彼の“ロック×ラップ”スタイルのルーツとは?
リンキン・パークのマイク・シノダが最も影響を受けたヒップホップアーティスト3組を語る
2024.04.16 19:17
Photo: Press
2024.04.16 19:17
21世紀で最も売れたバンドの一つとして知られているリンキン・パーク。2000年にリリースされたデビューアルバム『Hybrid Theory』は全世界で3200万枚以上のセールスを記録し、「One Step Closer」「Papercut」「In The End」などの大ヒットシングルを輩出。ロックとラップをかけ合わせたサウンドで人気を博した。
そのメンバーのマイク・シノダが、英Metal Hammer誌の最新号に登場。インタビューで自身のルーツとなったヒップホップアーティストを3組挙げた。
ソングライターとして以外にもプロデューサーやラッパーとしても評価されているマイク・シノダは、パブリック・エネミー、ビースティ・ボーイズ、ドクター・ドレーの3組からいかに影響を受けたかを語っている。
パブリック・エネミー
「僕がパブリック・エネミーを愛してやまないことはみんな知っているだろう。人生で初めて行ったライブはアンスラックスとパブリック・エネミーのラップ×ロックのライブだった。結果的に自分もそのジャンルをやることになったから人生は面白い。初めて行ったライブとしては最高にイケてるだろ?まぁ父親に付き添ってもらって一緒に行ったのはイケてないけどね(笑)。“It Takes A Nation Of Millions To Hold Us Back”は素晴らしいアルバムだ。とてもアグレッシブで尖っており、政治的なメッセージが込められてる。その上に面白くもある。収録曲“Rebel Without A Pause”はパブリック・エネミーにハマるきっかけになった曲だ」
ビースティ・ボーイズ
「ビースティ・ボーイズの“Check Your Head”もリリースされた当時、かなり衝撃だった。彼らは自身のパンクロックのルーツを予想できない形でヒップホップに取り込んだ。“Licensed To Ill”は大好きだったけど、“Paul’s Boutique”がリリースされたときに当時ヒップホップは他にもかなり面白いことがたくさん起こっていたから、少しビースティ・ボーイズから離れてしまったんだ。でも“Check Your Head”に収録されている“So What’cha Want”を聴いてすぐにまたビースティ・ボーイズにハマった」
ドクター・ドレー
「僕はドクター・ドレーがやる全ての作品をコレクションしていたんだ。彼の“Deep Cover”で初めてその後スーパースターになるスヌープ・ドッグを知ったんだ。ドクター・ドレーの音楽はまるでホラー映画の音楽みたいだったし、暗くアグレッシブでとても危険なサウンドだった」