2025.04.11 18:00
2025.04.11 18:00
ご飯も自分で作るし、ごみの捨て方もわかりました(笑)
──菊地さんは15歳で芸能界入りして、着実にステップアップしていると思います。10代後半を芸能活動に捧げてきて、振り返っていかがですか?
本当にあっという間です。学生と両立しながら芸能活動をしてきたので、×2倍で時が過ぎっていったような感じがあるのですが、その中でも少しずつでありながら成長できたと思っています。元々すごく引っ込み思案で、物事に積極的に取り組んだり、友人関係も積極的に友達を作るタイプではなかったですが、この仕事を始めて前向きな性格に変わっていって、いろんな素敵な人に出会えて、成長できたと思います。
──特に去年は飛躍の一年になったと思います。non-noモデルにも加入されたり。
確かに、すごくたくさんドラマや映画に出させていただいて、演技の面も充実した一年になったと思いますし、新しくnon-noモデルでファッション雑誌に出させていただけることになって、一つの夢でもあったのですごく嬉しかったです。もっと美容のことを学ばなきゃと思いました。
──お芝居もモデルもグラビアも、作品に出られている姿を見るとどれも本職に見えるところが菊地さんのすごさだと思っていて。その秘訣をご自身ではどう思われていますか?
ありがとうございます! その場その場に適した振る舞いをするというか、グラビアだったら自分自身をどれだけさらけ出せるかの勝負なので、いかに自分を綺麗に見せるか、撮ってもらうかを意識しますし、ファッションだったらお洋服を見せるので、自分が邪魔をせず洋服を際立たせるためにはどうしたらいいのかを考えます。演技だったら自分じゃない人になるので、その役の一番の理解者になって、どう情景に溶け込むかというのを常に考えているので、その場その場で一番適したことを、自分が出来る最大限出すというのは意識しています。
——どれも同じくらい楽しいですか?
どれも楽しいです。けど日々勉強って思うことが多くて、まだまだ考えたりしなきゃいけないこともたくさんあるので、勉強しつつどんどん成長していけたらいいなと思っています。演技でいうと、他の方の映像を観させてもらったりもそうですし、ワークショップに行かせていただいたこともあるんですけど、やっぱり現場で共演者の方や監督に教えてもらいながら「こうしたらいいのかな」って全力で応えるのが一番楽しいです。
──昨年『ウイングマン』では、兼ねてより憧れと話されていた大原優乃さんや、『うたの☆プリンスさまっ』の推しキャラ声優(一ノ瀬トキヤ役)である宮野真守さんと共演されました。
大原さんは、想像していた通りふわっとしていて優しい雰囲気のある方ですし、でも作品では悪役だったので、バチっとスイッチを入れて切り変わって、かっこよく決めるところは素敵だなと思いましたし、より憧れが強まりました。宮野さんはすごく面白い方で、声もすごく特徴的な声優さんでもあるんですけど、場を明るくしてくれる存在でした。
──宮野さんご本人には一ノ瀬トキヤを推していることを伝えられましたか?
何も言ってないです(笑)。
──そうですか(笑)。Bezzyでは『イカロス 片羽の街』の時にインタビューさせていただいて、一緒だった⼩川未祐さんに心配されていたのをよく覚えています。その時「チョコレートをおかずに冷凍ご飯を食べた」っていう話をされていて。今の食生活はいかがですか?
(笑)割と改善したと思います。一人暮らししたての頃ですよね? やっぱり実家から出てきたばっかりだったので、ごみの捨て方もわからなくて、毎日泣いていたんですけど、そこからごみの捨て方もわかりましたし(笑)、ご飯も自分で作ったり、体調に合わせて自己管理もできるようになったので、一人暮らしを始めて良かったなと思います。やばいですね、チョコレート……。

──当時そのまま掲載しました(笑)。あれから芸能界でお友達も増えましたか?
うん、増えたかなって思います。同世代の方とお話しするのもすごく楽しいですし、良い関係を築けているんじゃないかなと思います。特に『最高の生徒〜余命1年のラストダンス〜』の女性陣とは仲が良いです。
──1月には成人式を終えられましたが、学生時代のお友達との再会はいかがでしたか?
2年ぶりかな? 上京してからみんなに会うのが久しぶりだったんですけど、みんな成長していて大人になっていて。周りのスタッフさんからは「周りより先にお仕事始めたから大人っぽいって思われるでしょ」って言われて、「そうなのかな?」と思っていたんですけど、実際地元に帰ってみたら自分が一番子供っぽく見えました(笑)。みんな夢があったり、大学とか頑張っているので、自分も頑張らなきゃなと思いました。
──どんな20代にしたいですか?
20代って人生の中では大きな起点になるというか、大きな節目でもあると思うので、なんとなく毎日を過ごすのではなく、少しでも実のある日々を過ごして、30代になった時に変われたと言えるような20代を過ごしたいです。
──その起点の一つだと思いますが、3冊目の写真集も先日発売されました。SNSでもたくさん話題になっていますが、今もファンの声は見られたりしますか?
そうですね。雑誌が発売した時やドラマの放送日は気になって調べたりします。ありがたいことにプラスなことを言ってくださる方が多いので、すごく励みになっています。最初は……当たり前なんですけど、ほぼファンの方がいない状況から始まって、今たくさんの方に愛してもらえているので、大好きなファンの方に喜んでもらえた意見を見たりすると「頑張ろう」「もっといいものを届けよう」って思います。

──では最後に。『V. MARIA』ではお母さんの特攻服の背中に「革命前夜」と刺繍されていましたが、菊地さんが今特攻服の背中に刺繍を入れるなら何と入れますか?
えー難しい! 大喜利みたいですね(笑)。
──大喜利とは言ってません(笑)。
え……推しの名前とか?(笑)みんな何入れるんですかね? 学生時代クラスTシャツの後ろに何か入れた気がするんですけど、何を入れたか覚えてない……推しの名前くらいしか思いつかないですね……(かなり悩んで)「花鳥風月」とかってことですか? 四字熟語はこれしか知らなくて。
──四字熟語じゃなくても、座右の銘とかでも。
うーん……「V. MARIA」!
──なんか求めているのと違う気がする(笑)。
あ、じゃあ「食べ放題」! 焼肉の食べ放題に行きたいです。
