宮世琉弥、筒井道隆、西田尚美、鳴海唯、尾碕真花らも出演決定
柴咲コウ×赤楚衛二『余命一年、男をかう』11月5日配信、孤独を溶かし合う2人のメイン予告解禁
2026.09.16 08:00
2026.09.16 08:00
柴咲コウと赤楚衛二がW主演を務めるNetflix映画『余命一年、男をかう』の配信日が11月5日(木)に決定し、メイン予告映像とキーアート、追加キャストが解禁された。
第28回島清恋愛文学賞を受賞した吉川トリコによる同名小説が原作の本作は、余命を宣告された女性がワケありホストを“買う”ことになる異色の物語。『silent』『海のはじまり』などで繊細な心の機微を描いてきた風間太樹が監督を務め、原作が持つ“生きることへのまなざし”を丁寧に映像化した。脚本は『さよならのつづき』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の岡田惠和が担当し、余命という題材をチャーミングでユーモアあふれる視点から描く。
主人公は、節約を趣味に生きる独身女性の片倉唯・40歳。恋愛や結婚はコスパが悪いからとパスして生きてきたが、無料で受けたがん検診で余命一年を宣告される。恐怖ではなく不思議な解放感を覚えた唯の前に現れたのは、ワケありのピンク頭のホスト・瀬名。「お金、貸してくんないかな?」という突然の申し出をきっかけに、唯は72万円で瀬名を買うことになり、人生初の無駄遣いの冒険が始まる。
到着したメイン予告では唯が残された時間で瀬名を連れ回し、プレミアムシートでの映画鑑賞やデパ地下での気兼ねない買い物など、ずっと我慢してきた“等身大の夢”を叶えていく様子が描かれる。時間を重ねるにつれ、無邪気にキラキラと輝きを増していく唯。一方で決して交わるはずのなかった二人の間に芽生えた感情は、唯の「私が早く死んだほうが都合がいいんじゃないの?」という痛切な叫びとともにねじれていく。誰にも頼りたくなかった女と、誰かに頼るしかなかった男の孤独が溶け合っていく様子をみずみずしくすくい取った予告映像となっている。


併せて解禁されたキーアートは、唯と瀬名が真っ赤なバスタブの中で静かに見つめ合う印象的なデザイン。服を脱ぎ捨て、飾らない素のままの心で向き合うかのような二人の距離感が、単なる契約関係を超えた先の運命を予感させるビジュアルとなっている。
そして物語に体温を吹き込む追加キャストも一挙解禁。唯の元不倫相手で、別れた後も彼女を追いかけ回す上司・生山誠実役を筒井道隆、夫と子どもを持ちながら“課金=愛”を掲げて推し活に励む唯の同僚・丸山みずほ役を西田尚美、借金返済のために働きながら孫の面倒を見る瀬名の母役を濱田マリが演じる。
DV夫から逃れて実家に戻ってきた瀬名の妹・那智役には鳴海唯、唯とわだかまりを抱える継母役には森口瑤子が決定。また、瀬名から「昔の自分を見ているみたいだ」と評されるホストクラブの後輩・霧矢役を宮世琉弥が演じるほか、瀬名の上客役に尾碕真花、医師役に近藤公園が名を連ねる。


さらに、本作を鑑賞した原作者の吉川トリコから感想が到着。吉川は「生きるのって悪くない」という静かな祈りのような願いを受け取ったといい、作品が放つ温かなエネルギーと呼応するようなコメントとなっている。
吉川トリコ(原作者)コメント全文
人と人が出会うって不可逆的でとりかえしのつかないことなんだな、お金というのはその人の価値観や人間性まであらわにしてしまうんだな、人間ってさびしいな、でもおかしくていとしいな、捨てたもんじゃないな。映画を観ているあいだずっと泣いたり笑ったり驚いたりで、めまぐるしくさまざまな感情を呼び起こされました。生きるのって悪くない。私のほかにもそう思ってくれる人がいるといいんだけど。
