メイキング写真には中野量太監督に花束を贈られ涙する姿も
映画『私はあなたを知らない、』早瀬憩の新カット解禁、滝藤賢一と原田美枝子が絶賛する魅力とは?
2026.07.23 13:00
©IDKYPs./Pyramide Productions
2026.07.23 13:00
8月28日(金)より公開される映画『私はあなたを知らない、』でヒロインを演じる早瀬憩の場面写真とメイキングカットが解禁された。
本作は『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)以来10年ぶりとなる中野量太の完全オリジナル脚本で描く、坂口健太郎主演の日仏共同製作ヒューマンサスペンス。天涯孤独だった夕平(坂口健太郎)は、職場にやってきたパート職員・紗月とその娘の朝子に出会い、これまで知らなかった”家族”という幸せの形に触れていく。だがその幸せを狂おしいまでに追い求めた末、夕平は愛する紗月を殺めてしまうという重い罪を犯す。それから13年後、成長した朝子が事件の真相を知るために夕平のもとを訪ねてくる。
朝子を演じる早瀬憩は、映画『違国日記』『あのコはだぁれ?』での好演により、第67回ブルーリボン賞新人賞や第16回TAMA映画賞最優秀新進女優賞に輝いた若手実力派。高校卒業後は俳優業に専念する道を選び、本作ではオーディションで映画初ヒロインの座を掴み取った。唯一の肉親だった祖母を亡くし天涯孤独となった朝子は、祖母のもとに毎年1通届いていた手紙を手掛かりに、事件の真相を追っていく役どころ。憎しみや戸惑いを抱えながらも、あの日の真実を求めて前へ進もうとする難役に早瀬は真正面から挑んだ。

プロデューサーの深瀬和美は、「早瀬さんは本当に真面目な方で、自身の撮影がない日にも、5歳の朝子を演じた倉田瑛茉さんの演技を見るために現場へ通い詰め、彼女の芝居を見守りながら役の感覚をつかもうとしていた」と振り返る。物語の展開に沿って撮影する順撮りが行われたこともあり、早瀬の中で少しずつ蓄積していった朝子としての感情。さらに倉田との時間を重ねたことで、終盤の面会室のシーン(坂口との共演)では思わず感極まる場面もあったといい、中野監督はその都度朝子の現在地へと導きながら撮影を重ねていった。
難役を演じ切った早瀬は、オールアップの声がかかり中野監督から「よくがんばりました」と花束を贈られると、張り詰めていた気持ちが一気にあふれ出し涙を流した。そして「朝子として生きられた時間は、とても幸せでした。自分の力量じゃ足りないことが多くて悩んだけど、温かい現場の皆さん、坂口さんや共演者の方々とお芝居ができて、すごく密な時間を過ごせました。本当に忘れないと思います」と、周囲への感謝を語ったという。

そんな早瀬の現場での佇まいには、共演のベテラン勢からも絶賛の声が寄せられた。事件当時に夕平を担当した弁護士役の滝藤賢一は、NHK連続テレビ小説『虎に翼』で早瀬の演技を見て以来「あの子と早く仕事したい」と切望していたといい、中野監督から「あの役(朝子)は憩ちゃん」と聞いた際は「中野さん、天才!」と思ったと明かす。現場を振り返り「彼女は現場から離れないというか、静かにそこにいて、役や作品のことをずっと考えているように見えた。この子とならやれるという信頼感があった」「どうやって役をつくるのか、聞きたかったぐらい良い俳優でした」と惜しみない称賛を贈った。朝子の祖母を演じた原田美枝子も「憩ちゃんはかわいい。新鮮な果物みたいな。素直な良い子に育っていますよね。お婆ちゃんとしても誇りです」と、劇中さながらの温かい眼差しを向けている。
今回到着したのは、朝子のさまざまな表情を捉えた場面カットのほか、紗月を演じる堀田真由らの撮影舞台裏カット。早瀬の膝の上に倉田が乗った密着ショットなど、劇中の緊迫感とは一転してキャスト陣の仲の良さが伝わる一枚のほか、早瀬が感極まって涙したクランクアップ時の貴重なメイキングカットも解禁となっている。

映画『私はあなたを知らない、』場面写真・メイキングカット ©IDKYPs./Pyramide Productions
