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キャスト陣の強い眼差しを捉えたポスター、本予告も解禁

映画『わたしの知らない子どもたち』に役所広司、田中裕子、岡田准一、吉田羊、坂東龍汰ら13人

2026.07.29 07:00

©︎2026 K2 Pictures・AOI Pro.

2026.07.29 07:00

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西川美和監督の最新作『わたしの知らない子どもたち』の新キャスト13人が解禁され、本予告映像とポスタービジュアルが到着した。

本作は『すばらしき世界』『永い言い訳』の西川監督が原案・脚本・監督を務めるオリジナル作品。9月10日(木)開幕の第51回トロント国際映画祭(TIFF)では日本映画として初めて「プラットフォーム部門」のオープニング作品に選ばれ、日本では10月16日(金)に全国公開される。

物語の舞台は、戦争で家族を失った子どもたちが焼け野原の東京でたくましく生き抜く戦後の混乱期。音楽家の父のもとで育った12歳の琴子は戦争で家族と家を失い、女性であることが命の危険につながる現実を知って、少女という性を隠し少年として生きることを決意する。そして同じように家族を失った少年たちと出会い、闇市を束ねる組長・菊沢徹のもとで身を寄せ合う仲間との日々に初めての居場所を見つけていく。一方、かつての担任教師・曽根は、敗戦で信じてきたものを失いながらも「琴子を探している」という知らせを受けて教え子の行方を追う旅に出る。

W主演を務めるのは、オーディションで主人公・琴子役に抜擢された新人・小八重葵美と、世界的な評価を確立する二階堂ふみ。他キャストには父・茅野孝一役の竹野内豊、琴子の兄役の櫻井海音、靴磨きの仲間役の花瀬琴音もすでに発表されており、今回はさらに日本映画界を代表する実力派13人の新キャストが一挙に解禁された。

戦争で親を亡くし、孤児となった子どもたちの矯正施設・水上寮を逃げ出した子どもたちに束の間の寝床を与える漁師の老夫婦・山井甚平とけいを演じるのは、世界規模で高い評価を受ける名優・役所広司と日本を代表する演技派・田中裕子。突然現れた子どもたちを煙たがりながらも、生きる術を教えながらその命を明日へつないでいく夫婦の姿を描く。

また、孤児として闇市で暮らす子どもたちを、父親のような大きな愛で受け入れる新興ヤクザの組長・菊沢徹役を演じるのは岡田准一。時代劇からアクション映画まで縦横無尽に活躍する実力で、親代わりとなり子どもたちを支える姿を体現した。

散り散りになった子どもたちを迎え入れる孤児院「隣相館」の館長・鷹間乃生役には、シリアスからコメディまで幅広くこなす吉田羊。矯正施設の子どもたちの相談役として、仕事を超えた理解者になろうとする新聞記者・諸積京一郎役は、今ひっぱりだこの若手・坂東龍汰が演じた。

さらに日本と朝鮮の抗争を焚きつける刑事役には、『アンナチュラル』『リブート』など話題作に引っ張りだこの北村有起哉。このほか赤間麻里子、岩谷健司、つみきみほ、マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオ、井上肇らジャンルを超えて活躍する個性派たちも新たに参加する。

映画『わたしの知らない子どもたち』本予告映像

「わたしは、わたしの生徒を棄てました」という一言で幕を開ける予告編は、戦争で孤児となった教え子・琴子の行方を追い続ける教師・曽根の姿を伝える映像。自らも職を失い乳飲み子を抱えながら懸命に生きる曽根は、琴子が少年として生きているという事実を知り、必ず探し出すと決意する。

また曽根と琴子、そして2人を取り巻く人物たちが交差する回想には、親代わりとなる菊沢(岡田准一)、警察から逃げる子どもたちに束の間の休息を与える山井夫妻(役所広司・田中裕子)、孤児たちを迎え入れる施設館長・鷹間(吉田羊)、やむなく琴子を疎開させた父・茅野孝一(竹野内豊)の姿が描かれる。戦争によって人生を変えられながらも懸命に生きた子どもたちの輝きと、その命を信じ未来へつないだ大人たちの選択を映し出す本予告となっている。

