作・演出の倉持裕と林から初日開幕コメントも到着
林遣都、藤間爽子、柄本時生ら実力派が謎多き物語に挑む『帰れない男』舞台写真初解禁
2024.04.13 17:00
『帰れない男』より林遣都、藤間爽子(撮影:宮川舞子)
2024.04.13 17:00
M&Oplaysプロデュース『帰れない男~慰留と斡旋の攻防~』が本日4月13日(土)に開幕し、舞台写真と初日開幕コメントが到着した。
本作は、ある出来事をきっかけに不思議な屋敷に誘い込まれた主人公がその屋敷の主人と若妻に翻弄され、もてなしを受けるうちに本来の自分を見失ってゆく様を描くサスペンスとして企画された倉持裕の新作。本多劇場での東京公演後は愛知、島根、富山、大阪、宮城と全国へ巡演する。
今回主演を務めるのは、2016年に倉持裕演出のM&Oplaysプロデュース『家族の基礎』で初舞台を果たした林遣都。初舞台以来継続して舞台に立ちつづけ、話題作に次々と出演している林を主演に迎え、共演には今回倉持とは初顔合わせの藤間爽子、柄本時生、新名基浩、佐藤直子、山崎一が集結した。
登場人物は招かれた屋敷にて、帰り方を忘れて滞在し続ける男。引き留める代わりに、目で共謀を訴えかける若い女。度々留守にして、男と妻の時間を作る屋敷の主人など。描かれるのは遠くの宴と、呆れるほど長い廊下を背にした幻想譚。人気と実力を兼ね備えた俳優達が謎多き物語に挑む。
初日開幕コメント
作・演出:倉持裕
目論見通り、男女間の嫉妬心、猜疑心、復讐心が漂う幻想的な芝居になったと思う。
稽古中、俳優たちには素直な感情表現をなるべく抑え、理性的に努めることを求め、それでも漏れ出てしまう欲や本音を大事にしたいと説明し、皆、それに見事に応えてくれた。
あえて選んだ古風な演劇的表現に関し、スタッフも素晴らしい仕事をしてくれた。
皆様、劇場でお待ちしています。
林遣都
充実感でいっぱいの稽古でした。倉持さんには毎日のように新しい気づきや学びを与えてもらいました。観に来てくださる皆様にも、この本の面白さを存分に感じていただけるよう、精一杯の力で挑みたいと思います。頼もしい共演者の方々と共に、本多劇場でお待ちしています。