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作品を重ねて身につけた演技との向き合い方とは 女優・福地桃子が語る“縁”への感謝「演じることは知らない自分を見つけてもらうこと」
2023.05.10 17:00
けして、饒舌なタイプではない。しかし、こちらが投げかけた質問を一つひとつゆっくり確かめるように、「彼女自身の言葉」で返していく……その真摯な様子に、今多くの作品で彼女が活躍する理由がわかる気がした。 主演映画『あの娘は知らない』の公開や、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』への出演など、大きな作品が立て続いた2022年。そして2023年春は、同時期に2本のドラマへ出演。さまざまな作品づくりの現場を経た、俳優・福地桃子の“現在地”とは。 「緊張」への意識の変化 ──現在、ドラマ『それってパクリじゃないですか?』が放送中、5月14日からはNHKプレミアムドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したの<a href="https://bezzy.jp/2023/05/24829/">…
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最新主演作『ガチ恋粘着獣』とこれまでの女優業を語る 「演じることで過去を超えていきたい」石井杏奈が見据える理想の役者像
2023.04.28 17:00
ドラマ、映画にと幅広い活躍を見せている石井杏奈。現在放送中のドラマで、人気ネット配信者に“ガチ恋”してしまった女の子が、恋心を暴走させていく様を描く『ガチ恋粘着獣』では第二部の主人公・琴乃を演じている。10代の頃からキャリアを積んできた彼女にとって、「演じる」という仕事の魅力とは? 記事の最後にはプレゼントもあるのでお見逃しなく! フィクションだからこそできた疑似体験 ──今回、この作品に出演することになっていかがでしたか? 最初にこのタイトルを聞いたときは、「ガチ恋」というイマドキの言葉が入ってるなぁ……と思ったら「“粘着獣”ってなんだ!?」と(笑)。謎に包まれたタイトルだなと思ったのですが<a href="https://bezzy.jp/2023/04/24114/">…
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注目作である理由を3つのポイントで解説 360度舞台で体感できる、かつてない歌舞伎!『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』開幕
2023.03.04 21:00
木下グループpresents『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』が本日3月4日に開幕。その初日前会見と公開フォトコールが3月2日、公演会場である東京・IHIステージアラウンド東京で行われた。 この作品はタイトルの通り、2001年に「ファイナルファンタジー」シリーズの第10弾として発売された「ファイナルファンタジーX」を歌舞伎化したもの。大いなる脅威「シン」に人々がおびえて暮らす、死の螺旋にとらわれた世界スピラ。そんなスピラへと迷いこんだ少年ティーダ(尾上菊之助)は、可憐で気丈な召喚士ユウナ(中村米吉)と出会う。「シン」を倒すため「召喚士として究極の力を手に入れる」というユウナの決意に胸をう<a href="https://bezzy.jp/2023/03/20642/">…
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血湧き肉躍るアクションシーンほか見どころを解説 横浜流星と中村隼人の“命を削る”熱演が胸を打つ、舞台『巌流島』開幕
2023.02.10 20:30
世紀の対決「巌流島の戦い」、その裏側には何があったのか……さまざまな形で語り継がれてきた宮本武蔵VS佐々木小次郎の名勝負を「新解釈・新脚本」で上演する舞台『巌流島』が、2月10日から東京・明治座で開幕。2月10日に初日前会見と公開舞台稽古が行われた。 主演の宮本武蔵役に横浜流星、相手の佐々木小次郎役に歌舞伎俳優の中村隼人と注目のキャスティングで話題のこの作品。物語は武蔵と小次郎が初めて出会うシーンから始まる。時代は関ヶ原の合戦後。落武者となっていた小次郎はひょんなことから諸国を放浪していた武蔵と出会い、仲間とともに立ち寄った村で野武士から守る用心棒を任される。野武士たちからどう村を守るか思案し<a href="https://bezzy.jp/2023/02/19024/">…
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恩師たちから受け継いだ精神とは もっと踏み込んだ形でエンターテインメントを作っていく、錦織一清が踏み出す新たな一歩
2023.02.10 12:50
現在、三越劇場で上演中の舞台『サラリーマンナイトフィーバー』は、錦織一清が作・演出を手掛ける人情喜劇。2020年に初演、2022年の再演では全国6都市を巡業し、今回は満を持しての東京公演となる。 アイドルとして、俳優として、そして作・演出家として。エンターテインメント界の第一線を走り、体感してきた彼だが、実は今作は新たな挑戦への第一歩でもあるという。これまで出会ってきた「師」の話や、エンターテインメントというものへの思い……錦織一清が今、考えていることとは? 等身大の演劇があっていい ──この『サラリーマンナイトフィーバー』の発想自体は、かなり昔から温めていたものとのことですが。 今現在の、み<a href="https://bezzy.jp/2023/02/18784/">…
