映画化された『おっパン』での好演も話題の18歳の素顔
「観てくれる人の支えになれる俳優に」城桧吏が抱く大志と変わらない少年心
2025.07.14 18:00
2025.07.14 18:00
いつか『ネプリーグ』でリベンジがしたい
──じゃあ、少年心は変わらず持ち続けるとして、大人になるために城さんがアップデートすべきところを教えてください。
僕、話してるときにすぐ小ボケを入れちゃって、友達を困らせちゃうことがあるので、そこを直したいです。今回の現場の好きなところが、僕がしょうもない小ボケをしたら颯太さんが全部ツッコんでくれるんです。家でもお母さんが関西人なので、ボケたら必ずツッコんでくれる。それもあってしょうもない小ボケがやめられないんですけど、大人になるためにそこはアップデートしないとなって。
──バラエティに出ちゃうと、役のイメージが崩れちゃうかもしれないですね。
かもしれないです。クールなイメージに見られることが多いんですけど、実際のところはまったくそんなことないです。

──この春、高校を卒業されましたけど、高校生活は楽しかったですか。
めちゃくちゃ楽しかったです。いろんな人がいたおかげでボケがいがありました(笑)。
──高校生活のいちばんの思い出といえば?
なんでもない時間ですね。普通に学校に行って、友達と遊んで、そういう平凡な時間がいちばん幸せだったなって、卒業して改めて実感しています。
──今時の男子高生は何をして遊ぶんですか。
友達とよく行ってたのはダーツです。僕はたまにブルに入ったりするぐらいで、そんなに上手くないんですけど。
──ダーツでもしょうもない小ボケを?
してました(笑)。でもそれは僕だけじゃなく、友達もですけど。投げたダーツを取りに行くときに、みんなひとボケして帰ってくるというのが僕たちの定番でした。
──それだけ仲が良かったら卒業式はさぞ泣いたんではないでしょうか。
それが泣かなかったんですよ。小学校のときも中学校のときもボロ泣きだったんで、絶対泣くだろうなと思っていたのに、全然泣かなくて。高校って、3年の最後のほうは自由登校期間で、ちょこちょこしか学校に行かなくなるじゃないですか。たぶんそれでみんなと顔を合わせなくなるのが普通になっていて、卒業した実感が湧かなかったんですよね。卒業式のあとも「また会おうね〜」って感じで終わりました(笑)。

──ご自身ではまだ子どもだとおっしゃいますが、とはいえお仕事に関しては同世代よりずっとキャリアがあります。城さんの中で俳優を一生の仕事にしていきたいという気持ちはありますか。
あります。やっぱり演じているのが楽しいんです。だからこそ、観てくださる方に感動を届けたり、勇気づけたり、その人が生きる上で支えになれる俳優になりたいなと思っています。
──お芝居以外のお仕事はどうですか。それこそバラエティもやってみたいとか、そういう気持ちはありますか。
僕、テレビっ子で、家ではずっとテレビがついてるんです。だからバラエティもよく観ていて。今出たいのは『ネプリーグ』。以前出させていただいたことがあるんですけど、そのときは漢字の問題で1問も答えられずに終わったのでリベンジしたいです!
──観ている側としては、なんでこんな簡単な問題も答えられないんだろうと思っちゃうんですけど、あれはやっぱり実際にあの場に立つとできないものなんですか。
できないです! あと、ちょっと問題が難しかったのもあって……。あとは、順番が回ってきた時にはわからないものばかりだったんです。
──じゃあ次は1番手なら答えられると。
1番手ならきっと答えられると思います!
