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COLUMN

第3弾ラインナップまでの55組から注目株を庄村聡泰が紹介

早くもガッツポーズ連発!今年も極上の音楽体験間違いなしのフジロック

2024.03.19 17:00

2024.03.19 17:00

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あちらこちらから驚嘆と歓喜の声が漏れ聞こえている。それはなぜか。そう、みんな大好きみんな楽しみなフジロックのラインナップ第3弾が3月15日に発表されたからであり、本発表をもってして3日間全てのヘッドライナーが解禁となったからであり、第2弾で既に発表済みの日割りと合わせてより具体的なイメージ(妄想)も膨らませることができるからと言うもの。ああでもないこうでもないと徐々に香ってきている春と共に今年も大いにイメージ(妄想)を楽しませていただこうではないか。そう、月並みにも程がある物言いではあるが、「俺たちのフジロックはもう始まっている」のである。

まだまだ次なる報が楽しみなところであるが、ここで一度各日のアクトについて昨年同様私・庄村聡泰による極めて私的な注目アクトについて書き連ねていこうと思う。目にしてくださったフジロッカーの皆様の予習と、そしてイメージ(妄想)の一役を担えるのなら、にっこりです。

FUJI ROCK FESTIVAL’24第3弾ラインナップ

やはりさすがフジロックと感嘆した1日目

先ずは1日目、既報の通りこの日のヘッドライナーを飾るのは、SZAだ。冒頭でも触れた通り、3月15日に各所から漏れ聞こえた驚嘆と歓喜は彼女が初日のヘッドライナーに決まった=「フジがSZAを決めてくれた」ことが何より大きい。

2022年に発表された2ndアルバム『SOS』は全米1位を獲得した後10週にわたり首位を制覇し続けたり、今年2月に行われた第66回グラミー賞授賞式では主要3部門を含む最多9部門にノミネートされ、楽曲「Snooze」で最優秀R&B楽曲賞を、「Ghost in the Machine」で最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞を、そして先のアルバム『SOS』で最優秀プログレッシブR&Bアルバム賞を受賞。フジロックに先駆けての発表となったイギリス、グラストンベリー・フェスティバル2024(フジロックのモデルとなっていることなんかでも有名)でもヘッドライナーとして発表されており、まさに絶好のタイミングでの「初」来日となる。

SZA – Snooze (Official Video)

そしてこれまた第3弾ラインナップで驚嘆と歓喜を呼んだのがアメリカはシカゴ発の新進気鋭ロックバンド、FRIKOだ。今年の2月16日に発表されたデビュー作『Where we’ve been, Where we go from here』が各所音楽好きの間で大きな話題となり、一時日本国内のApple Musicトップアルバムチャートにおいてなんと10位まで上昇するという近年の洋楽の新人では類を見ないほどのアクションを見せてくれた。別媒体でのロングインタビューでは来日の可能性について「この夏には必ず!」なんて発言が飛び出しており、これはフジで観たいヤツだななんて思っていたところの発表。ニクいことをして下さる。

Friko – Where We’ve Been (Official Video)

また、偉大なるジャズピアニスト上原ひろみが昨年新たに結成した新プロジェクトである上原ひろみ Hiromi’s Sonicwonder。そして今やグラミー賞の常連であり、今月から始まる来日公演も既に全完売となったSnarky Puppyから派生したプロジェクトであるGHOST-NOTE。更に現代UKジャズ・シーンの中でも最重要人物の一人であるCHIP WICKHAMが同日に観られるだなんてこちらもジャズを含むインスト系を好むフジロッカー諸君にはさぞかし大きな福音となったことであろう。キャリア屈指のエネルギッシュなサウンドで跳躍する様な演奏に期待が膨らむ上原ひろみ Hiromi’s Sonicwonderで踊り狂うも良し、グラミー常連バンド出身のドラマーとパーカッショニストが中心となって織りなすGHOST-NOTEの極上グルーヴに身を任せるも良し、CHIP WICKHAMの深淵なるスピリチュアル・ジャズに耽溺しまくるも良し、である。

打って変わってエレクトロ方面を好むフジロッカーはどうしたってFLOATING POINTSは外せない。世界中の人気DJたちがこぞってプレイした「Birth4000」が苗場で鳴らされる様を想像するだけでもう……といった心持ちだ。そしてそんな「Birth4000」をプレイしていたのが同日出演のPEGGY GOU。今や世界で最も影響力のあるDJの一人に数えられる彼女がフジロッカーたちをどう操っていくのか。デイタイムかメインか、はたまた深夜帯なのか、出演ステージが非常に気になるアクトであり、どこに出るのか非常に気になるで言えば今年めでたく結成35周年を迎えた電気グルーヴも初日に出演。彼等は既に2021年にヘッドライナーとしての出演も経験済みのため、どの時間にどこでの出演となるのかが本当に気になる。今年も聴けるかフジでの富士山ということで、シンガロングの準備もしておかねばである(笑)。

Floating Points – ‘Birth4000’ (Official Audio)

その他デンマークのシンガー・ソングライター兼プロデューサーのERIKA DE CASIERはNew Jeansの楽曲「ASAP」や「Super Shy」の作曲陣に名を連ねる人物だったり、アメリカはアトランタのシンガー・ソングライターであるTEDDY SWIMSは昨年リリースのデビュー・アルバム収録の楽曲「Lose Contro」で5億回を超えるストリーミング数を記録しており、またONE OK ROCKの楽曲「Free Them」に(feat. Teddy Swims)としてコラボしていたりと、ここ日本でも馴染み深い楽曲へ参加した注目アクト。

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2日目に感じるフジロックの“大好物”とは

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イベント情報

FUJIROCK FESTIVAL'24

FUJIROCK FESTIVAL'24

7月26日(金) 出演アーティスト
SZA
PEGGY GOU
FLOATING POINTS/OMAR APOLLO
REMI WOLF/上原ひろみ Hiromi’s Sonicwonder
CHIP WICKHAM/電気グルーヴ
ERIKA DE CASIER/FRIKO/GHOST-NOTE
JAX JONES/マカロニえんぴつ/NOTD
大貫妙子/THE SPELLBOUND
TEDDY SWIMS/YELLOW DAYS

7月27日(土) 出演アーティスト
KRAFTWERK
BETH GIBBONS/GIRL IN RED
KID FRESINO/MAN WITH A MISSION
SAMPHA/YUSSEF DAYES
ANGIE McMAHON/THE BAWDIES/Billyrrom
CHRISTONE “KINGFISH” INGRAM/EYEDRESS
GLASS BEAMS/Hedigan’s/HIROKO YAMAMURA
THE LAST DINNER PARTY/NONAME
折坂悠太(band)/スガシカオ/10-FEET
TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA

7月28日(日) 出演アーティスト
NOEL GALLAGHER’S HIGH FLYING BIRDS
TURNSTILE
THE ALLMAN BETTS BAND/KIM GORDON
RIDE
betcover!!
CELEBRATION OF THE METERS
クリープハイプ/FONTAINES D.C./HEY-SMITH
キタニタツヤ/NO PARTY FOR CAO DONG
OLIVER TREE/RUFUS WAINWRIGHT
toe/YIN YIN
and MANY more artists to be announced

FUJIROCK FESTIVAL'24

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