劇映画初出演で感じた思い、これまでの苦労を愛せる理由とは
「今は俳優として必要とされたい」IMP.基俊介が切り開く“自分だけのものじゃない”人生
2025.07.14 19:00
2025.07.14 19:00
社長からもらった財布だけはなくせない
──じゃあ最後にいくつか質問させてください。映画の中で20歳の誕生日が描かれていますが、基さんは20歳の誕生日のとき何をしていましたか。
え〜。ちょっと見ていいですか(と、スマホを手に取る)。
──お。何か写真とか残っている感じですか。
(スマホの画面をスクロールしながら)……あ、どうやらそのときに仲の良かった友達にお祝いしてもらっているみたいです。何をやったとか全然覚えていないですけど、すごい楽しかったんだなという証拠はいっぱい残っています。当時は大学生で、いまだに仲が良いのは大学のときにできた友達なんですよ。すごい濃い時間を過ごしたなという思い出がありますね。
──20歳の頃で何かお話しできる思い出はありますか。
誕生日当日じゃないですけど、その頃、社長の作品に出ていて。20歳になってお酒を飲めるようになったので、初めて打ち上げに参加したんです。20歳になったらスーツで打ち上げに参加するというのが、ある種の通過儀礼みたいになっていて。20歳になったのが僕だけだったので、そのときは一人スーツで参加したのを鮮明に覚えています。

──では次に、陽彩と雅は共同生活を始めますが、基さんがルームシェアするなら誰としたいですか。
やっぱり大学の友達ですね。ちょっと心当たりがある相手が1〜2人いるので、その子と一緒に暮らせたら面白いだろうなって。一緒にいても全然気を遣わないというか、むしろ楽なんですよね。そう思える相手がいるって、すごいことだなと思います。
──共同生活のルールは守れるタイプですか。家事の分担とか。
努力しますけど、そこはお互い持ちつ持たれつでいきたいですね(笑)。
──洗面所を使った後、ちゃんと綺麗にできますか。
あ、そこは普段からするタイプなんで大丈夫です。
──ドアの開閉音とか。
そこも親からわりと言われて育ってきたので、ちゃんと気をつけると思います。
──おお、結構ルームシェア耐性はありそうですね。じゃあ最後にもう一つ質問を。陽彩にとって芳香剤が心を落ち着かせるアイテムでした。基さんにとって、持っているだけで心が安定するものは何ですか。
財布ですね。というのも、今使っている財布が社長からもらったものなんですよ。なので、ケータイはなくしても大丈夫ですけど、財布だけは何があってもなくせない。たぶん一生新しくすることはない気がします。
──逆にケータイはなくしても大丈夫なんですね。
大丈夫です。誰からも連絡来ないんで(笑)。
