原作は汐見夏衛の青春小説、ACEes作間は初のアイドル役に
原菜乃華×作間龍斗W主演、恋よりも尊い絆を描く『ないものねだりの君に光の花束を』今秋映画化
2026.05.18 14:00
©2026『ないものねだりの君に光の花束を』製作委員会
2026.05.18 14:00
汐見夏衛の小説『ないものねだりの君に光の花束を』が2026年秋に映画化され、原菜乃華と作間龍斗(ACEes)がダブル主演を務めることが発表された。
原菜乃華が演じるのは、全てにおいて普通で個性がないことがコンプレックスの高校生・影子。一方の作間龍斗は、影子と同じクラスの人気者で、大人気アイドルグループのメンバーとしても活動する真昼を演じる。影子は真昼に対して別世界の遠い存在だと引け目を感じていたが、一緒に図書委員を担当することになり、彼が誰にも打ち明けてこなかった“壮絶な過去”を知ることになる。
普通である自分に嫌気が差している影子(えいこ)役の原菜乃華は、アニメーション映画『すずめの戸締まり』(22)で主人公の声優に抜擢されるとNHK連続ドラマ小説『あんぱん』(25)でブレイク。主な出演作にはドラマ『ちはやふる-めぐり-』(25)、『るなしい』(26)、映画『見える子ちゃん』(25)、『ババンババンバンバンパイア』(25)、『【推しの子】』(24)などがあり、凛とした佇まいと確かな演技で幅広い世代から支持されている。
人気急上昇のアイドルで、勉強も性格も完璧の真昼(まひる)を演じたACEesの作間龍斗は、大河ドラマ『どうする家康』(23)の豊臣秀頼役で鮮烈な印象を残すと、映画『山田くんとLv999の恋をする』(25)で映画初主演。その後もドラマ『ながたんと青と -いちかの料理帖-2』(26)、『月夜行路 -答えは名作の中に-』(26)などに出演し俳優としても躍進し続けおり、『どうする家康』で夫婦役を演じた原とは本作が映画での初共演となる。

©汐見夏衛/KADOKAWA
そしてメガホンを取るのは、『blue』『僕は妹に恋をする』『海を感じる時』など、若者の揺れ動く心情や輝きを描くことに定評のある安藤尋。本作では青春期の主人公たちの等身大の悩みや葛藤を深く描きながら、今を生きる若者たちへ向けた人間ドラマへと昇華させた。
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が大ヒットし、10代を中心に絶大な人気を誇る汐見夏衛。自身も「思い入れの深い物語」と語る本作では恋よりも尊い2人の絆を描いており、そんな原作者の汐見と監督の安藤尋、そしてW主演の2人からコメントも到着した。
コメント一覧
染矢影子役/原菜乃華
足りないものを補い合うように出会った二人が、
寄り添い、時にぶつかりながらも、相手と自分自身を受け入れていく姿に心動かされました。
互いが互いの支えであり、替えのきかない、かけがえのない存在であるその関係性は、
「恋」よりももっと深く強い絆で結ばれた特別なものなんだと思います。
人の気持ちはどこまでいっても分からないけれど、それでも分かりたいと努力し続けること。
その積み重ねが、誰かを想うことの本質なのかもしれないと、この作品を通して改めて教えてもらいました。
ぜひ劇場で受け取っていただけたら嬉しいです。
鈴木真昼役/作間龍斗(ACEes)
鈴木真昼役を演じました、ACEesの作間龍斗です。
本業はアイドルですが、映像作品の中でアイドルを演じるのは今回が初めてでした。
13年ほどこの業界に携わってきましたが、これまでに感じたことのないものを経験しました。
演じながらも、「真昼くん頑張れ」と何度も心の中で唱えてました。
今、あなたが話しているその人が、もしかしたら大きな闇を抱えているかもしれない。
この作品に携わる中で、大切な人の背中を微力でも押せる存在でありたいと、改めて強く感じました。
生きているだけで様々なことに直面する世の中ですが、そんな中でも日々を懸命に過ごしている方々に、この作品を通して光を届けられたら嬉しいです。
ぜひ、公開をお楽しみに。
原作/汐見夏衛
このたび『ないものねだりの君に光の花束を』の映画化が決定いたしました。ひとえに読者の皆様の応援のおかげに他なりません。本当にありがとうございます。
本作は私にとって思い入れの深い物語で、今でも時おり影子と真昼のことを思い出しては、元気にやっているかなあ、幸せになってほしいなあと、祈るような気持ちで思いを馳せたりしています。
そんな大事な作品を、素晴らしいキャストとスタッフの皆様によって、心を込めて丁寧に映像化していただけて、とても光栄で嬉しく思います。
撮影現場で拝見した、愛らしい声で毒づく原さんと、静かな声で皮肉に笑う作間さんは、まさに影子と真昼そのものでした。
皆様にも映画の完成を楽しみに待っていただけましたら幸いです。
監督/安藤尋
本作を撮影しているあいだ演出面で特に考えていたのは、原菜乃華さん演じる影子と作間龍斗さん演じる真昼の二人の距離感でした。それは何故かと言いますと、二人の関係がこれまでの映画のなかでもとても稀有なものだったからです。そして、その「稀有な関係」を原さんと作間さんは、実に繊細にそして感情豊かに演じて下さいました。高校生の二人が互いを思いやり、支え合い、山のなかを一歩ずつ歩いてゆく姿は、(監督の自分が言うのもなんですが)とてもいとおしく、切なく、かけがえのない二人が確かにそこにはいました。
影子と真昼はもともと自分に「あるもの」のつまらなさや残酷さにとらわれています。そして、自分に「ないもの」を持っている相手をうらやんでしまいます。そんな二人が稀有で、かけがえのない二人となってゆく過程を、みなさんにも見守って頂けたらと思っています。