併せて解禁されたポスタービジュアルには、W主演の二階堂ふみ、小八重葵美をはじめ、役所広司、田中裕子、岡田准一、竹野内豊、吉田羊、坂東龍汰ら主要キャストの顔が並ぶ。撮影を手がけたのは、アジアのみならず世界で注目を集めるフォトグラファーのレスリー・チャン。映画ポスターの撮影は今回が初めてといい、少年として生きる琴子の汚れなきまなざしや喪失感を漂わせる教師・曽根の繊細な瞳など、懸命に生きた登場人物たちの表情を一枚一枚に刻み込んだ。

映画『わたしの知らない子どもたち』ポスタービジュアル
©︎2026 K2 Pictures・AOI Pro.

なお、“物語のもう一つの語り手”となる本作の音楽を手がけるのは、『国宝』など数々の音楽賞を受賞した実力派作曲家・原摩利彦。さらに感動のラストシーンを彩る主題音楽の演奏には、坂本龍一が立ち上げた東北ユースオーケストラの子どもたちが参加している。これは原の「音楽の視点からも子どもたちと共に作り上げるのはどうか」という提案から実現したもので、主題音楽以外の部分はイタリア・ローマで現地の演奏家とともに収録。原は「イタリアの指揮者や奏者が真剣に映画や音楽に向き合ってくださる驚きと演奏を通しての気づきがあった」と手応えを語り、同席した西川監督も「音楽的な歴史の厚みを感じる演奏」と絶賛している。

本作の起源となった『すばらしき世界』で西川監督と組んだ役所広司は、コメントの中で「日本映画史の中で、大切な作品が生まれたと思います」と、前作から監督の背中を見つめてきた名優ならではの信頼と賛辞を寄せた。ほか新キャスト陣のコメントも到着しており、それぞれが脚本を読んでの役作りや作品への思いを熱く語っている。

コメント一覧

役所広司(山井甚平役)
心からこの映画を観て欲しいと思います。
子どもたちの眼差しをしっかり受け止めて欲しい。
彼らは、戦争孤児という役を演じる中で、当時の孤児たちに思いを馳せた瞬間があったに違いない。
主人公、琴子をはじめ子どもたちの眼差しが胸に刺さります。
日本映画史の中で、大切な作品が生まれたと思います。
この作品に参加された全ての皆さん、お疲れ様でした!
そして、おめでとうございます!

田中裕子(山井けい役) 
映画「ゆれる」を観て、凄い作品だなぁと思っていました。
その西川組に出れるなら、是非出たいと思って参加させていただきました。
琴子に会えてよかった。

岡田准一(菊沢徹役)
西川監督の作品を心待ちにしていた一人として、この作品には映画としての面白さだけではなく、社会への問いが込められていると感じます。
この作品は主人公・琴子を演じた小八重さんを含め、子どもたちが本当に素晴らしく魅力にあふれています。
大人の責任を考えさせられ、問いがあるこの作品が多くの人の心に残り、語り続けられる作品になってほしいと思います。
「火垂るの墓」の後継作はこの作品。今観るべき作品かと思います。

吉田羊(鷹間乃生役)
尊敬する西川監督の作品に参加させていただき、大変光栄に思います。私が演じたのは、主人公琴子が辿り着く戦争孤児救済施設の館長。撮影時は蝉鳴きしきる真夏、クランクインから既に3ヶ月が経っており、現場は朝から、小八重葵美さん演じる琴子が生き抜いてきた先の”今日この瞬間”をクルー全員でじっと見守っている、そんな温かさに満ちていました。一方で、西川監督は大人、子ども、キャリアの区別なく一人一人を尊重し、エキストラの子どもたち含め俳優全員に目を届かせておられるのが印象的でした。恥ずかしながらこの作品に関わらせていただいて初めて、戦争孤児について学びました。戦争体験者が年々少なくなる中、映画もまた、その役割を引き継いでいけるようにと願ってやみません。平和への祈りをこめて、この映画が沢山の方へ届きますように。

