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コンビになれた理由を自らの生い立ちから分析

リンキン・パークのマイク・シノダが故チェスター・ベニントンとの出会いを語る

2023.02.24 19:00

Mike Shinoda Opens Up About Losing Chester Bennington

2023.02.24 19:00

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1億枚以上のセールスを記録し、21世紀で最も売れたバンドの一つとして知られているリンキン・パーク。リードボーカリストのチェスター・ベニントンが2017年に亡くなって以来活動をしていない彼らだが、バンドのメンバーであるマイク・シノダがチェスター・ベニントンについて語った。

人気ラジオパーソナリティ、ハワード・スターンの番組に出演したマイク・シノダ。ハワード・スターンに「チェスターを失ったときマイクが感じたであろう痛みは想像できないよ。もはや私だったら怒りさえも感じているかもしれない」と言われ、マイク・シノダは以下のように答えている。

「確かに、そのように怒りのような感情を持った瞬間もある。親しい存在を失って、そのように怒りを感じたことをある人も多いだろう。そう感じたファンも多いと思う。深い悲しみを乗り超える段階には、怒りも含まれているんだ」

また、「誰も他人が抱えている問題の深さを知ることはできない」と踏まえた上で、チェスター・ベニントンと出会ったときのことを語った。

「初めてチェスターと出会ったとき、私は彼がどのように育ったのかを知らなかった。彼を知るにつれ、“彼のような育ちの人は出会ったことはない。とても大変な幼少期を過ごしたんだ”と思ったんだ。ストリートに野放しになり、高校時代からハードドラッグをやり、ギリギリ刑務所を回避していた。私とはあまりにも違った。だから私たち2人のコンビが出来上がったんだと思う。私はそのように育っていなかった。私はミックスの人種で、コミュニティに居場所がない子供だった。私は日本人とのハーフだけど、日本語も喋らないし、日本人にも見えない。でも周りの白人の子供たちは、私のことを白人だとも思わない。ラテン系の子供たちは、スペイン語で話しかけてくる……私はいつも居場所がない状態でフラフラしていた」

チェスターが「気難しい人だったか?」という質問には以下のように答えてる。

「いや、常にそうというわけではなかった。初期はバンドの行く末がわからなかったから、少し大変だった。“Hybriid Theory”の時代は、まだ始めたばかりだったから、上手くいくときもあれば、上手くいかないときもある。そんななかで、急にこっそりいなくなって行方不明になって、完全に泥酔した状態で戻ってくるときもあった。チェスターは酔っ払いすぎて会話ができない感じになって帰ってくるんだ。でも、凄く面白くて楽しいやつになるときもあった。酔ってて楽しいやつなときもあるけど、大体次の日にかなり落ち込んで、みんなに怒ったりしていた」

マイク・シノダは、チェスターを失ったことにより、音楽活動を辞めようとも思っていたとコメントしている。リンキン・パークは先日2ndアルバム『Meteora』の20周年記念として未公開楽曲「Lost」をリリースしており、『Meteora』の20周年リイシュー版も4月7日にリリースされる。

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リンキン・パーク

アーティスト情報

チェスター・ベニントン(VO)
マイク・シノダ(VO)
ブラッド・デルソン(G)
ロブ・ボードン(Dr)
フェニックス(B)
ジョー・ハーン(DJ)

2000年にデビューを果たしたロサンゼルス出身の6人組リンキン・パークはヴォーカルのチェスター・ベニントン、ドラムスのロブ・ボードン、ギターのブラッド・デルソン、DJのジョー・ハーン、ベースのデイヴ “フェニックス” ファレル、ヴォーカルのマイク・シノダによるグループ。
現在までに7枚のオリジナル・アルバムをリリースし、1stアルバム『ハイブリッド・セオリー』で驚異のデビューを飾り、21世紀史上最も売れたロック・アルバムとなった。2ndアルバム『メテオラ』以降、5作で全米アルバム・チャート初登場1位を獲得。グラミー賞2部門受賞、全世界で累計アルバム・セールスは5,500万枚以上、2000年代にデビューしたバンドの中で名実ともに世界各国で圧倒的な人気を誇る。
ここ日本でも日本ゴールドディスク大賞2作連続受賞、SUMMER SONICでは2度(2006年、2009年)のヘッドライナーをつとめるほど知名度を誇る。

(引用)https://wmg.jp/linkin_park/profile/

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