2023.08.27 12:00
2023.08.27 12:00
19歳はとにかく思い出を増やす1年に
──そんな瑚々さんが自分でお仕事の環境をこれからもっとコントロールできるようになった時、どういう存在になっていたいなどありますか?
私、この間19歳になったんですけど、10代はふわふわしたままでいいかなって逆に思っています。大人になるって20歳が節目だと思うので、それまではいろんな経験を刻んで10代の思い出や記憶を増築させて、楽しかったこととかを増やしていけたらなって。高校三年間が抜けちゃってるので、とにかく楽しむことを目標にしてて。自分の設計図みたいなものをちゃんと立てようかなって思うのは20歳からですかね。自分が初めてのこともこれからたくさん待ってるので、それらを経験した後に何がしたいかとか、その時感じたものを取捨選択していけたらいいなって思います。
──10代の頃やってたことって、本当に20代以降に結びついたりすることがあるので、色濃い10代を過ごしてください!今回の映画も写真集も、周囲の反応はいかがでしたか? 叔母さんも喜ばれたんじゃないですか?
喜んでますし、周りも出た雑誌とかは絶対買ってくれたりしてるんですけど、私はそんなに干渉してほしくないタイプなので(笑)。あんまり言わないで欲しいっていうのがあります。だから私に直接言わないでっていうことにしてます(笑)。
──友達の家に行ってポスター貼ってあったらどうするんですか(笑)。
剝がします(笑)。何してんの!って。
──(笑)設計図は20歳になってからの話とおっしゃってましたけど、将来こっち方面に進みたいとか漠然としたものはあったりしますか?
小さい頃からモデルと女優をやりたかったので、役者の方だと今は映画にたくさん出たいなと思うし、モデルさんの方だといろんな紙面でいろんな服が着れたらいいなって思ってます。
──昔から好きなモデルさんだったり、憧れの方はいらっしゃるんですか?
小松菜奈さんが好きですね。あと、事務所の先輩の蒼井優さんも好きです。
──斉藤里奈さんにも同じ質問をさせていただいたんですが、8月11日に映画が公開されて、舞台挨拶などで生で映画を見た方の反応をご覧になってどうでしたか? 思いがけない反応があったりとか、映画って面白いな、意外と難しいな、などと思ったりは?
見終わった後の反応だけじゃなくて、後ろの席から一緒に映画を見させてもらって、見てる最中の反応を見させてもらったんです。あんなに笑い声が起きると思ってなかったし、本当に終始笑い声が絶えなかったので、すごくびっくりしました。自分は温かい気持ちになる映画だなと思ったんですけど、見終わった後皆さんも同じように感じてくださってるのかなっていう雰囲気がなんとなくあって嬉しかったですし、自分が誰かに影響を与えることができるっていうのは、なかなかない経験だなって思いました。
──その反応を目の当たりにしたことで、先ほどの映画をたくさんこれから挑戦していきたいという思いにも繋がったと思いますか?
そうですね。映画の方がなんとなく自由に、どっぷり浸ることができる気がするなと思って。
──さっきに憧れているとおっしゃった方々も、映画が主戦場だったりしますもんね。
そうですね。だから、いわゆる映画女優みたいなものになっていけたらいいなって思います。今は映画もドラマも好き嫌い言わず頑張って。でもなんとなくのビジョンはそんな感じです。
──ちなみに趣味でどんな絵を描かれているんですか?
私は勉強が嫌いで、中学生の時とか授業中ずっと落書きしてたので、デッサン系とかもしますし、変な模様を永遠と描くみたいな(笑)空白を埋めるような絵を描いたりもしますし、絵の具で適当に描く絵もありますし。自由に絵の具使っちゃうときは使うし、手軽に描くのはシャーペンで。ちょっと頑張るとボールペンでいっぱい色使ってやって、もっと本格的にと思ったら絵の具使います。
──演技も絵と同じで一つの表現活動だと思いますが、そういった何かを形に残す作業は瑚々さんが自らを成長させるのに必要な時間なのかな、とも思いました。
この映画の撮影の時は実は私がお芝居に迷っていた時期で、そこから半歩踏み出せたのがこの映画の撮影だったので……抜け出せたじゃないけど、ちょっとだけ踏み込むことができたなって。表現することの難しさも楽しさも知った年だったので、これからはもう少しだけ前に出て殻を破って、表現することに対してもう少し柔軟な気持ちを持とうって思っています!