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INTERVIEW

ドラマ『セカハル』さながらのサポート力はいつ身につけた?

大倉空人が掴んだ鮮明な理想像 これまでの転機を後押しした存在とは

2025.07.17 18:00

2025.07.17 18:00

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スポットライトを浴びてキラキラしているように見える人も、人知れず苦悩を抱えている。ドラマ特区『世界で一番早い春』で主人公・真帆の良き味方となる嵐景政を演じる大倉空人(原因は自分にある。)もまた明るい笑顔の裏側で悩んだ時期があった。

演じる嵐同様、自らも「サポート役のほうが得意」と言う。コミュニケーション能力抜群。頭の回転も速く、空気を読む力に長けている。そんな彼の愛すべき武器の数々は、同時に彼を守る鎧でもあった。【記事最後にプレゼント情報あり】

大倉空人

仕事の後悔はごはん食べて寝て一旦忘れます

──ご自身の演じる嵐についてどんな印象を抱きましたか。

最初はすごい淡々と喋るクールな人かなと思ったんですけど、漫画を読み進めていくと、どんどんそのイメージが脱却されて。嵐は常に現実と向き合っていて、現実を受け止めた上で前に進んでいく。すごくリアリストなんだなというのが今の印象です。

──原作の漫画を読まれたんですね。大倉さんの役づくりにおいて、原作はどれくらいベースにしていますか。

わりとがっつり原作をベースにしてますね。僕自身、小さい頃から漫画をたくさん読んできて、原作が好きな方にも愛される作品をつくりたいし、愛されるキャラクターでありたいと思っているんです。

──じゃあ、表情のつくり方とか声のつくり方なんかも漫画を参考にする部分があったり?

あります。このキャラはちょっと低めの声だろうなとか、漫画の描写を見て判断することは多いですね。

──嵐のアウトプット面においても漫画が参考になったところが?

嵐って、漫画ではスラスラ喋る感じで描かれていたので、そこはちゃんと生かしていきたいなと。ただ、実写にしたときにそのままスラスラ喋ると台詞が流れてしまう。なので、大事な言葉はしっかり立てて、一音一音はっきり伝えることを意識していました。お芝居って作品ごとにやり方が違って。僕自身は今、ナチュラルなお芝居に興味があるし、自分の一つの武器として持っていたいと思っているんですけど、今回に関してはナチュラルというより、もっとキャラを立てたお芝居のほうが作品に合うのかなと。普段の僕の話し方とは全然違いますけど、現場でみなさんとお芝居を合わせてみたら、この世界観には馴染んでいるのかなという手応えもあって。自分のお芝居がどんなふうに見えるかは僕も楽しみにしているところです。

ドラマ『世界で一番早い春』予告

──嵐は、「ある後悔」を抱えています。こうした複雑な内面にどうアプローチしようと思いましたか。

そこが表現される部分があまり多くはなくて、どうしようかなと考えました。さっきも言った通り、嵐は現実をちゃんと受け止めるタイプなんですけど、わりとなんでも顔に出る人でもあるんですよね。初恋の人に対していとおしそうな顔をするとか、お兄さんを見て「僕のせいだ」って自分に負荷をかけるとか、表情で嵐の気持ちを表現できたらと意識したので、そこがうまく伝わったらいいなと思います。

──あの性格で、意外と顔に出るというところが面白いですね。

そうなんですよ。原作の漫画を読んでいても、すごい顔に出るなと思って。意外と素直な子なんです。

ドラマ『世界で一番早い春』第5話より
©︎川端志季/講談社 ©「世界で一番早い春」製作委員会・MBS

──生きていれば後悔ってつきものだと思うんですけど、大倉さんはわりと引きずるタイプですか。それともスパッと忘れちゃえるタイプですか。

だいぶ引きずりますね。ただ、リアリストなところもあるので、引きずりつつも「まあ、しゃーないか」って自分を納得させるようにはしています。

──今日仕事でしくじったな〜という日の帰りとかどうですか。家に帰って、ひとり反省会したり?

