都会育ちの少年と牛飼いの少年の邂逅を描く
カンヌ審査員賞を受賞、国際的ベストセラー小説を映画化 『帰れない山』5月5日公開
2023.01.23 18:00
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2023.01.23 18:00
国際的ベストセラー小説を映画化し、第75回カンヌ国際映画祭にて審査員賞を受賞した映画『Le otto montagne』が、邦題『帰れない山』として5月5日(金・祝)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国公開されることが決定した。
本作は世界39言語に翻訳され、イタリア文学の最高峰・ストレーガ賞やフランス最高の文学賞・メディシス賞(外国小説部門)など数々の文学賞に輝いた国際的ベストセラー小説「帰れない山」が待望の映画化。ティモシー・シャラメ主演『ビューティフル・ボーイ』で知られるベルギーの俊英、フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督が、『オーバー・ザ・ブルースカイ』の脚本家シャルロッテ・ファンデルメールシュを共同監督に迎え、人生に立ち止まり、未来を見つめる大人たちの物語を丹念に紡ぎ出した。また、パルムドール受賞作『TITANE/チタン』の撮影監督ルーベン・インペンスも参加している。
山麓の小さな村で、都会育ちの少年ピエトロと、同い年の牛飼いの少年ブルーノとが出会い濃密な時間を過ごす。やがて大人になった二人は再会し、お互いの心に寄り添いながらもそれぞれの道を進んでゆく。北イタリアの雄大なるモンテ・ローザ山麓を舞台に彼らの友情と成熟を描く、美しくもほろ苦い“大人の青春映画”。すべてを教えてくれた山と対峙し、それぞれが己と向き合い、葛藤しながら「自分の物語」と「ありのままの自分でいられる場所」を発見し成長していく。
主人公のピエトロ役には、『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』(2017年)でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞助演男優賞に輝き、『マーティン・エデン』では、第76回ヴェネツィア国際映画祭で見事男優賞に輝いたルカ・マリネッリ。また親友のブルーノ役には、同じくダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で主演男優賞の受賞歴を持つアレッサンドロ・ボルギ。ほかにも、フィリッポ・ティーミやエレナ・リエッティといったイタリアの実力派名優が脇を固めている。