入れられて記憶が消されてるみたいな。

唐田 ちょっとありそうな気がするのが面白いですよね。

染谷 僕も、それはそれで悪くないなと思っています(笑)。

──この映画を観ていると、コンビニというありふれた場所の狂気性を改めて発見するところがありました。お二人は、俳優という職業に対して「冷静に考えると変だよな」と思うところはありますか。

染谷 やっぱり他人の人生を体現するっていうのは、シンプルにおかしな職業だとは思います。けど、そこが面白いところですね。

唐田 そうですよね。私もまさか自分がプロレスをやるとは思っていなかったですし(笑)。

染谷 そういうのはあるよね。

唐田 と思ったら、この間まで死刑囚の役を演じていたり。いろんな人生を体験しているのはおかしなところですし面白いところです。

染谷 だって今回もラストのほうとか、すごいおかしなことになってるじゃないですか。詳しくは言えないですけど、キンキンに冷えてる“あるもの”をさわったときに、おかしなことしてるなと思いました。

──そういう狂気的な場面を演じ終えた直後ってどんな感じなんでしょう。ちょっと役が抜けない感じがするのか、あっさり普通に戻るのか。

染谷 僕はカットがかかったら、もう普通に戻ります。役に入り込んで抜けないとか、そういうタイプではないですね。この映画を撮ったあとも、普通にコンビニに行ってますし(笑)。強いて言うと、フライヤーを見るとちょっとこの映画を思い出すようになりました(笑)。

──作品の撮影が重なっているときとか、切り替えるのが大変だったりしませんか。

染谷 僕はまったくならないです。現場ごとで空気が変わるので。別の職場に行ってるような感じです。

唐田 私もわりとそっちです。現場に行けば雰囲気が変わりますし、衣装やメイクも役によって違うので、そこに助けられている気がします。

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二人の身近にいる愛すべき変人の話

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PARTNERS

作品情報

チルド

©︎『チルド』製作委員会 (NOTHING NEW・東北新社)

©︎『チルド』製作委員会 (NOTHING NEW・東北新社)

チルド

2026年7月17日(金)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
配給:NOTHING NEW
洋題:AnyMart

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演:染谷将太
唐田えりか 西村まさ彦
くるま 長島竜也

監督・脚本:岩崎裕介
プロデューサー:林健太郎 下條友里 井上淳
企画・プロデュース:NOTHING NEW
制作プロダクション:東北新社

1992年9月3日、東京都生まれ。9歳のときに『STACY』で映画デビューし、数々の作品に出演。2011年には映画『ヒミズ』で第68回ヴェネツィア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞。今年の出演作に大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK)、『シナントロープ』(テレビ東京系)、『イクサガミ』(Netflix)、映画『BAUS 映画から船出した映画館』、『風のマジム』、『ひゃくえむ。』(声の出演)、『ベートーヴェン捏造』、『爆弾』、『果てしなきスカーレット』(声の出演)、『新解釈・幕末伝』など、ジャンルにとらわれることなく幅広く活躍している。

唐田えりか

アーティスト情報

1997年9月19日生まれ、千葉県出身。
2015年、女優デビュー。濱口竜介監督作『寝ても覚めても』(18)で映画初主演を飾り、山路ふみ子映画賞で新人女優賞、ヨコハマ映画祭で最優秀新人賞を受賞した。日韓両国で活動し、近年では『の方へ、流れる』(22/竹馬靖具監督)、『無情の世界』(23/佐向大監督)、『朝がくるとむなしくなる』(23/石橋夕帆)、「Page30」(25/堤幸彦監督)など多数の映画で主演を務めている。近年の主な出演作にNetflixシリーズ「極悪女王」(24/白石和彌監督)、映画『ナミビアの砂漠』(24/山中瑤子監督)、『死に損なった男』(25/田中征爾監督)、『恋愛裁判』(25/深田晃司監督)など。

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