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今年4月には初単独ジャパンツアーを開催

Black Country, New Roadが完売のロンドン公演映像公開、新曲含むライブCDも日本限定発売

2023.02.21 15:00

2023.02.21 15:00

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昨年リリースされた2ndアルバム『Ants From Up there』が全英3位を記録し、数多くのメディアが年間ベストチャートでトップ10にリストアップするなど大絶賛を浴びたブラック・カントリー・ニュー・ロード(以下BC,NR)が、昨年12月に開催したロンドン公演のフル・ライブ映像作品を公開した。

『Ants From Up There』がリリースされる数日前にフロントマンのアイザック・ウッドがバンドから離れることとなり、BC,NRは残ったメンバーのルイス・エヴァンス(サックス/ヴォーカル)、メイ・カーショウ(キーボード/ヴォーカル)、ジョージア・エラリー(ヴァイオリン/ヴォーカル)、ルーク・マーク(ギター/ヴォーカル)、タイラー・ハイド(ベース/ヴォーカル)、チャーリー・ウェイン(ドラム/ヴォーカル)の6人から成る新体制となり、ライブ用に全く新しい楽曲を書くこととなった。

彼らは短期間で作り上げた楽曲をPrimavera、Green Man、FUJI ROCK FESTIVALなどの世界各地の大型フェスで披露し、新たなパフォーマンスは英Rolling Stone誌や、The Guardian紙、NY Times紙など様々なメディアから賞賛を受け、昨年のAIM Independent Music Awardsの”Best Live Performer”にノミネートされるなど、注目を集めた。初来日となった昨年のフジロックでは「セットリストを全て新曲で構築」という大胆な姿勢で臨み、感情を揺さぶる歌声で観客の感動を誘った。SNSでトレンド入りも果たすなど大きな反響を生み、今年4月には初の単独来日ツアーも決定した。

Black Country, New Road – ‘Live at Bush Hall’

今回の映像と音源はロンドンのブッシュ・ホールで行われた3公演のドキュメント。3日間にわたるロンドンのブッシュ・ホールでのライブ・パフォーマンス映像の監督はグレッグ・バーンズが担当し、音源はPJハーヴェイのコラボレーターでもあるジョン・パリッシュがミックスを行った。メンバーのルイス・エヴァンスは、次のように語る。

これは瞬間をとらえたものなんだ
この8ヶ月間、ツアーで演奏してきた曲の小さなタイム・カプセルのようなもの
──Lewis Evans

Photo by Holly Whitaker

12月に行われたこのロンドン公演では、公式にリリースされた楽曲ではないにもかかわらず、観客がバンド共に歌い上げ、バンドとファンとの絆の強さを証明した。BC,NRにとって、典型的なやり方でライブを映像化し、ありきたりな方法で公開するというアイデアは、魅力的ではなかった。

過去に見た、あるいはやったライブ・セッションの映像化のやり方には懸念があったんだ。
複数の公演での演奏が視覚的にまとめられていて、そのため実際の演奏からは離れたものとなってしまい、人工的でライブとは思えないような印象を与えてしまう。そこで僕たちは、3つの夜がそれぞれ異なるビジュアルに見えるようにするアイデアを思いついた。僕たちは、正直に、3回演奏したことをみんなにわかるようにしたかった。ノンストップで演奏しているわけではないんだとね。
──Luke Mark

Photo by Holly Whitaker

公演では学校劇、牧歌的なシーン、幽霊の出るピザ屋など、アマチュアの演劇にインスパイアされた独自のテーマと美学が各夜に設定されていた。学校のプロム・パーティーの終わりのようなシーンもあった。

僕たちは架空の劇というアイデアを思いついたんだ。
架空のあらすじを書き、登場人物に扮し、それぞれの劇のプログラムやセットを作った。
本当にエキサイティングで、楽しかったよ。
──Lewis Evans

また、今回のライブでは友人やファンにも協力してもらったという。ペンキ塗りやセット作り、カメラを渡されたり、電話で撮影を指示されたりして、物作りを手伝った人もいた。それにより、これらのすべての人のスタイル、物語、視点を織り交ぜた独特のビジュアルが生み出されることになった。

映像を作るなら、人間味のあるものにしようと思ったんだ。
この作品を作っている時に、多くのファンが曲を広めてくれて、僕らが曲を出さなくても、みんなが曲を聴くことができるようになったんだ。
この映画を作るにあたって、僕らの活動を支えてくれている人たちを巻き込むのはいいことだと思ったんだ。
──Luke Mark

Photo by Holly Whitaker

さらに映像化された9曲の新曲を収録した最新作『Live at Bush Hall』が日本限定でCD化され、3月24日に発売することが発表された。数量限定のTシャツセットや、タワーレコード限定のトートバッグ・セットも発売される。

なお、BEATINK.COMではブッシュ・ホールで行われたライブ・レポートが公開されている。
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13199

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作品情報

Black Country, New Road『Live at Bush Hall』

『Live at Bush Hall』ジャケット

『Live at Bush Hall』ジャケット

Black Country, New Road『Live at Bush Hall』

2023年3月24日リリース
Ninja Tune/Beat Records

購入はこちら

イベント情報

Black Country, New Road ジャパンツアー2023

Black Country, New Road ジャパンツアー2023

名古屋公演:2023年4月4日(火) 名古屋 CLUB QUATTRO
INFO:名古屋クラブクアトロ 052-264-8211

大阪公演:2023年4月5日(水) 梅田 CLUB QUATTRO
INFO: SMASH WEST 06-6535-5569

東京公演:2023年4月6日(木) 渋谷 O-EAST
INFO:BEATINK info@beatink.com

OPEN 18:00/START 19:00
前売チケット: ¥6,800(税込)
別途1ドリンク代/オールスタンディング
※未就学児童入場不可
前売りチケット+Tシャツセット: ¥11,300(税込/送料込)

Black Country, New Road ジャパンツアー2023

ブラック・カントリー・ニュー・ロード

アーティスト情報

ロンドンを拠点に活動する6人組バンド、ブラック・カントリー・ニュー・ロード。デビューアルバム『For the First Time』は、全英チャート初登場4位を記録、2021年の年間ベスト筆頭として満点レビューを多数獲得しマーキュリー賞にもノミネートされた。この勢いに乗って、セカンド・アルバム『Ants From Up There』では、全英チャート初登場3位を記録!アルバムではデビュー作で見られたクレズマーやポスト・ロック、インディー・ロックの融合させた独自の製法をさらに発展させ、伝統的なミニマリズムやインディー・フォーク、ポップ、そしてオルタナティブ・ロック、すでに彼ら独特のものとなっている多彩なサウンドを他に類を見ない形で結合させ、見事に、そして軽々と最高傑作を更新している。

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