2023.01.27 19:00
年齢とともに「好き」の幅が広がっている
──そして声の強みを感じたのが、「BABURU」でした。一回心を折れてお母さんのお腹の中に戻りたいみたいな、完全に「バブみソング」ですよね。
そうなんです!気づいてくれてうれしい! タイトルの「BABURU」も、「バブる」っていう意味を込めさせてもらっていて(笑)。でもおしゃれなシティポップにしていただきました。
──シティポップにこの手の解釈ができるのは日本人だけだよなって思うんです。ああいうアメリカン、アフリカンルーツの楽曲を本家とは遠い状態でパッケージングできるのって純邦楽であり、世界で見ても特異だと思います。
どういう流れで生まれてきたジャンルっていうところまで知らなかったんですが、心地よくて、「ああ感情使うの疲れたな」っていう気持ちをメロディーに乗せたらもっと気持ちよくなるんじゃないかと思って。アップテンポな曲が多いので、感情を使わないようなバランスを取りたくて選びました。
──見事な配置ですね。ルーツを知らないっておっしゃっていましたが、これこそミクスチャーだし、音楽的には一番面白味を感じました。
ありがとうございます! 言葉選びも、こんなおしゃれな楽曲に「わかりみ」とか使っちゃうのは新鮮でしたが、大人のふりをして頑張ってきた赤ちゃんがコンセプトになっているので、わかりみでしたね(笑)。
──アニメの世界だと、悪役のラスボス的な奴がこういう願望を持っていたりしますよね。世界を滅ぼそうとしている大魔王が実は寂しがり屋だったとか。
ありそう!(笑)
──高橋李依さんのルーティーンにおいて、自分がバブれる趣味とかはあるんですか?
私アンティークのものが大好きで、この間蚤の市に行ったら、もうどこもかしこも全部可愛くて、脳みそが「あああああ」でいっぱいになって、赤ちゃんに戻るというよりかは、脳みそが止まるというか(笑)。
──「最つよワタシイズム」でも、「脳汁溢れるの止まらない」ってありますよね(笑)。
そうですね、脳汁出てますね(笑)。「バブる」ってなると、「落ち着く」ですよね。落ち着く瞬間か……。
──せめてお正月くらいは(笑)。
ですね! 実家でお茶が出てくるのがすごく幸せなんですよ。例えば家族でおせちとか食べ終わった後、「お茶入れるけど飲む?」って言ってくれると「バブ~!」ってなりますね(笑)。いつもだったら自分で席立ってお湯入れたりするのが、こたつ入って待っていればお茶出て来るの最高すぎない?みたいな。お茶を無限に用意してくれる親のありがたさ……。これはバブみ感じちゃいますね(笑)。
──歌抜きのインストの面でも楽しみたいかもって思った曲ですね。前作もそうでしたが、インスト音源で聞きたい曲でもあると思いました。
私もインストが好きで、前作の「不健康社会」とかも聞いているだけでテンション上がるし。いつかインストだけの一枚もアルバムに付けたいですね。
──さっき言った、「弾いてみた」勢もきっと喜びますね。
ぜひどこかで掬ってあげたいです(笑)。
──今年は2月26日にライブ。そして今回の2nd EPで高橋李依がアーティストの世界にダイブできる方法をひとつ確立したという状況と伺いました。
そうですね、歌声も曲調も、ちょっとずつ「好き」の中で幅が広がってきていて。年齢とともに変化していく「好き」をちゃんと自分でキャッチして、自分が幸せになれる曲を作れたらいいなって思っています。
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