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ブロードウェイの傑作が現代の日本バージョンに 生田絵梨花を中心にミュージカル界の若手実力派が集結! 『MEAN GIRLS』開幕
2023.01.30 21:00
生田絵梨花が主演を務めるブロードウェイミュージカル『MEAN GIRLS』が、1月30日に東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で開幕した。 2004年に制作された同名アメリカ映画をもとに、2018年にブロードウェイミュージカル化。新型コロナウィルス流行の影響で2020年にはクローズしてしまったものの、トニー賞において12部門でノミネートされるなど高い評価を博した作品だ。 動物学者の両親を持ち、アフリカで育ったケイディ(生田絵梨花)は16歳になって初めてアメリカに引っ越すことになる。これまで自宅学習で学校に通ったことがなく、浮いているケイディに話しかけたのは<a href="https://bezzy.jp/2023/01/18170/">…
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ドラマ『あなたは私におとされたい』インタビュー 村井良大が見据える俳優としての在り方 34歳の今感じる“変化”とは
2/2 2023.01.19 17:00
2023年1月よりMBS 毎日放送「ドラマ特区」で放送中の不倫サスペンスドラマ『あなたは私におとされたい』。 本作で、先にインタビューを公開した鶴嶋乃愛と共にダブル主演を務めるのが俳優・村井良大。宇垣美里演じる妻・夏菜がいながら鶴嶋演じる若い女性部下・ノアにグイグイと迫られる、なんとも羨ましくも(!?)困った役を演じている。これまでも映像、ストレートプレイ、ミュージカルと幅広く活躍している彼が「落ちそうで落ちない役」を演じるにあたり求められた繊細なアプローチや、キャリアを重ねた“今”思うことを聞いた。 既婚者の役がちょっとずつ増えてきた ──今回のドラマ出演のオファーが来たときの感想は。 不倫<a href="https://bezzy.jp/2023/01/16816/">…
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ドラマ『あなたは私におとされたい』インタビュー 鶴嶋乃愛の生きがいは「表現すること」 初主演で挑む全く違う“ノア”
1/2 2023.01.18 12:00
1月よりMBSドラマ特区枠で放送がスタートしたドラマ『あなたは私におとされたい』は、「ゼッタイに不倫しない男×ゼッタイに不倫させる女」というキャッチコピーの通り(!?)手に汗握る不倫サスペンス。 本作のダブル主演で既婚者を“落とす”女・立花ノアを演じているのは、『仮面ライダーゼロワン』のイズ役で女優デビューして以来、マルチな活動で活躍の幅を広げている鶴嶋乃愛。同じ「ノア」という名前の役柄を演じるにあたり、並ならぬ思い入れがあるようで……。 「またやってる」って思っていただけたら ──今回のこのドラマ出演の話が来たときのお気持ちはいかがでしたか? 原作を読ませていただいて、本当にディープな世界観<a href="https://bezzy.jp/2023/01/17059/">…
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演劇の“現場”を愛する女優が松尾スズキ最新作で舞台デビュー ひとりよがりではなく“届く”作品を、見上愛が語る初舞台と「演じる」ということ
2022.11.19 12:00
シアターコクーンで11月23日より上演される、松尾スズキの最新作『ツダマンの世界』。日本の昭和初期から戦後を舞台に、阿部サダヲ演じる小説家「ツダマン」をめぐる狂気のメロドラマが繰り広げられる。この作品で初舞台を踏むのが、近年映画・ドラマ・CMと目覚ましい活躍を見せている見上愛。各方面から注目を浴びる彼女が、初舞台に向けて思うこととは? 楽しみと「どうしよう」が半分半分 ──初舞台がこの『ツダマンの世界』に決まったときの感想はいかがでしたか。 信じられなかったですね、本当にびっくりしました。オーディションだったんですけど、動画を送る形式だったんですよ。だから松尾さんにも直接お会いしておらず……<a href="https://bezzy.jp/2022/11/13649/">…
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ゲネプロから見えた大切なテーマとは 観る人誰もを“アゲ”てくれる、熱狂のステージが再び!新生『キンキーブーツ』開幕
2022.10.03 17:00
ゲネプロで、こんな熱気を感じたことがあっただろうか? 幕が下りても冷めやらぬその客席の様子に、袖からまずは城田優が登場して深々と頭を下げ、続いて城田、小池徹平の2人が再び登場、再度頭を下げた。彼らの心境を想像するだけで、胸がいっぱいになってしまう。9月30日に行われたブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』の公開ゲネプロでの一幕だ。 『キンキーブーツ』は、2005年に公開された同名映画をミュージカル化したもの。2012年にブロードウェイで上演されるやいなや翌年のトニー賞ではその年最多の13部門のノミネートに輝き、今やブロードウェイを代表する人気演目の1つとなっている。日本版は2016年に初<a href="https://bezzy.jp/2022/10/9895/">…
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