坂東龍汰(諸積京一郎役)
西川美和監督の作品に触れるたび、その人間をまっすぐ見つめる眼差しと、心を深く揺さぶる物語に何度も感動してきました。西川監督の作品に、諸積という役で参加させていただけたことを心から光栄に思います。
諸積は、戦後を生きる戦争孤児たちの現実を目の当たりにし、自分に何ができるのかを必死に問い続ける若い新聞記者です。子どもたちの置かれた過酷な状況や、その小さな希望に触れるたび、諸積の正義感や葛藤を自分自身のことのように感じながら、一つひとつの場面に向き合いました。
西川監督は、常に作品を真ん中に置き、キャストやスタッフ一人ひとりを深く信頼して現場をつくってくださいました。その空気の中で、役と誠実に向き合い、自分に何ができるのかを考え続けられた時間は、俳優としても大きな財産になりました。
この作品は、戦後の物語でありながら、今を生きる僕たちにも問いを投げかけてくれる映画です。ぜひ劇場の大きなスクリーンで、この作品が持つ熱量や息遣いを受け取っていただけたら嬉しいです。

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PARTNERS

作品情報

わたしの知らない子どもたち

©︎2026 K2 Pictures・AOI Pro.

©︎2026 K2 Pictures・AOI Pro.

わたしの知らない子どもたち

2026年10月16日(金)全国公開
製作・配給:K2 Pictures

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演:
小八重葵美 二階堂ふみ
坂東龍汰 櫻井海音 花瀬琴音
羽山由一郎 小林丞之介 岩田龍門 渋谷そらじ 武内ひなた 
北村有起哉 吉田 羊 竹野内 豊
岡田准一/田中裕子 役所広司

原案・脚本・監督:西川美和
音楽:原摩利彦
撮影:笠松則通 照明:宗賢次郎 音響:白取貢 特機:上野隆治 美術:三ツ松けいこ 装飾:須坂文昭
衣裳デザイン:小川久美子 衣裳:岩﨑文男
ヘアメイクデザイン:酒井夢月 スクリプター:田口良子 編集:菊池智美 音響効果:北田雅也
キャスティング :田端利江 、山下葉子
助監督:中里洋一 制作担当:山内遊 VFXスーパーバイザー:上田倫人、髙橋正紀 音楽プロデューサー:杉田寿宏
ラインプロデューサー:横井義人
製作:紀伊宗之 プロデューサー:小出大樹、伊藤太一
共同製作:AOI Pro. 企画:分福 制作プロダクション:AOI Pro.

1955年、大阪府出身。『ええじゃないか』『北斎漫画』(81)でブルーリボン賞助演女優賞、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・新人俳優賞をW受賞。『天城越え』(83)でモントリオール世界映画祭主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、キネマ旬報主演女優賞、毎日映画コンクール女優主演賞を受賞。『いつか読書する日』、『火火』(05)でキネマ旬報主演女優賞、報知映画賞主演女優賞、毎日映画コンクール女優主演賞受賞。そのほかの主な映画出演作に『カポネ大いに泣く』(85)、『嵐が丘』(88)、『ホタル』(01)、『共喰い』(13)、『家路』(14)、『ひとよ』(19)、『おらおらでひとりいぐも』(20)、『千夜、一夜』(22)、『怪物』(23)など。

2月3日生まれ、福岡県出身。
大ヒットドラマ「HERO」(14)で注目を集め、『映画 ビリギャル』(15)では、第39回日本アカデミー賞優秀助演女優賞をはじめとする多くの賞を獲得。近年の主な出演作として、『不適切にもほどがある!』(24/TBS)、『光る君へ』(24/NHK 大河ドラマ)、『Winny』(22)、『映画 イチケイのカラス』(23)、『遠い山なみの光』(25)など多数。また、主演舞台となるパルコ・プロデュース2026『リチャード三世』(森新太郎演出)が現在上演中。

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