しないですね。お芝居についてあのシーンはもうちょっとああできたかなとか、ライブのあそこのアレンジはちょっとアレだったなとか考えることはありますけど、でもまあ考えてもしょうがないので、ごはん食べて寝て一旦忘れます。

──ライトな感じで結構です。最近、後悔したことはありますか。

サブスクを整理しようと思って、入ってたやつを退会したんですよ。そしたらその次の日に観たい番組がそのサブスクでしか配信されていないことを知って。「また契約や〜」みたいなことはありました(笑)。

──サブスクあるあるですね(笑)。ちなみにそれ、何の番組ですか。

『ニノさん』です。確かTikTokで切り抜き動画が流れてきたのかな?それで観たいと思って調べたら、ちょうど昨日解約したサブスクでしか配信されてなくて。

──サブスク、結構使ってる人ですか。

ほぼ入ってます。Amazon Prime Video、Netflix、Disney+、U-NEXT、Hulu。『ニノさん』がHuluでしか配信されていなかったんですよね。しっかりもう1回登録し直しました(笑)。

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MC力を鍛えようと思ったきっかけ

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作品情報

ドラマ特区『世界で一番早い春』

©︎川端志季/講談社 ©「世界で一番早い春」製作委員会・MBS

©︎川端志季/講談社 ©「世界で一番早い春」製作委員会・MBS

ドラマ特区『世界で一番早い春』

2025年6月19日(木)初回放送スタート
MBS :6月19日(木)より毎週木曜 24:59~
テレビ神奈川:6月19日(木)より毎週木曜 23:30~
チバテレ :6月20日(金)より毎週金曜 23:00~
テレビ埼玉 :6月25日(水)より毎週水曜 24:00~
とちぎテレビ :6月26日(木)より毎週木曜 23:30~
群馬テレビ :6月26日(木)より毎週木曜 24:00~
配信/TVer、MBS動画イズムで見逃し配信1週間あり/FODにて見放題独占配信

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

出演:吉田美月喜 藤原樹(THE RAMPAGE)
大倉空人(原因は自分にある。) 大原 梓 日比美思 /味方良介
原作:川端志季『世界で一番早い春』(講談社「Kiss」所載)
脚本:ニシオカ・ト・ニール、松本美弥子、桐乃さち
監督:富田未来、北川瞳
オープニング主題歌:「さくら、届け」Girls² (rhythm zone)
制作プロダクション:The icon
製作:「世界で一番早い春」製作委員会・MBS

大倉空人(原因は自分にある。)

アーティスト情報

2002年4月12日生まれ。神奈川県出身。
7人組ダンスボーカルユニット「原因は自分にある。」のメンバーとして活躍中。
2025年上半期で5作品の連続ドラマに出演。待機作が多数控えている今注目の若手俳優。
出演作として、映画『女神降臨』 (2025)、『他人は地獄だ』(2024)、ドラマ「君となら恋をしてみても」W主演(2023)、「あらばしり」(2025)、「トーキョーカモフラージュアワー」(2025)など。

原因は自分にある。

アーティスト情報

『ジャパンカルチャーを牽引する、新解釈アイドルグループ』
「Ayase(YOASOBI)・100回嘔吐」などネットカルチャーを代表する奇才から楽曲提供を受け、MVでは2Dのキャラとコラボなど2次元と3次元の架け橋的な存在も体現する、新解釈の7人組ダンスヴォーカルグループ。哲学的かつ文学的な歌詞の世界観を武器とする。
ライブでは、『シニカルな世界観・表情管理1000%のアイドル』という両極端にパラメーターを振り切った表現を自在に操る。(その姿はまるで「ギャップ萌えの権化(ごんげ)」。)
各メンバー俳優業としても活発で「仮面ライダー」などイケメン俳優登竜門なども経験。
印象的なグループ名は「変化を引き起こすもとになること」の意味を持つ″原因″をあえて肯定的に捉え、「原因は自分にある。」と響くようにインパクトを与え続ける前衛的なユニットになることが由来。
2025年、『LIVE TOUR 2025 嘲笑倫理学のすゝめ』全国4都市11公演、7月に国立代々木競技場第一体育館にて『ARENA LIVE 2025 序破急』を2日間開催予定。
唯一無二のアイドル像を刻みながら活動を続ける。

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